偏差値帯:45.0〜47.5(Tier C)
就職率:進路決定率97.1%(薬剤師国試新卒合格率81.2%)
藤原の一言:「俺から見ると正直うらやましいレベル」
「昭和薬科大学 Fラン」——微妙なラインだよな。上を見れば星薬科や北里がいるし、下を見ればギリセーフとも思える。そのモヤモヤ、わかる。
ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から見ると、正直うらやましいレベル。今いる場所の現実を、まずデータで確認してみよう。
昭和薬科大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。昭和薬科大学は薬学部のみの単科大学で、河合塾の偏差値は45.0〜47.5。入試方式によって若干の幅がある。
学部別偏差値
| 学部・入試方式 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 薬学部 薬学科(B方式・一般) | 45.0 |
| 薬学部 薬学科(C方式・共テ併用) | 47.5 |
| 薬学部 薬学科(D方式・共テ併用) | 45.0 |
| 薬学部 薬学科(A方式・共テ利用) | 共テ得点率56% |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
偏差値45.0〜47.5は、私立薬学部の中では中堅どころに位置する。BF(ボーダーフリー)近辺の薬学部がいくつもある中で、この偏差値帯をキープしているのは「Fラン」とは言いにくい水準だ。共通テスト得点率も56〜58%と、半分以上の正答率が求められる。
「Fラン」の定義はBF(ボーダーフリー)、つまり受験すればほぼ全員合格する大学を指すのが一般的。昭和薬科大学はBFではなく、明確にボーダーラインが存在する大学だ。この時点で「Fラン」には当てはまらない。
倍率でも確認しておこう。
倍率推移
| 年度 | 倍率(一般選抜・全体) |
|---|---|
| 2025年度 | 2.2倍 |
| 2024年度 | 2.0倍 |
| 2023年度 | 2.6倍 |
出典:昭和薬科大学公式 入試結果 / パスナビ
一般選抜の倍率は2〜3倍台で推移している。2023年度は2.6倍と、約3人に1人が不合格になる水準だった。「誰でも受かる」レベルではないことは、数字が証明している。
ちなみに、昭和薬科大学は1930年創立で90年以上の歴史を持つ薬科大学だ。町田市にキャンパスを構え、卒業生は約1万5,000人。歴史と実績のある大学であることも覚えておいてほしい。
昭和薬科大学の就職実績
偏差値が中堅でも、薬学部の出口戦略は一般学部とは少し違う。薬剤師国家試験に合格すれば、薬剤師として手堅い就職が待っている。まずは国家試験合格率と進路データを確認しよう。
就職率・国家試験合格率
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 卒業者数(2024年度) | 203名 |
| 就職者数 | 167名 |
| 進学者数 | 4名 |
| 進路決定率 | 97.1% |
| 薬剤師国試合格率・新卒(第110回) | 81.2% |
| 薬剤師国試合格率・新卒(第109回) | 83.1% |
| 薬剤師国試合格率・新卒(第108回) | 83.3% |
出典:昭和薬科大学公式 / 河合塾Kei-Net(2024年度卒業者実績)
進路決定率97.1%。薬剤師国家試験の新卒合格率は3年連続で80%超を維持している。全国平均(第110回・新卒で約85%前後)と比較しても大きく見劣りしない水準だ。8割以上の学生が第一志望の就職先から内定を得ているという公式発表もある。
薬学部の場合、「就職率」を語るには国家試験合格率がセットになる。試験に受からないと薬剤師として就職できないからだ。昭和薬科大学は入学時から国試対策を組み込んだカリキュラムを整えており、この合格率に直結している。
主要就職先
| 分野 | 主な就職先 |
|---|---|
| 調剤薬局 | アインホールディングス25名 / 日本調剤12名 / 薬樹9名 / 総合メディカル7名 |
| ドラッグストア | クリエイトエス・ディー19名 / スギ薬局12名 / ウエルシア薬局8名 / サンドラッグ5名 |
| 病院 | 聖マリアンナ医科大学病院 / 大学附属病院 / 公立病院 |
| 製薬企業 | 武田薬品工業 / 大塚製薬 ほか |
| 公務員・行政 | 厚生労働省 / 各都道府県(薬事行政) |
出典:パスナビ / 昭和薬科大学公式(2024年3月卒業者実績)
アインホールディングス25名、クリエイトエス・ディー19名、スギ薬局12名——調剤薬局・ドラッグストア大手への就職実績が際立っている。これは薬学部として王道の進路であり、国家資格を持っているからこその安定した就職先だ。
さらに病院薬剤師や製薬企業、厚生労働省への就職実績もある。薬剤師という国家資格が就職の強力な武器になっていることがわかる。一般学部とは就職の構造が根本的に違う。「Fランだから就職できない」という不安とは無縁の世界だ。
同偏差値帯の大学と比べると?
昭和薬科大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ偏差値帯の関東圏の私立薬学部と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 進路決定率 | 学費(6年概算) |
|---|---|---|---|
| 昭和薬科大学 | 45.0〜47.5 | 97.1% | 約1,280万円 |
| 日本大学(薬学部) | 42.5〜50.0 | ほぼ100% | 約1,340万円 |
| 東京薬科大学 | 50.0〜57.5 | 99.4% | 約1,215万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度実績)
日本大学薬学部は偏差値帯が近く、14年連続で就職内定率100%を達成している。東京薬科大学はやや偏差値が上だが、同じ薬科大学として比較対象になりやすい。進路決定率はいずれの大学も97%以上と高水準だ。
学費は6年間で約1,200〜1,340万円。昭和薬科大学は約1,280万円で、私立薬学部の中では標準的な水準。特待生制度により授業料の全額・半額減免もある。6年間の投資は大きいが、卒業後に薬剤師として安定した収入を得られることを考えれば、回収は十分に見込める。
「昭和薬科大学 Fラン」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「Fラン」と検索されるのか。
中堅帯に位置するため、上を見れば北里大学や星薬科大学があり、下を見ればBFの薬学部がある。その“はざま”にいること自体が不安を生みやすい構造がある。さらに「薬学部なのにこの偏差値?」という誤解も根深い。医療系学部は高偏差値というイメージが強いため、45前後の偏差値を見ただけで「Fラン」と判断されてしまうことがある。
もう一つの背景は、私立薬学部全体の偏差値構造だ。私立薬学部にはBF〜偏差値70近くまで幅広い大学が存在する。その中で偏差値45前後は「中の下」に見えるかもしれないが、実際にはボーダーフリーではなく、倍率2倍以上の選抜が行われている。偏差値の数字だけが一人歩きして、大学の実態と乖離したイメージが作られている面がある。
ただし、データを見ればわかる通り、昭和薬科大学の実態は「Fラン」というイメージとは異なる部分が多い。国家試験合格率80%超、進路決定率97.1%、大手調剤薬局・製薬企業への就職実績——これは「Fラン」では片づけられない成果だ。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
データを見ればわかる通り、昭和薬科大学は不安に思うような大学じゃない。偏差値も就職実績もしっかりしてる。国家試験合格率80%超、進路決定率97.1%、そして薬剤師という一生モノの国家資格が手に入る環境だ。
俺のFランよりずっと恵まれた環境にいる。全然どん底なんかじゃない。ここからいくらでも変えられるから、その環境を活かしてほしい。
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