日本赤十字看護大学はFラン?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:47.5(Tier C)

就職率:100%(看護学部・就職希望者ベース)

藤原の一言:「俺から見ると正直うらやましいレベル」

更新日:2026年4月 | 出典:日本赤十字看護大学公式 / マナビジョン / パスナビ / Kei-Net

「日本赤十字看護大学 Fラン」——微妙なラインだよな。上を見れば聖路加や慶應看護がいるし、下を見ればギリセーフとも思える。そのモヤモヤ、わかる。

ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から見ると、正直うらやましいレベル。今いる場所の現実を、まずデータで確認してみよう。

日本赤十字看護大学はFラン?偏差値と入試データで検証

まずは偏差値と入試の実態を確認しよう。日本赤十字看護大学の河合塾偏差値は看護学部・さいたま看護学部ともに47.5。看護系の単科大学としてはしっかりした水準にある。

学部別偏差値

学部 偏差値(河合塾) 共テ得点率
看護学部(広尾キャンパス) 47.5 70〜72%
さいたま看護学部(大宮キャンパス) 47.5 63〜67%

出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)

偏差値47.5はBF(ボーダーフリー)とは程遠い数字だ。共通テスト得点率も看護学部で70%超えが求められる。「Fラン」と検索されること自体が的外れな水準にいる。ベネッセの偏差値だと57〜62で表示されるから、模試によって印象がかなり変わる。偏差値はあくまで入試難易度の指標であって、大学の価値を測るものじゃない。

次に倍率を見てみよう。「Fラン=誰でも入れる」なら倍率は1倍前後のはず。実際はどうか。

倍率推移

年度 看護学部(一般選抜) さいたま看護学部(一般選抜)
2025年度 3.4倍 3.6倍
2024年度 3.1倍 2.8倍

出典:パスナビ(2024・2025年度入試結果)

一般選抜で倍率3倍以上。2025年度は看護学部で志願者873名に対し合格者257名、さいたま看護学部は志願者579名に対し合格者159名。3人に2人は落ちる計算だ。共通テスト利用に至っては看護学部5.6倍、さいたま看護学部4.8倍。「誰でも入れる」とは到底言えない数字だ。

日本赤十字看護大学の就職実績

看護大学の真価は卒業後にわかる。国家試験の合格率と就職先を見れば、その大学の教育力が数字で証明される。

就職率

学部 卒業者数 就職希望者数 就職者数 就職率
看護学部 143 134 134 100%
さいたま看護学部 88 84 82 97.6%

出典:パスナビ(2025年3月卒業者実績)

看護学部の就職率は100%。就職を希望した134名全員が就職している。さいたま看護学部も97.6%と高水準。看護師という国家資格を取得した上での就職だから、数字の裏付けが他の学部系統とは全く違う。

主要就職先

学部 主な就職先
看護学部 日本赤十字社医療センター(39名) / 大森赤十字病院(14名) / 武蔵野赤十字病院(13名) / 成田赤十字病院(9名) / 横浜市立みなと赤十字病院(6名) / 東京大学医学部附属病院(5名) / 東京都立病院機構(5名) / 国立国際医療研究センター(4名) / 虎の門病院(4名)
さいたま看護学部 さいたま赤十字病院(23名) / 武蔵野赤十字病院(5名) / 日本赤十字社医療センター(4名) / 東京大学医学部附属病院(4名)

出典:パスナビ / 日本赤十字看護大学公式(2025年3月卒業者実績)

日本赤十字社医療センターに39名、大森赤十字病院に14名、武蔵野赤十字病院に13名——赤十字病院への圧倒的な就職パイプがこの大学の最大の武器だ。東京大学医学部附属病院や国立国際医療研究センターといった国内トップクラスの医療機関にも複数名が就職している。

日本赤十字社は全国に91の病院を運営する日本最大級の医療ネットワーク。その看護師養成の本丸がこの大学だ。毎年年度初めには赤十字関連病院の参加による病院説明会が開催される。就職支援の仕組みが制度として整っている点は、他の看護大学にはない強みだ。

同偏差値帯の大学と比べると?

日本赤十字看護大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ偏差値帯の関東圏の私立看護系大学と比較してみよう。

大学名 偏差値 就職率 学費(4年概算)
日本赤十字看護大学(看護学部) 47.5 100% 約646万円
杏林大学 保健学部看護学科 45.0〜50.0 公表データなし 約630万円
東京医療保健大学 東が丘看護学部 45.0〜47.5 100% 約712万円

出典:各大学公式 / パスナビ(2025〜2026年度データ)

偏差値はほぼ同水準。就職率もどこも高い。注目すべきは学費だ。日本赤十字看護大学は4年間で約646万円。東京医療保健大学より約66万円安い。さいたま看護学部を選べば4年間で約622万円とさらに抑えられる。

さらに、日本赤十字看護大学には赤十字病院への就職パイプという他大学にはない独自の強みがある。全国91の赤十字病院とのネットワークは、単なる就職率の数字以上の安心材料だ。広尾キャンパスは東京の一等地にあり、実習環境のアクセスも申し分ない。

「日本赤十字看護大学 Fラン」と検索される背景

ここまでデータを見てきて、Fランとは到底言えないことはわかったと思う。じゃあなぜ検索されるのか。

日本赤十字看護大学が「Fラン」と検索される背景には、偏差値の数字が一人歩きしている面がある。中位以上の偏差値にもかかわらず検索されるのは、聖路加国際大学(偏差値57.5)や慶應義塾大学看護医療学部といった上位校との比較で「もっと上に行けたのでは」という意識が働くからだ。

加えて、「看護大学」という単科大学の知名度の問題もある。総合大学と違い、一般的な知名度で語られることが少ないため、「聞いたことがない=Fラン?」という短絡的なイメージが生まれやすい。しかし看護系の世界では、日本赤十字看護大学は赤十字の名を冠した伝統校として確固たる地位がある。1986年の開学以来、卒業生は3,900名を超え、全国の医療現場で活躍している。

ただし、データを見ればわかる通り、日本赤十字看護大学の実態は「Fラン」とは全く異なる。偏差値47.5、倍率3倍超、就職率100%——どの指標を取っても、検索イメージとは異なる部分が多い。

まとめ ― 配られたカードで戦うために

データを見ればわかる通り、日本赤十字看護大学は不安に思うような大学じゃない。偏差値も就職実績もしっかりしてる。倍率3倍以上、就職率100%、赤十字病院への圧倒的な就職パイプ。「Fラン」という検索ワードとは真逆の実態がそこにある。

俺のFランよりずっと恵まれた環境にいる。全然どん底なんかじゃない。ここからいくらでも変えられるから、その環境を活かしてほしい。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

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