偏差値帯:50.0〜58.0(Tier C)
就職率:97.2%(薬学科・就職希望者ベース)
藤原の一言:「俺から見ると正直うらやましいレベル」
「明治薬科大学 やばい」——微妙なラインだよな。上を見れば慶應や北里の薬学部があるし、下を見れば定員割れの薬科大学もある。そのモヤモヤ、わかる。
ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から見ると、正直うらやましいレベル。今いる場所の現実を、まずデータで確認してみよう。
明治薬科大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値と入試の実態を確認しよう。明治薬科大学は薬学部のみの単科大学で、薬学科(6年制)と生命創薬科学科(4年制)の2学科がある。河合塾の偏差値は50.0〜58.0。学科によって幅がある。
学科別偏差値
| 学科 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 薬学科(6年制) | 56.0〜58.0 |
| 生命創薬科学科(4年制) | 50.0〜54.0 |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
薬学科(6年制)は偏差値56〜58。これは私立薬学部の中でも上位グループに位置する水準だ。生命創薬科学科は50〜54だが、こちらは4年制で大学院進学を前提とした研究志向の学科。どちらの学科もFランとは程遠い偏差値帯にいる。
共通テスト得点率は薬学科で68〜74%、生命創薬科学科で62〜63%。俺の大学の入試とは比べ物にならない水準だ。「やばい」「Fラン」と検索されているのを見ると、正直驚く。
入試倍率も確認しておこう。
倍率推移
| 入試方式 | 2025年度 | 2024年度 |
|---|---|---|
| B方式前期(薬学科) | 3.1倍 | 3.5倍 |
| B方式後期(薬学科) | 4.6倍 | 5.2倍 |
| B方式前期(生命創薬科学科) | 2.0倍 | データ非公開 |
| B方式後期(生命創薬科学科) | 1.5倍 | データ非公開 |
出典:パスナビ(2025年度・2024年度入試結果)
薬学科のB方式前期は3倍台、後期は4〜5倍台。受験生の3人に1人しか受からない水準だ。「誰でも受かる」レベルではまったくない。生命創薬科学科は倍率がやや低いが、定員が少なく志望者層が研究志向に偏るためで、入試が簡単というわけではない。
明治薬科大学の就職実績
偏差値だけ見ても不安は消えないだろう。次は卒業後のデータを見てみよう。薬科大学だけあって、就職先の特徴がはっきりしている。
就職率
| 学科 | 卒業者数 | 就職者数 | 進学者数 | 就職率(就職希望者ベース) |
|---|---|---|---|---|
| 薬学科(6年制) | 296 | 282 | 4 | 97.2% |
| 生命創薬科学科(4年制) | 54 | 7 | 43 | 77.8% |
出典:パスナビ(2025年3月卒業者実績)
薬学科の就職率は97.2%。生命創薬科学科の数字が低く見えるが、これは卒業者54名中43名(約80%)が大学院に進学しているため。就職を選んだ学生のほとんどが内定を得ている構造だ。進学先には北海道大学、筑波大学、千葉大学、金沢大学の各大学院が含まれており、研究者としてのキャリアパスも太い。
さらに注目すべきは薬剤師国家試験の新卒合格率87.2%(2025年・第110回)。前年の第109回は89.7%。累計では第1期から第14期までの卒業生で96.9%という実績を維持している。薬科大学としての教育力は数字が証明している。
主要就職先
| 分野 | 主な就職先 |
|---|---|
| ドラッグストア | ウエルシアHD / スギHD / マツキヨココカラ&カンパニー / サンドラッグ / ツルハ |
| 調剤薬局 | 日本調剤 / アインHD / 薬樹 / たんぽぽ薬局 / I&H(阪神調剤グループ) |
| 病院 | 国立がん研究センター東病院 / 東京医科歯科大学病院 / 慶應義塾大学病院 / 順天堂大学医学部附属順天堂医院 |
| 製薬企業 | 武田薬品工業 / アステラス製薬 / 第一三共 / 中外製薬 / 大塚製薬 |
| 公務員・その他 | 厚生労働省麻薬取締部 / 川崎市 / IBM / DeNA |
出典:明治薬科大学公式(2024年3月卒業者実績)
武田薬品工業、第一三共、アステラス製薬、中外製薬——国内製薬大手への就職実績がしっかりある。国立がん研究センター東病院や慶應病院など、大規模病院への実績も注目に値する。厚生労働省の麻薬取締部に就職する卒業生もいて、薬学の専門性を活かしたキャリアの幅は広い。
ドラッグストアや調剤薬局が就職先の中心ではあるが、これは薬科大学全体の傾向であって明治薬科大学に限った話ではない。むしろウエルシアHDやスギHDといった大手チェーンへの就職が多いのは、業界内での大学の評価が高い証拠だ。
同偏差値帯の大学と比べると?
