島根県立大学はFラン?やばい?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:49.0〜53.0(Tier C)

就職率:98.8%(就職希望者ベース・パスナビ)

藤原の一言:「俺から見ると正直うらやましいレベル」

更新日:2026年4月 | 出典:島根県立大学公式 / マナビジョン / パスナビ / Kei-Net

「島根県立大学 Fラン」——微妙なラインだよな。上を見れば旧帝や難関国公立がいるし、下を見ればギリセーフとも思える。そのモヤモヤ、わかる。

ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から見ると、正直うらやましいレベル。今いる場所の現実を、まずデータで確認してみよう。

島根県立大学はFラン?偏差値と入試データで検証

まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。島根県立大学は島根県が設置する公立大学で、浜田・松江・出雲の3キャンパスに4学部を擁する。河合塾の2次試験偏差値は非表示だが、これは公立大学で共通テスト中心の選抜を行っているため。ベネッセの偏差値では49.0〜53.0の範囲に収まる。

学部別偏差値

学部 偏差値(ベネッセ) 共テ得点率(河合塾)
国際関係学部 49〜51 52〜60%
地域政策学部 49〜51 56〜62%
看護栄養学部 53 57〜61%
人間文化学部 50 55〜56%

出典:マナビジョン(2025年進研模試・B判定値)/ パスナビ(河合塾・2026年度入試予想)

看護栄養学部が最も高く偏差値53、地域政策学部は共テ得点率で最大62%が求められる。「Fラン」と呼ばれるような数値ではない。公立大学として共通テストを課している時点で、無試験で入れる大学とは根本的に違う。偏差値はあくまで入試難易度の指標であって、大学の価値そのものを測るものじゃない。これは覚えておいてほしい。

次に倍率も確認しておこう。

倍率推移

学部 2025年度 2024年度
国際関係学部 2.2倍 1.3倍
地域政策学部 3.9倍 1.2倍
看護栄養学部 2.7倍 2.9倍
人間文化学部 1.6倍 2.8倍

出典:パスナビ(全選抜合計)※2023年度は学部再編前のためデータなし

2025年度は地域政策学部が3.9倍と高倍率。看護栄養学部も2年連続で2倍台後半を維持している。年度によって学部間のばらつきはあるが、全学部で1倍を超えており不合格者が出る水準だ。共通テストを受けた上でこの倍率をくぐり抜ける必要がある。「誰でも入れる」とは到底言えない

島根県立大学の就職実績

偏差値と入試データで「Fラン」ではないことは確認できた。次は卒業後の進路を見てみよう。結局、大学の価値は出口で決まる。

就職率

学部 卒業者数 就職希望者数 就職者数 就職率
国際関係学部 72 63 63 100.0%
人間文化学部 115 111 110 99.1%
地域政策学部 122 115 113 98.3%
看護栄養学部 126 119 117 98.3%
全体 435 408 403 98.8%

出典:パスナビ(2024年4月〜2025年3月卒業者実績)

就職希望者408名のうち403名が就職。就職率98.8%。国際関係学部は100%だ。全国平均(約97%前後)を上回っており、公立大学としてしっかりした実績を出している。

主要就職先

学部 主な就職先
国際関係学部 出雲村田製作所 / ANAウイングス / 帝国データバンク
地域政策学部 山陰合同銀行 / 島根県職員 / 島根県警察
看護栄養学部 島根県立中央病院 / 島根大学医学部附属病院 / 松江赤十字病院
人間文化学部 島根電工 / 西日本旅客鉄道(JR西日本)/ 島根県教員

出典:パスナビ(2024年3月卒業者実績)

ANAウイングス、帝国データバンク、JR西日本——全国的に知名度のある企業への就職実績がしっかりある。地域政策学部は山陰合同銀行や島根県職員など地元の中核企業・行政への就職が厚く、卒業生の約2割が公務員として就職している。看護栄養学部は県立病院や大学病院など医療機関への就職がほぼ全てを占め、専門性を活かした進路が明確だ。

人間文化学部からは島根県の教員採用実績があり、保育教育学科を中心に教育・福祉分野への就職が多い。地方公立大学ならではの地域に根差した就職力がこの大学の武器だ。

同偏差値帯の大学と比べると?

島根県立大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ中国地方の公立大学と比較してみよう。

大学名 偏差値帯 就職率 学費(4年概算)
島根県立大学 49〜53(ベネッセ) 98.8% 約270万円
下関市立大学 45.0〜47.5(河合塾) 98.6% 約268万円
公立鳥取環境大学 42.5〜45.0(河合塾) 97.7% 約250万円

出典:各大学公式 / パスナビ / マナビジョン(2024年度実績)

3校とも中国地方の公立大学で、就職率はいずれも97%以上と高水準。学費も4年間で250〜270万円とほぼ横並びだ。私大が4年間で400〜450万円かかることを考えると、公立大学のコスパは圧倒的。島根県立大学の就職率98.8%は、比較した3校の中でも頭一つ抜けている。

島根県立大学は4学部体制で看護・栄養・保育教育といった資格直結型の学部を持つ点が他の2校にはない強み。資格を武器にした就職が可能で、出口の選択肢が広い。「Fラン」と検索されるような大学が出す数字ではない。

「島根県立大学 Fラン」と検索される背景

ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「Fラン」と検索されるのか。

島根県立大学が「Fラン」と検索される背景には、偏差値の数字が一人歩きしている面がある。中堅帯に位置するため、上を見れば旧帝大や広島大学があり、下を見れば「Fラン」と呼ばれる帯がある。その“はざま”にいること自体が不安を生みやすい構造だ。

さらに、「県立大学」という名称の知名度の問題もある。島根県立大学は2024年に旧・島根県立大学と短期大学部を統合し、4学部体制に再編された比較的新しい大学だ。旧体制時代は「総合政策学部」の単科大学に近い構成だったため、再編後の大学としての認知がまだ追いついていない。名前を聞いてもピンとこないという人がいるのは、大学の質の問題ではなく、単に知名度の問題だ。

加えて、地方の公立大学は首都圏や関西圏の大学と比べてネット上で語られる機会が少ない。語られる機会が少ない=情報の空白ができる=その空白を「Fラン」というレッテルが埋めてしまう。データを見ればわかる通り、島根県立大学の実態は「Fラン」のイメージとはかけ離れている

まとめ ― 配られたカードで戦うために

データを見ればわかる通り、島根県立大学は不安に思うような大学じゃない。偏差値も就職実績もしっかりしてる。共通テストを課す公立大学で、就職率98.8%。看護・教育・地域政策と、出口に直結する学びが揃っている。

俺のFランよりずっと恵まれた環境にいる。全然どん底なんかじゃない。ここからいくらでも変えられるから、その環境を活かしてほしい。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

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