香川大学は恥ずかしい?やばい?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:42.5〜62.5(Tier C)

就職率:98.7%(就職希望者ベース・パスナビ)

藤原の一言:「俺から見ると正直うらやましいレベル」

更新日:2026年4月 | 出典:香川大学公式 / マナビジョン / パスナビ / Kei-Net

「香川大学 恥ずかしい」——微妙なラインだよな。上を見れば旧帝や神戸大がいるし、下を見れば「国立なんだからマシだろ」とも思える。そのモヤモヤ、わかる。

ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から見ると、正直うらやましいレベル。今いる場所の現実を、まずデータで確認してみよう。

香川大学はFラン?偏差値と入試データで検証

まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。香川大学は四国に4つある国立大学の一つで、6学部を擁する総合大学だ。河合塾の偏差値は42.5〜62.5。学部によって大きく幅がある。

学部別偏差値

学部 偏差値(河合塾)
医学部(医学科) 62.5
法学部 52.5
医学部(看護学科) 52.5
医学部(臨床心理学科) 52.5
教育学部 50.0
経済学部 50.0
農学部 47.5
創造工学部 42.5〜47.5

出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)

医学部医学科は62.5と、地方国立医学部として十分な難易度。法学部・経済学部は50.0〜52.5で、これは全国の国立大学の中で標準的な水準だ。創造工学部の42.5は確かに低く見えるが、国立大学の理工系は共通テスト+二次試験の負担があるから、私大の偏差値42.5とは意味が違う。

国立大学に「Fラン」というレッテルを貼ること自体、的外れだと俺は思う。共通テスト得点率は53%〜82%。少なくとも5教科7科目を受験して合格している時点で、「誰でも入れる」大学ではない

次に、入試の倍率を見てみよう。

倍率推移

年度 倍率(一般選抜・前期全体)
2026年度 2.1倍
2025年度 1.9倍
2024年度 1.5〜5.1倍(学部による)

出典:Kei-Net / パスナビ

前期全体で約2倍。国公立の一般選抜は受験機会が基本1回しかないから、倍率2倍でも実質的な競争は私大の2倍よりずっと厳しい。医学部は3〜5倍台で推移しており、後期日程はさらに高倍率になる。受かった時点で、ちゃんと選抜を突破しているという事実は認識しておいたほうがいい。

香川大学の就職実績

偏差値の次は就職データ。「恥ずかしい」と検索される大学が、卒業後にどんな進路を歩んでいるのか。ここが一番大事なところだ。

就職率

学部 卒業者数 就職希望者数 就職者数 就職率
医学部(看護学科) 60 50 50 100.0%
農学部 155 82 82 100.0%
教育学部 173 156 155 99.4%
創造工学部 346 188 186 98.9%
経済学部 263 248 244 98.4%
法学部 156 126 122 96.8%
全体 1,176 850 839 98.7%

出典:パスナビ(2024年4月〜2025年3月卒業生実績)

就職希望者850名中839名が就職。就職率98.7%。看護学科と農学部は100%だ。農学部は卒業者155名のうち65名が大学院に進学しており、研究志向の学生が多い中でも就職希望者は全員内定を獲得している。創造工学部も149名が大学院に進むなど、理系学部の進学率の高さが香川大学の特徴の一つだ。

主要就職先

学部 主な就職先
教育学部 香川県教員52名 / 岡山県教員19名 / 兵庫県教員6名
法学部 高松国税局5名 / 香川県庁4名 / 高知県庁4名
経済学部 高松市役所9名 / 香川県庁7名 / 岡山県庁5名
医学部(看護) 香川大学医学部附属病院26名 / 岡山大学病院7名
創造工学部 香川県庁7名 / 大林組4名 / 四国電力送配電4名 / ネットワンシステムズ4名
農学部 岡山県庁3名 / 香川県庁2名 / 四国電力2名 / 香川県農業協同組合2名

出典:パスナビ(2024年3月卒業者実績)

教育学部から香川県教員52名、経済学部から高松市役所9名、法学部から高松国税局5名——地元の公務員・教員採用に圧倒的な強みがある。創造工学部からは大林組や四国電力送配電、ネットワンシステムズといった大手企業への就職実績もある。

「地元就職ばっかりじゃないか」と思う人もいるかもしれない。でも香川県庁・岡山県庁・高松国税局は地方公務員・国家公務員として安定したキャリアパスだし、大林組は売上高2兆円超のスーパーゼネコンだ。地元に強いことは弱みじゃない。むしろ四国で就職するなら、香川大学の看板は最強クラスだ。

同偏差値帯の大学と比べると?

香川大学単体のデータだけでは相対的な位置がわからない。同じ四国の国立大学と比較してみよう。

大学名 偏差値帯 就職率 学費(4年概算)
香川大学 42.5〜62.5 98.7% 約243万円
愛媛大学 42.5〜65.0 99.4% 約243万円
徳島大学 37.5〜62.5 約96.8% 約243万円

出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度実績)

国立大学だから学費は3校とも同じ約243万円(入学金28.2万+授業料53.58万×4年)。偏差値帯も大きく変わらない。就職率は愛媛大学の99.4%がわずかに上回るが、香川大学の98.7%も十分に高い水準だ。

私大と比較すると、学費の差は歴然。四国の私大は4年間で約400万円前後かかることが多い中、国立大学の243万円は圧倒的にコスパがいい。同偏差値帯の私大と比べて約150万円の差があるわけで、この学費差だけでも十分に選ぶ価値がある。

「香川大学 恥ずかしい」と検索される背景

ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「恥ずかしい」や「やばい」と検索されるのか。

中位以上の偏差値にもかかわらず検索されるのは、上位国立大学との比較意識が働くからだ。同じ国立でも旧帝大や神戸大、岡山大あたりと比較して「もっと上に行けたのでは」という気持ちが生まれやすい。特に四国外の人には「香川大学」の知名度自体が低く、名前を出しても反応が薄いことが「恥ずかしい」という感情に直結しやすい。

さらに、ネット上では「地方国立=微妙」という雑な括りで語られることがある。偏差値帯だけ見て「駅弁大学」と揶揄されるケースもある。だが実態はまるで違う。共通テスト5教科を突破して入学し、就職率98.7%で卒業していく——この実績は「恥ずかしい」では片づけられないものだ。

「Fラン」というキーワードも検索されているが、そもそも国立大学にFラン(ボーダーフリー)は存在しない。共通テストのボーダー得点率が53%〜82%の大学をFランと呼ぶのは、定義として完全に間違っている。知名度の低さとFランを混同してはいけない。

まとめ ― 配られたカードで戦うために

データを見ればわかる通り、香川大学は不安に思うような大学じゃない。偏差値も就職実績もしっかりしてる。四国での就職なら公務員・教員採用を中心に圧倒的な実績があるし、理系の大学院進学率も高い。

俺のFランよりずっと恵まれた環境にいる。全然どん底なんかじゃない。ここからいくらでも変えられるから、その環境を活かしてほしい。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

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