偏差値帯:50.0〜52.5(Tier C)
就職率:90.8%(卒業者ベース・Kei-Net)
藤原の一言:「俺から見ると正直うらやましいレベル」
「高崎経済大学 恥ずかしい」——微妙なラインだよな。上を見ればMARCHや旧帝がいるし、下を見ればギリセーフとも思える。そのモヤモヤ、わかる。
ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から見ると、正直うらやましいレベル。今いる場所の現実を、まずデータで確認してみよう。
高崎経済大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まず結論から言うと、高崎経済大学をFランと呼ぶのは定義的にありえない。Fラン=ボーダーフリー(BF)は偏差値35未満を指す。高崎経済大学の偏差値帯は河合塾の数値で50.0〜52.5。BFから15ポイント以上離れている。
学部別偏差値
| 学部・学科 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 経済学部 経済学科(前期) | 50.0 |
| 経済学部 経済学科(中期) | 52.5 |
| 地域政策学部(5教科・前期) | 50.0 |
| 地域政策学部(3教科・前期) | 52.5 |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
偏差値50は全受験生のちょうど真ん中。52.5ならやや上位。全国の受験生の上半分に位置する大学だ。共通テスト得点率も60〜73%と、相応の学力が求められる。これを「Fラン」と呼ぶ人がいるとしたら、偏差値の定義を理解していない。
入試の倍率も確認しておこう。
倍率推移(過去3年)
| 年度 | 経済学部(前期/中期) | 地域政策学部(前期/後期) |
|---|---|---|
| 2026年度 | 2.6倍 / 3.0倍 | 2.8倍 / 3.1倍 |
| 2025年度 | 3.1倍 / 3.2倍 | 2.5倍 / 2.9倍 |
| 2024年度 | 2.6倍 / 2.5倍 | 2.5倍 / 2.7倍 |
出典:高崎経済大学公式 入試結果データ
経済学部の中期日程は全国から志願者が集まる。2025年度は3,050名が出願して合格者は513名、倍率3.2倍。国公立大学は受験機会が限られる中でこの数字だ。「誰でも受かる」大学ではないことは、データが証明している。
ちなみに、高崎経済大学は群馬県高崎市に本部を置く公立大学だ。経済学部と地域政策学部の2学部構成で、公務員就職に強いことで知られている。経済系に特化した公立大学としては全国的に珍しい存在。高崎駅からバスで約20分の立地で、都内からの通学も不可能ではない距離にある。
高崎経済大学の就職実績
高崎経済大学の特徴は、公務員就職に圧倒的に強いこと。群馬県庁・高崎市役所への就職者数は、同規模の大学の中でもトップクラスだ。就職データを確認しよう。
学科別就職率
| 学科 | 卒業者数 | 就職者数 | 就職率(卒業者ベース) |
|---|---|---|---|
| 地域政策学科 | 175 | 164 | 93.7% |
| 国際学科 | 76 | 71 | 93.4% |
| 経営学科 | 206 | 191 | 92.7% |
| 地域づくり学科 | 163 | 146 | 89.6% |
| 観光政策学科 | 109 | 97 | 89.0% |
| 経済学科 | 167 | 145 | 86.8% |
| 全体 | 896 | 814 | 90.8% |
出典:河合塾Kei-Net大学検索システム(2024年度卒業者実績)
全体の卒業者ベース就職率は90.8%。「低くない?」と思った人がいるかもしれないが、これには理由がある。高崎経済大学は公務員試験の浪人生が一定数含まれる大学だ。卒業時点で公務員試験に再挑戦中の学生がいるため、卒業者ベースの数字はやや低く出る。就職を希望した学生に対する就職決定率はさらに高い水準にある。地域政策学科の93.7%、国際学科の93.4%は、卒業者ベースでこの数字だから相当優秀だ。
主要就職先
| 分野 | 主な就職先 |
|---|---|
| 公務員 | 群馬県庁(16名)/ 高崎市役所 / 長野県庁 |
| 金融 | 群馬銀行 / しののめ信用金庫 / 高崎信用金庫 / 足利銀行 / 東和銀行 |
| 運輸 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
| 保険 | 東京海上日動火災保険 |
| メーカー | 富士フイルムビジネスイノベーションジャパン / オープンハウスグループ |
| 公的機関 | 日本政策金融公庫 / 日本年金機構 |
出典:パスナビ(2025年3月卒業者実績)
群馬県庁への就職が経済学部7名+地域政策学部9名の計16名。高崎市役所にも両学部から多数就職している。地方公務員への就職パイプが太いのは、この大学の最大の武器だ。
金融では群馬銀行を筆頭に、地銀・信金への就職が厚い。民間でもJR東日本、東京海上日動、富士フイルム系列、日本政策金融公庫と、全国区の企業名が並ぶ。「恥ずかしい」と検索される大学の実態としては、かなり堅実な就職実績だ。
同偏差値帯の大学と比べると?
高崎経済大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同偏差値帯の公立大学と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率(卒業者ベース) | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 高崎経済大学 | 50.0〜52.5 | 90.8% | 約237万円 |
| 都留文科大学 | 50.0 | 86.3% | 約240万円 |
出典:各大学公式 / Kei-Net(2024年度卒業者実績)
同じ偏差値50帯の公立大学と比較すると、高崎経済大学の卒業者ベース就職率は約5ポイント上回っている。学費はどちらも公立大学としてほぼ同水準だ。公務員就職に強い高崎経済の特性が、この数字に反映されている。
さらに注目すべきは学費のコストパフォーマンスだ。同偏差値帯の関東私大の学費が4年間で約400〜450万円であることを考えると、高崎経済大学の約237万円は半額近い。公立大学ならではの圧倒的なコスパは、この大学を選ぶ最大の理由の一つだ。
「高崎経済大学 恥ずかしい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人も多いと思う。じゃあなぜ「恥ずかしい」と検索されるのか。
中位以上の偏差値にもかかわらず検索されるのは、MARCHや上位国公立との比較で「もっと上に行けたのでは」という意識が働くからだ。偏差値50前後は、上を見ればMARCH(偏差値55〜62.5)があり、「あと少し」と感じやすいゾーンにいる。
加えて、高崎経済大学には固有の事情もある。「経済大学」という名前から、小規模な単科大学と思われがちだ。実際には2学部6学科を擁する総合型の大学だが、名前だけで判断されてしまうケースがある。また、「群馬の大学」という立地イメージも、東京や神奈川の大学と比べると知名度で不利に働く。
もう一つ、「Fラン」という検索が出てくる背景には、「公立大学=レベルが高い」という先入観と偏差値50前後という数字のギャップがある。旧帝大や一部の有名公立大学と比較されて、「公立なのに偏差値50?」と短絡的に判断されてしまう構造だ。
ただし、データを見ればわかる通り、高崎経済大学の実態はその検索イメージとは異なる部分が多い。群馬県庁に16名、地銀・金融・JR東日本——これは「恥ずかしい」では片づけられない実績だ。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
データを見ればわかる通り、高崎経済大学は不安に思うような大学じゃない。偏差値も就職実績もしっかりしてる。公務員就職への強さと学費の安さ。この2つだけでも、選ぶ価値は十分にある。
俺のFランよりずっと恵まれた環境にいる。全然どん底なんかじゃない。ここからいくらでも変えられるから、その環境を活かしてほしい。
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