偏差値帯:37.5〜50.0(Tier C)
就職率:97.5%(就職希望者ベース・大学公式)
藤原の一言:「俺から見ると正直うらやましいレベル」
「神奈川大学 恥ずかしい」——微妙なラインだよな。上を見ればMARCHや国公立がいるし、下を見ればギリセーフとも思える。そのモヤモヤ、わかる。
ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から見ると、正直うらやましいレベル。今いる場所の現実を、まずデータで確認してみよう。
神奈川大学はFラン?誰でも入れる?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値から確認しよう。神奈川大学の河合塾偏差値は37.5〜50.0。11学部を擁する総合大学だけあって、学部間の幅がかなり大きい。
学部別偏差値
| 学部 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 国際日本学部 | 45.0〜50.0 |
| 外国語学部 | 40.0〜50.0 |
| 化学生命学部 | 45.0〜47.5 |
| 理学部 | 42.5〜50.0 |
| 建築学部 | 45.0 |
| 人間科学部 | 45.0 |
| 経営学部 | 42.5〜45.0 |
| 情報学部 | 42.5〜45.0 |
| 経済学部 | 40.0〜45.0 |
| 法学部 | 40.0〜45.0 |
| 工学部 | 37.5〜42.5 |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
国際日本学部や外国語学部GECは50.0に達する。一方で工学部の応用物理は37.5。この幅を見て「Fランか?」と聞かれても、学部によって全く話が違うとしか言えない。少なくとも大学全体を「Fラン」と一括りにするのは無理がある。
偏差値の中央値は約45.0。俺が通ってた大学は37前後だったから、そこから見ればかなり上の世界だ。BF(ボーダーフリー)の学部は一つもない。「誰でも入れる」は事実と異なる。
次に、実際の入試倍率を見てみよう。
倍率推移(一般選抜)
| 学部 | 2025年度 | 2024年度 |
|---|---|---|
| 化学生命学部 | 3.9倍 | 3.1倍 |
| 経営学部 | 2.9倍 | 2.7倍 |
| 外国語学部 | 2.9倍 | 2.1倍 |
| 情報学部 | 2.8倍 | 3.3倍 |
| 人間科学部 | 2.7倍 | 2.8倍 |
| 国際日本学部 | 2.5倍 | 2.7倍 |
| 建築学部 | 2.5倍 | 3.1倍 |
| 経済学部 | 2.4倍 | 2.4倍 |
| 理学部 | 2.4倍 | 3.3倍 |
| 工学部 | 1.9倍 | 2.6倍 |
| 法学部 | 1.8倍 | 1.8倍 |
出典:パスナビ / マナビジョン(2025年度・2024年度入試結果)
化学生命学部は3.9倍、経営学部と外国語学部は2.9倍。全体を通して2〜4倍台の倍率が並んでいる。法学部の1.8倍は低めだが、経営や化学生命は3倍前後を維持しており、「誰でも受かる」大学とは明らかに違う。2025年度の志願者数は全学部合計で約26,000人規模。受験生からの支持は十分にある大学だ。
神奈川大学の就職実績
偏差値を確認したところで、次は就職データを見ていこう。大学の価値は入口の偏差値だけでは測れない。出口=就職で何が起きているかが重要だ。
就職率
| 学部 | 卒業者数 | 就職希望者数 | 就職者数 | 就職率 |
|---|---|---|---|---|
| 国際日本学部 | 287 | 241 | 238 | 98.8% |
| 経営学部 | 487 | 440 | 434 | 98.6% |
| 人間科学部 | 289 | 256 | 251 | 98.0% |
| 理学部 | 325 | 260 | 254 | 97.7% |
| 工学部 | 688 | 535 | 521 | 97.4% |
| 経済学部 | 867 | 803 | 780 | 97.1% |
| 外国語学部 | 325 | 286 | 277 | 96.9% |
| 法学部 | 561 | 502 | 486 | 96.8% |
| 全体 | 3,829 | 3,323 | 3,241 | 97.5% |
出典:神奈川大学公式 2024年度卒業生進路データ
就職希望者3,323名のうち3,241名が就職。就職率97.5%。国際日本学部は98.8%、経営学部は98.6%と高い。全国平均(約97%前後)とほぼ同水準で、3,800人超の卒業生を出す大規模大学としてはしっかりした数字だ。