明治薬科大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ首都圏の私立薬科大学と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(6年概算) |
|---|---|---|---|
| 明治薬科大学 | 50.0〜58.0 | 97.2%※1 | 約1,190万円 |
| 北里大学(薬学部) | 52.5〜55.0 | 100%※1 | 約1,278万円 |
| 星薬科大学 | 52.5〜55.0 | 84.1%※2 | 約1,198万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度実績)
※1 就職希望者ベース ※2 全卒業者ベース(進学者・国試浪人含む)
偏差値帯は3校ともほぼ同水準。注目すべきは学費だ。明治薬科大学の6年間の学費は約1,190万円。北里大学より約90万円、星薬科大学と比べても約8万円安い。私立薬学部の中では学費の安さが際立つ大学だ。
星薬科大学の就職率が低く見えるが、これは全卒業者ベース(薬剤師国試の浪人生や進学者を含む)での計算であり、就職希望者ベースでは高水準と考えられる。薬科大学の就職率を比較する際は、計算基準の違いに注意が必要だ。
明治薬科大学は1902年創立で、薬科大学としては120年以上の歴史を持つ。東京都清瀬市にキャンパスがあり、池袋から西武池袋線で約25分というアクセス。都心の喧騒から離れた環境で、薬学の研究・学習に集中できる立地だ。
「明治薬科大学 やばい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「やばい」と検索される理由がピンとこない人も多いと思う。実態はどうか。
明治薬科大学が「やばい」「Fラン」と検索される背景には、偏差値の数字が一人歩きしている面がある。生命創薬科学科の偏差値50.0という数字だけが切り取られて、大学全体が低く見られがちな構造だ。実際には薬学科は偏差値56〜58で、私立薬学部の中でも上位に位置している。
もう一つの原因は、「明治」の名前から明治大学との混同が起こりやすいこと。明治大学は総合大学として知名度が圧倒的に高い。一方で明治薬科大学は薬学部のみの単科大学であり、一般的な知名度では劣る。名前が似ていることで比較されやすく、「明治大学の下位互換では?」という誤解が生まれやすい。実際には両者は全くの別法人で、設立経緯も歴史も異なる。
さらに、近年は薬学部全体の人気が変動しており、「薬学部=安泰」という時代から「薬剤師は飽和するのでは」という不安が広がっている。この業界全体の空気感が、明治薬科大学に限らず薬科大学全般への「やばい」検索を増やしている側面もある。
ただ、データを見ればわかる通り、明治薬科大学は偏差値も就職率も国試合格率もしっかりした数字を出している。Fランとは程遠い大学だ。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
データを見ればわかる通り、明治薬科大学は不安に思うような大学じゃない。偏差値50〜58、就職率97.2%、薬剤師国試の累計合格率96.9%。武田薬品や第一三共への就職実績、国立がん研究センターへの就職——実力は数字が証明している。
俺のFランよりずっと恵まれた環境にいる。全然どん底なんかじゃない。ここからいくらでも変えられるから、その環境を活かしてほしい。
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