レイクランド大学はFラン?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:偏差値なし・BF相当(Tier A/米国大学日本校のため日本の偏差値基準は適用外)

就職率:公表データなし(卒業生の約6割が米国本校へ編入進学)

藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」

「レイクランド大学 Fラン」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。

でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、レイクランド大学の現実をデータで確認していこう。

レイクランド大学はFラン?偏差値と入試データで検証

まず最初に押さえておくべきポイントがある。レイクランド大学は米国ウィスコンシン州に本校を置くアメリカの大学であり、東京・墨田区にあるジャパン・キャンパスはその日本校だ。文部科学省の「外国大学等日本校」の指定を受けており、日本の大学とは制度そのものが異なる。

だから、日本の大学に使われる「偏差値」という指標はそもそも存在しない。河合塾やベネッセの偏差値ランキングにも載っていない。「Fラン」という言葉は日本の大学偏差値に基づくレッテルだから、厳密にはレイクランド大学に当てはまる概念ではない。ただし、入試の難易度が低いのは事実だ。その実態を見ていこう。

入試方式と課程構成

課程 内容 入試科目
英語研修課程(EAP) 大学レベルの英語力を養成(5段階レベル別) 英語・調査書・面接
教養課程(Academic Program) 米国本校と同じ正規課程・準学士号取得可 英語・調査書・面接

出典:レイクランド大学ジャパン・キャンパス公式(2025年度募集要項)

レイクランド大学には日本の大学のような「学部」の区分がない。入学後に英語研修課程か教養課程のどちらかに配属され、教養課程を修了すると米国大学の準学士号(Associate of Arts)が授与される。入試は英語・調査書・面接の3点で、筆記試験で落とすというよりも面接重視の選考だ。英検準2級〜2級レベルの英語力があれば、極端に成績が悪くない限り不合格になることはほぼないと言われている。

入試方式は特待生入試・AO入試・推薦入試・一般入試の4種類。入学時期も9月・1月・4月の年3回あり、入口のハードルが低いのは間違いない。ただし、入学後の授業は全て英語で行われるため、入ってからが本番という側面が強い大学だ。

倍率推移

年度 倍率
公表データなし(大学公式で倍率非公開)

出典:レイクランド大学ジャパン・キャンパス公式

レイクランド大学は米国大学の制度で運営されているため、日本の大学のような志願者数・合格者数ベースの倍率データは公表されていない。参考までに、米国本校の合格率は約66%とされている。ジャパン・キャンパスの入試難易度は本校より低いと言われており、実質的にはほぼ全入に近い水準だと見てよいだろう。

学生数は約250名。半数以上が海外からの留学生で、日本人学生は半数以下。少人数制の授業環境は、大規模な日本の大学にはない特徴でもある。

レイクランド大学の就職実績

レイクランド大学ジャパン・キャンパスの進路を理解するには、まずこの大学の構造を知る必要がある。ジャパン・キャンパスは2年制の課程であり、修了後は米国本校や他の海外大学に編入して4年制の学士号を取得するのが基本ルートだ。つまり、ジャパン・キャンパスから直接就職する学生はごく少数で、ほとんどが「編入→学士取得→就職」という流れを辿る。

卒業後の進路

進路 割合
レイクランド大学本校(米国ウィスコンシン州)へ編入 約60%
米国・カナダの他大学へ編入 約30%
日本の大学3年次編入・その他 約10%

出典:レイクランド大学ジャパン・キャンパス公式

卒業生の約6割が米国本校に進学し、残りは他の海外大学や日本の大学への編入を選ぶ。ジャパン・キャンパスを卒業した時点で準学士号を持っているため、米国本校の3年次(Junior)にそのまま編入できる。卒業した全学生が本校への進学資格を持つというのは、この大学の大きな強みだ。

主要就職先(学士号取得後)

業界 主な就職先
流通・サービス 外資系企業を中心に多数
メーカー グローバル展開する日系・外資系メーカー
金融 外資系金融機関・日系金融機関
その他 IT・コンサルティング・教育など多岐にわたる