主要就職先
| 分野 | 主な就職先 |
|---|---|
| 公務員・官公庁 | 神奈川県警察本部13名 / 警視庁8名 / 東京国税局 / 東京消防庁 / 特別区人事委員会 / 横浜市役所 |
| 金融 | 横浜銀行 / 湘南信用金庫5名 / かながわ信用金庫 |
| IT・通信 | システナ6名 / 富士ソフト / アルファシステムズ5名 / ソーバル |
| メーカー・建設 | 積水ハウス / 東芝エレベータ5名 / パイオラックス4名 |
| 教育 | 神奈川県教育委員会6名 / 横浜市教育委員会4名 / 川崎市教育委員会3名 |
| サービス・商社 | マイナビ3名 / リコージャパン / イオンリテール / ANAエアポートサービス |
出典:神奈川大学公式 / パスナビ(2024年3月卒業者実績)
目を引くのは公務員の強さだ。神奈川県警13名、警視庁8名、東京国税局、横浜市役所——法学部を中心に、公務員への就職パイプがしっかりある。教育委員会への就職も厚く、外国語学部や人間科学部から教員になるルートが確立されている。
民間ではIT系のシステナ・富士ソフト・アルファシステムズ、金融の横浜銀行・湘南信用金庫など、神奈川・横浜エリアに根を張る企業への就職が目立つ。地元密着型の就職に強いのは、横浜に本拠を置く大学ならではの特徴だ。
同偏差値帯の大学と比べると?
神奈川大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ偏差値帯の関東の私大と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算・文系) |
|---|---|---|---|
| 神奈川大学 | 37.5〜50.0 | 97.5% | 約444万円 |
| 東洋大学 | 40.0〜57.5 | 98.5% | 約430万円 |
| 駒澤大学 | 40.0〜55.0 | 95.4% | 約459万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度実績)
日東駒専と並べてみると、偏差値帯はほぼ重なるレンジにある。就職率は東洋の98.5%が頭一つ抜けているが、神奈川大学の97.5%も高水準。学費は文系4年間で約444万円と、東洋・駒澤と同程度の水準だ。
神奈川大学は11学部を持つ総合大学で、理系学部の選択肢も広い。さらに給費生制度という独自の奨学金制度があり、採用されると文系で年間105〜115万円、理系で155万円、自宅外通学者にはさらに年間70万円が原則4年間給付される。学費面でのサポート体制は、同偏差値帯の中でもトップクラスだ。
「神奈川大学 恥ずかしい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったより悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「恥ずかしい」と検索されるのか。
中堅帯に位置するため、上を見ればMARCHがあり、下を見ればFランと呼ばれる帯がある。その“はざま”にいること自体が不安を生みやすい構造がある。「日東駒専と同じくらい?」「MARCHには届かない?」——この比較の中で、自分の大学の立ち位置に自信を持てない受験生・在学生が「恥ずかしい」と検索する心理は、理解できる。
加えて、「神奈川大学」という名前が県名そのものだから、「国立大学ですか?」と聞かれて「いえ、私立です」と答える場面で微妙な空気になる——という声もある。横浜に2キャンパスを構える歴史ある私大だが、名前の第一印象と実態にギャップがあることが、検索の一因になっている。
ただし、データを見ればわかる通り、神奈川大学の実態は検索イメージとは異なる部分が多い。就職率97.5%、公務員への就職パイプ、給費生制度——これらは「恥ずかしい」では片づけられない実績だ。偏差値という1つの数字だけで、大学の全てが決まるわけじゃない。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
データを見ればわかる通り、神奈川大学は不安に思うような大学じゃない。偏差値も就職実績もしっかりしてる。
俺のFランよりずっと恵まれた環境にいる。全然どん底なんかじゃない。ここからいくらでも変えられるから、その環境を活かしてほしい。
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