千葉県立保健医療大学はやばい?Fラン?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:42.5〜50.0(Tier C)

就職率:100%(就職希望者ベース・大学公式)

藤原の一言:「俺から見ると正直うらやましいレベル」

「千葉県立保健医療大学 やばい」——微妙なラインだよな。上を見ればMARCHや国公立上位がいるし、下を見ればギリセーフとも思える。そのモヤモヤ、わかる。

ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から見ると、正直うらやましいレベル。今いる場所の現実を、まずデータで確認してみよう。

千葉県立保健医療大学はFラン?偏差値と入試データで検証

まずは偏差値と入試の実態を確認しよう。千葉県立保健医療大学は健康科学部の単科大学で、看護・栄養・歯科衛生・リハビリテーション(理学療法・作業療法)の5学科・専攻がある。河合塾の偏差値は42.5〜50.0

学部別偏差値

学科・専攻 偏差値(河合塾)
栄養学科 50.0
看護学科 47.5
リハビリテーション学科(理学療法学専攻) 47.5
リハビリテーション学科(作業療法学専攻) 47.5
歯科衛生学科 42.5

出典:Kei-Net(河合塾提供・2026年度入試予想)

栄養学科が50.0で最も高く、歯科衛生学科が42.5で最も低い。共通テスト得点率は56%〜66%の範囲で、栄養学科が66%と最も高い水準を求められる。偏差値42.5〜50.0という数字は、公立大学の保健医療系としては標準的な水準だ。「Fラン」という検索が出てくるが、国公立大学でFランはまずありえない。共通テストで6割前後を取る必要がある時点で、誰でも入れる大学ではない

入試の競争状況も確認しておこう。

倍率推移(前期日程)

年度 倍率(前期・全学科)
2025年度 2.1〜3.8倍
2024年度 1.0〜2.9倍
2023年度 1.4〜2.9倍

出典:パスナビ(2023〜2025年度入試結果)

2025年度は理学療法学専攻が3.8倍、栄養学科が3.2倍と、人気学科では3倍以上の競争率になっている。国公立で前期一発勝負の中でこの倍率は決して低くない。2024年度の理学療法は1.0倍と年度によってばらつきがあるが、これは国公立の少人数学科ではよくあること。全体として見れば、毎年一定の競争がある入試だ。

千葉県立保健医療大学の就職実績

偏差値の次は就職データを確認しよう。保健医療系の大学だから、就職実績は国家資格の取得と直結する。ここが一番重要なポイントだ。

就職率

学科・専攻 卒業者数 就職率
看護学科 76 100%
栄養学科 23 100%
歯科衛生学科 23 100%
リハビリテーション学科(理学療法学専攻) 22 100%
リハビリテーション学科(作業療法学専攻) 24 100%
全体 168 100%

出典:千葉県立保健医療大学公式(2024年度卒業生・令和7年4月11日現在)

就職希望者166名中166名が就職。就職率100%。全学科で100%達成している。進学者2名を除く全員が就職を決めている計算だ。保健医療系の国家資格を取得して卒業するため、就職には非常に強い。「やばい」と検索される大学の実態がこれだ。

主要就職先

分野 主な就職先
大学病院 千葉大学医学部附属病院 / 東京科学大学病院 / 慶應義塾大学病院
公的病院 千葉県病院局(14名) / 船橋市立医療センター / 千葉県がんセンター
民間病院 東京歯科大学市川総合病院(11名) / 東京湾岸リハビリテーション病院 / 虎の門病院
公務員 千葉県 / 千葉市 / 船橋市 / 柏市 / 東京都 / 特別区

出典:千葉県立保健医療大学公式 / パスナビ(2024年3月卒業者実績)

千葉県病院局に14名、東京歯科大学市川総合病院に11名と、県内の主要病院への就職パイプが太い。千葉大学医学部附属病院や東京科学大学病院(旧・東京医科歯科大学病院)といった大学病院にも実績がある。慶應義塾大学病院や虎の門病院など、都内の有名病院への就職も見られる。

公務員としては千葉県・千葉市・船橋市・柏市のほか、東京都や特別区にも就職している。保健師や管理栄養士として行政の現場で働く道もしっかり確保されている。卒業生168名という小規模な大学で、これだけの就職先が並ぶのは、国家資格取得を前提とした教育の強みだ。

同偏差値帯の大学と比べると?

千葉県立保健医療大学の立ち位置を、同じ関東圏の公立保健医療系大学と比較してみよう。

大学名 偏差値帯 就職率 学費(4年概算)
千葉県立保健医療大学 42.5〜50.0 100% 約243万円
埼玉県立大学 45.0〜50.0 約99% 約270万円
神奈川県立保健福祉大学 47.5〜52.5 約99% 約228万円

出典:各大学公式 / Kei-Net(2024年度実績)

偏差値帯は3校とも40台後半〜50前後でほぼ同水準。就職率も3校とも99〜100%と極めて高い。公立の保健医療系大学は、どこも就職にはめっぽう強いのが特徴だ。

学費は千葉県立保健医療大学が4年間で約243万円(県内在住者)。私立の看護系大学が4年間で600〜700万円かかることを考えると、半額以下のコストで同等以上の就職実績を手にできる。埼玉県立大学の約270万円と比べてもやや安く、コストパフォーマンスは高い部類に入る。

「千葉県立保健医療大学 やばい」と検索される背景

ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人も多いと思う。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。

千葉県立保健医療大学が「やばい」と検索される背景には、偏差値の数字が一人歩きしている面がある。中堅帯に位置するため、上を見ればMARCHや千葉大学があり、下を見ればFランと呼ばれる帯がある。その“はざま”にいること自体が不安を生みやすい構造がある。

また、「県立」という名前の知名度の問題もある。千葉県の大学といえば千葉大学が圧倒的に有名で、千葉県立保健医療大学は一般的な知名度が高いとは言えない。2009年に開学した比較的新しい大学であることも、「聞いたことがない=やばいのでは」という印象につながりやすい。

さらに、歯科衛生学科の偏差値42.5という数字が「Fラン」というイメージを助長している可能性がある。ただし前述の通り、国公立大学でFランはありえない。共通テストで56%以上の得点率が求められる時点で、一定の学力選抜が機能している。

ただし、データを見ればわかる通り、千葉県立保健医療大学の実態は「やばい」というイメージとは異なる部分が多い。就職率100%、大学病院や公的病院への豊富な就職実績——これは「やばい」とは正反対の結果だ。

まとめ ― 配られたカードで戦うために

データを見ればわかる通り、千葉県立保健医療大学は不安に思うような大学じゃない。偏差値も就職実績もしっかりしてる。就職率100%で、千葉大学医学部附属病院や慶應義塾大学病院にも卒業生を送り込んでいる。

俺のFランよりずっと恵まれた環境にいる。全然どん底なんかじゃない。ここからいくらでも変えられるから、その環境を活かしてほしい。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

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