出典:レイクランド大学ジャパン・キャンパス公式

具体的な企業名の一覧は大学公式で公表されていないが、米国大学の学士号+実践的な英語力を武器に、外資系企業への就職に強いとされている。日本の大学のように「就職率○○%」という数字が出てこないのは、卒業→即就職ではなく、編入→学士取得→就職という二段階のルートを辿るからだ。

この構造を理解せずに「就職データがない=就職できない」と判断するのは早計。海外大学で学位を取得した後の就職活動では、英語力と海外経験が大きな武器になる。

同タイプの大学と比べると?

レイクランド大学は日本の一般的な大学とは制度が異なるため、同じ「外国大学日本校」であるテンプル大学ジャパンキャンパスと、英語教育に強い神田外語大学と比較してみよう。

大学名 偏差値帯 就職率 学費(初年度)
レイクランド大学ジャパン 偏差値なし(米国大学) 公表データなし 約216〜258万円
テンプル大学ジャパン 偏差値なし(米国大学) 約97% 約176万円
神田外語大学 37.5〜50.0 92.8% 約152万円

出典:各大学公式(2025年度実績)

同じ米国大学日本校であるテンプル大学ジャパンと比べると、学費はレイクランドの方が高い。テンプル大学は4年制で学士号まで日本で取れるのに対し、レイクランドは2年制で準学士号まで。その後の米国本校での学費も加算されるため、トータルコストではさらに差が開く。

ただし、テンプル大学は入学にGPA3.0以上やTOEFL iBT 53〜79点が必要なのに対し、レイクランドは英検準2級レベルから入学可能。英語力に自信がない段階からでもスタートできるのが、レイクランドの最大の特徴だ。

神田外語大学は日本の大学だから制度がまるで違うが、「英語を武器にした就職」という出口が共通している。学費は神田外語が最も安く、日本の就活システムの中で動ける安心感もある。一方で、米国大学の学位と海外生活経験はレイクランドにしかない武器だ。何を重視するかで選択は変わる。

「レイクランド大学 Fラン」と検索される背景

ここまでデータを見てきて、レイクランド大学が一般的な日本の大学とは全く別の仕組みで動いていることがわかったと思う。じゃあなぜ「Fラン」と検索されるのか。

最大の理由は、入試のハードルの低さだ。出願すれば基本的に合格できる入試制度は、日本の感覚だとBF(ボーダーフリー)そのもの。偏差値という物差しで測れない大学だが、入口の難易度だけ見れば「Fラン」と呼ばれても仕方ない部分はある。

もう一つは、「外国大学日本校」という制度の知名度の低さだ。文部科学省が正式に指定した教育機関であること、日本の大学と同じ通学定期や奨学金が使えること、卒業すれば「大卒」扱いになること——こうした事実を知らない人は多い。名前を聞いたことがないだけで「怪しい大学」というイメージを持たれやすい構造がある。

さらに、テンプル大学ジャパンという知名度の高い先輩格の存在も影響している。「米国大学の日本校ならテンプル」というイメージが強いぶん、レイクランドは「テンプルに行けなかった人の受け皿」と見られがちだ。実際にレイクランドからテンプルに編入するルートも存在するため、この認識は完全に間違いとは言えない。

ただし、データを見ればわかる通り、レイクランド大学の実態は「ただのFラン」とは異なる部分も多い。入口は広いが、授業は全て英語。修了すれば米国大学の正規の学位が手に入る。日本の偏差値ランキングの外にある大学だからこそ、偏差値だけで測れない価値がある。

まとめ ― 配られたカードで戦うために

偏差値で測れない大学だからこそ、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。

でも、全然どん底なんかじゃない。レイクランド大学には「英語力ゼロからでも米国大学の学位を取れる」という、日本の大学にはないルートがある。入口の偏差値がない代わりに、出口では米国大学卒の肩書きと実践的な英語力が手に入る。

俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

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