偏差値帯:42.5〜50.0(Tier C)
就職率:約97%(就職希望者ベース・パスナビ)
藤原の一言:「俺から見ると正直うらやましいレベル」
「島根大学 恥ずかしい」——微妙なラインだよな。上を見れば旧帝大や有名国立がいるし、下を見ればギリセーフとも思える。そのモヤモヤ、わかる。
ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から見ると、正直うらやましいレベル。今いる場所の現実を、まずデータで確認してみよう。
島根大学の偏差値と入試難易度
まずは偏差値から確認しよう。島根大学は島根県松江市に本部を置く国立大学で、7学部を擁する総合大学だ。河合塾の偏差値は医学科を除くと42.5〜50.0の範囲にある。
学部別偏差値
| 学部 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 人間科学部 | 50.0 |
| 生物資源科学部 | 47.5〜50.0 |
| 法文学部 | 45.0〜47.5 |
| 総合理工学部 | 45.0 |
| 材料エネルギー学部 | 42.5 |
| 教育学部 | —(共テ得点率50〜60%) |
| 医学部(医学科) | 62.5 |
| 医学部(看護学科) | —(共テ得点率55〜62%) |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
医学科の62.5を除くと、主要学部は42.5〜50.0の範囲。人間科学部や生物資源科学部は50.0に達しており、国立大学として中堅クラスの入試難易度を持っている。材料エネルギー学部は2024年に新設された学部で、偏差値42.5と入りやすい水準だが、今後変動する可能性がある。
「恥ずかしい」「やばい」と検索されがちだが、そもそも国立大学だ。共通テストを突破する必要があり、私立のように偏差値だけで語れる話ではない。共テ得点率は48〜80%が求められ、受験のハードルは確実に存在する。
倍率推移
| 学部 | 2025年度 | 2024年度 |
|---|---|---|
| 法文学部 | 2.3倍 | 2.2倍 |
| 教育学部 | 3.9倍 | 2.4倍 |
| 総合理工学部 | 2.1倍 | 2.3倍 |
| 医学部 | 3.1倍 | 4.2倍 |
出典:パスナビ(2025年度・2024年度全選抜合計)
倍率は学部によって2倍台〜4倍台。教育学部は2025年度に3.9倍まで跳ね上がっており、年によって変動が大きい。国立大学は基本的に前期・後期の2回しか受験機会がない中でこの倍率だ。「誰でも入れる」大学ではないのは明らかだろう。
島根大学の就職実績
偏差値だけ見て不安になる人もいるかもしれない。でも大事なのは、卒業後にどうなれるかだ。就職データを確認しよう。
就職率
| 学部 | 卒業者数 | 就職希望者数 | 就職者数 | 就職率 |
|---|---|---|---|---|
| 総合理工学部 | 403 | 208 | 205 | 98.6% |
| 教育学部 | 136 | 117 | 115 | 98.3% |
| 人間科学部 | 83 | 50 | 49 | 98.0% |
| 法文学部 | 193 | 175 | 167 | 95.4% |
| 生物資源科学部 | 212 | 151 | 144 | 95.4% |
| 医学部(看護学科) | 63 | — | 59 | — |
出典:パスナビ(2024年度卒業生実績)
就職希望者ベースの就職率は、総合理工学部の98.6%を筆頭に、教育学部98.3%、人間科学部98.0%と高水準。全体では約97%の就職決定率を維持している。総合理工学部は卒業者403名のうち174名が大学院に進学しており、理系としての研究環境の厚さも見て取れる。
主要就職先
| 分野 | 主な就職先 |
|---|---|
| 公務員(行政) | 島根県庁11名 / 鳥取県庁5名 / 松江市役所5名 / 山口県庁3名 / 財務省2名 |
| 公務員(教育) | 島根県公立小中学校 / 鳥取県公立小中学校(教育学部から毎年多数) |
| 公務員(警察) | 島根県警察 |
| 金融 | 山陰合同銀行 / しまね信用金庫 |
| 製造・インフラ | 出雲村田製作所 / 中国電力ネットワーク / テクノプロジェクト |
| 医療 | 島根大学医学部附属病院 / 鳥取大学医学部附属病院 |
出典:島根大学公式(2024年度卒業生実績)/ パスナビ
公務員就職に圧倒的に強いのが島根大学の最大の特徴だ。法文学部からは島根県庁に11名、松江市役所に5名。生物資源科学部からも島根県庁に7名。教育学部は島根県・鳥取県の公立学校教員を毎年多数輩出している。
財務省への就職実績がある点も見逃せない。地方国立大学から中央省庁に入る人材がいるという事実は、大学の教育水準の高さを示している。民間では山陰合同銀行や出雲村田製作所(村田製作所グループ)、中国電力ネットワークなど、地域の基幹企業への就職が厚い。
同偏差値帯の大学と比べると?
島根大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ中国地方の国立大学と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 島根大学 | 42.5〜50.0 | 約97% | 約243万円 |
| 鳥取大学 | 42.5〜47.5 | 約97% | 約243万円 |
| 山口大学 | 42.5〜52.5 | 約96% | 約243万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度実績)※偏差値は医学部・獣医学部除く
偏差値・就職率・学費——どこを見ても3校はほぼ横並び。国立大学なので学費は4年間で約243万円。私大の約半額という圧倒的なコストパフォーマンスがある。同偏差値帯の私大なら4年で450万円前後かかることを考えると、この差は大きい。
島根大学の強みは公務員就職の厚さだ。地元自治体や教育機関への就職パイプは鳥取大学と並んで山陰地方トップクラス。地方国立の就職力を甘く見てはいけない。
「島根大学 恥ずかしい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったより悪くない」と感じた人も多いと思う。じゃあなぜ「恥ずかしい」「やばい」と検索されるのか。
最大の原因は立地のイメージだ。島根県は全国で2番目に人口が少ない県で、「田舎」というイメージがどうしても先行する。大学進学で初めて松江に来た学生が「思ったより何もない」と感じるケースは実際にある。そこから「島根大学に行ってると言うのが恥ずかしい」という心理が生まれやすい。
もう一つは、偏差値の幅の広さだ。医学科の62.5と材料エネルギー学部の42.5では20ポイントもの開きがある。この振れ幅がネット上で「ピンキリ」「全体のレベルが低い」と誤解される原因になっている。偏差値の下限だけが取り上げられ、大学全体のイメージが歪められがちだ。
さらに、中位以上の偏差値にもかかわらず検索されるのは、旧帝大や有名国立との比較で「もっと上に行けたのでは」という意識が働くからでもある。ただし、データを見ればわかる通り、島根大学の実態は検索イメージとは大きく異なる。就職率約97%、県庁・中央省庁への就職実績——これは「恥ずかしい」では片づけられない成果だ。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
データを見ればわかる通り、島根大学は不安に思うような大学じゃない。偏差値も就職実績もしっかりしてる。国立大学として学費のコスパも高く、公務員就職への道は太い。
俺のFランよりずっと恵まれた環境にいる。全然どん底なんかじゃない。ここからいくらでも変えられるから、その環境を活かしてほしい。
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