嘉悦大学はFラン?恥ずかしい?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:BF(Tier A)

就職率:97.1%(就職希望者ベース・大学公式)

藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」

更新日:2026年4月 | 出典:嘉悦大学公式 / マナビジョン / パスナビ / Kei-Net

「嘉悦大学 Fラン」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。

でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、嘉悦大学の現実をデータで確認していこう。

嘉悦大学はFラン?偏差値と入試データで検証

まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。嘉悦大学は経営経済学部のみの単科大学で、河合塾の偏差値はBF(ボーダーフリー)。共通テスト得点率は35%〜39%だ。

学部別偏差値

学部 偏差値(河合塾)
経営経済学部(1科目型) BF
経営経済学部(2科目型) BF

出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)

BFというのは「不合格者が少なすぎて合格ラインが設定できない」という意味で、いわゆる「誰でも受かる」状態に近い。ベネッセの偏差値だと40〜46の範囲で表示されるが、河合塾基準ではBF。これが「Fラン」と呼ばれる最大の原因だ。

ただ、偏差値はあくまで入試の難易度を示す指標であって、大学で何を得られるかとは別の話。嘉悦大学は経営学と経済学を一体で学べるカリキュラムが特徴で、1年次から段階的なキャリア教育を展開している。入口の数字だけで全てが決まるわけじゃない

入試データも確認しておこう。

倍率推移

年度 倍率(全選抜合計)
2024年度 1.0倍
2025年度 1.1倍
2026年度 1.0倍

出典:パスナビ / Kei-Net(各年度入試結果)

倍率は3年連続で1.0〜1.1倍。受験すればほぼ合格できる水準にあるのは事実だ。2025年度の全選抜合計で見ると、志願者526名に対して合格者474名。推薦型・総合型に至っては倍率1.0倍で、志願者全員が合格している。

これだけ見ると不安になるのはわかる。でも、倍率が低い=大学の価値がないではない。大事なのは入ってからどう過ごすか、そして卒業後にどうなれるかだ。就職データを見てみよう。

嘉悦大学の就職実績

偏差値がBFだと「就職できるのか?」と不安になる。でも、嘉悦大学の就職データは想像以上にしっかりしている。

就職率

項目 数値
卒業者数 249名
就職希望者数 205名
就職者数 199名
就職率(就職希望者ベース) 97.1%

出典:嘉悦大学公式(2025年3月卒業生・2025年5月1日現在)

就職希望者205名のうち199名が就職。就職率97.1%で、これは嘉悦大学設立以来の過去最高を記録した数字だ。全国平均(約97%前後)とほぼ同水準。BFの大学でこの就職率を出しているのは、キャリア支援の成果と言っていい。

嘉悦大学のキャリア教育は1年次から段階的に組まれている。3年次のインターンシップ、4年次の個別支援と、専門資格を持つキャリアカウンセラーがマンツーマンでサポートする体制がある。エントリーシートの添削から面接対策まで、一人ひとりに合わせた支援だ。

主要就職先

業界 主な就職先
IT・情報 シー・エス・イー / ジャパンシステム
金融 関西みらい銀行 / 武蔵野銀行 / 青梅信用金庫 / 第一生命保険 / アイザワ証券
不動産 東急リバブル
製造 東芝テック / 山陽精工
自動車 トヨタモビリティ東京 / 関東マツダ / IDOM
小売 ヨドバシカメラ / オオゼキ
サービス 共立メンテナンス / プロントコーポレーション / ベスト-アニバーサリー

出典:パスナビ / 嘉悦大学公式(2025年3月卒業者実績)

東急リバブル、トヨタモビリティ東京、第一生命保険、武蔵野銀行——知名度のある企業への就職実績がしっかりある。特に注目すべきはIT・情報通信業が就職先の業界1位という点だ。文系大学でありながらIT系への就職が最多というのは、嘉悦大学の大きな特徴。経営×データサイエンスという実学教育が成果を出している。

もちろん全員が有名企業に入れるわけじゃない。でも「Fラン」と検索されるような大学で、このレベルの就職先が並んでいるのは事実だ。偏差値BFでも道は開ける

同偏差値帯の大学と比べると?

嘉悦大学だけを見ていても相対的な立ち位置がわからない。同じ偏差値帯の東京近郊の私大と比較してみよう。

大学名 偏差値帯 就職率 学費(4年概算)
嘉悦大学 BF 97.1% 約458万円
高千穂大学 35.0〜37.5 99.0% 約403万円
東京富士大学 35.0〜37.5 98.9% 約446万円

出典:各大学公式 / パスナビ(2024〜2025年度実績)

就職率は3校とも97%以上と高水準。高千穂大学の99.0%、東京富士大学の98.9%と比べると、嘉悦大学の97.1%はやや低く見えるが、全国平均は上回っている。学費は4年間で約458万円と、3校の中では最も高い。

ただし、嘉悦大学には特待生奨学金制度があり、成績上位者は初年度の授業料が全額または半額免除になる。簿記や英語、情報系の資格保有者向けの資格優遇特待生制度もある。これらを活用すれば、実質的な負担はかなり抑えられる。

数字だけを並べれば差はある。でも、この偏差値帯で就職率97%超という水準は十分に評価できる。大事なのは入口の偏差値じゃなく、出口の就職実績だ。

「嘉悦大学 Fラン」と検索される背景

ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「Fラン」と検索されるのか。

最大の原因は、河合塾の偏差値がBF(ボーダーフリー)であること。BFはネット上で「Fラン大学」の代名詞として扱われやすく、それだけでネガティブに語られる構造がある。匿名掲示板やSNSの大学序列ランキングでは、BF=Fランとして一括りにされることが多い。

さらに、嘉悦大学は経営経済学部のみの単科大学で、在学生も約1,000名規模と小さい。東京には早慶やMARCH、日東駒専など知名度の高い大学が密集しているため、知名度の低さがそのまま「恥ずかしい」という検索につながりやすい。大学名を出しても「知らない」と言われる経験は、俺にも覚えがある。あの空気は本当にきつい。

ただし、データを見ればわかる通り、嘉悦大学の実態は「Fラン」のイメージとは異なる部分が多い。就職率97.1%、IT業界への就職実績、1年次からのキャリア教育——これらは偏差値の数字だけでは見えない強みだ。偏差値という1つの指標で、大学の全てが決まるわけじゃない。

まとめ ― 配られたカードで戦うために

偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。

でも、全然どん底なんかじゃない。就職率97.1%。東急リバブル・トヨタモビリティ東京・第一生命——嘉悦大学からでも、行動次第でこれだけの選択肢がある。

俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

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