京都府立大学はFラン?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:50.0〜65.0(Tier C)

就職率:96.2%(大学公式)

藤原の一言:「俺から見ると正直うらやましいレベル」

更新日:2026年4月 | 出典:京都府立大学公式 / マナビジョン / パスナビ / Kei-Net

「京都府立大学 Fラン」——微妙なラインだよな。上を見れば京大や阪大がいるし、下を見ればギリセーフとも思える。そのモヤモヤ、わかる。

ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から見ると、正直うらやましいレベル。今いる場所の現実を、まずデータで確認してみよう。

京都府立大学はFラン?偏差値と入試データで検証

まずは偏差値と入試の実態を確認しよう。京都府立大学は2024年4月に学部再編を行い、現在は5学部体制。河合塾の偏差値は50.0〜65.0。学部によってかなり幅がある。

学部別偏差値

学部 偏差値(河合塾)
文学部 60.0〜65.0
公共政策学部 55.0
農学食科学部 52.5〜55.0
生命理工情報学部 52.5
環境科学部 50.0〜55.0

出典:スタディサプリ進路(河合塾提供・2026年度入試予想)

文学部は60.0〜65.0とMARCHの上位学部と同水準。一方で環境科学部や生命理工情報学部は50.0〜52.5と、学部間で最大15ポイントの差がある。「Fランか?」と聞かれたら、この偏差値帯の大学をFランと呼ぶのは無理がある。どの学部もBF(ボーダーフリー)とは程遠い水準だ。

入試の倍率も確認しておこう。国公立大学は受験機会が限られるため、倍率の意味合いが私大とは異なる。

倍率推移

年度 倍率(全選抜・学部別範囲)
2025年度 3.1〜4.8倍
2024年度 2.8〜4.3倍

出典:パスナビ(2025・2024年度入試結果)

2025年度の一般選抜前期は全学部で3.2〜4.7倍、後期はさらに高く文学部で7.5倍に達する。共通テスト得点率も60%台後半〜80%台が求められる。「誰でも入れる」とは到底言えない水準だ。国公立で倍率3倍以上を維持しているということは、受験した人の大半が落ちているということ。Fランとは正反対の入試難度だ。

京都府立大学の就職実績

偏差値を確認したところで、次は就職データを見てみよう。京都府立大学の就職率と主要就職先を確認する。

就職率

学部 就職率
公共政策学部 99.0%
生命環境学部 96.0%
文学部 93.6%
全体 96.2%

出典:京都府立大学公式(令和6年度卒業生実績)

公共政策学部は99.0%と非常に高い。文学部の93.6%はやや低く見えるかもしれないが、文学部は大学院進学率が高く、就職希望者に対する割合で見ればこの数字。全体の96.2%は全国平均と同水準だ。さらに、国家試験の合格率も注目に値する。管理栄養士100%、社会福祉士96.4%、精神保健福祉士100%——専門職養成においても高い実績を出している。

主要就職先

分野 主な就職先
官公庁 京都府庁 / 京都市役所 / 法務省 / 裁判所 / 林野庁 / 農林水産省
教育 京都府教育委員会 / 滋賀県教育委員会
金融 京都銀行 / 日本政策金融公庫
メーカー 村田製作所 / 京セラ
その他 北國新聞社 / 日ポリ化工

出典:パスナビ / 京都府立大学公式(2024年3月卒業者実績)

最大の特徴は公務員就職の強さだ。京都府庁・京都市役所が就職先の上位を占め、中央省庁(法務省・農林水産省・林野庁)への就職実績もある。民間では京都を代表する村田製作所や京セラの名前が並ぶ。公共政策学部から公務員、文学部から教員、生命環境学部から専門職と、学部ごとの進路が明確に分かれているのが京都府立大学の特徴だ。

小規模大学ゆえに就職先リストの絶対数は大規模大学に比べて少ないが、公務員比率の高さと地域密着型の就職力は大学の規模以上の存在感がある。

同偏差値帯の大学と比べると?

京都府立大学だけを見ていても相対的な立ち位置がわからない。同じ関西圏の国公立大学と比較してみよう。

大学名 偏差値帯 就職率 学費(4年概算)
京都府立大学 50.0〜65.0 96.2% 約243万円
滋賀大学 45.0〜57.5 約97% 約243万円
和歌山大学 45.0〜52.5 約97% 約243万円

出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度実績)

学費は国公立大学の標準額で横並び。京都府立大学は府内出身者なら入学金が112,800円安くなり、4年間で約231万円まで下がる。偏差値帯は3校の中で京都府立大学が最も高く、特に文学部60.0〜65.0は滋賀大学・和歌山大学の文系学部を大きく上回っている。

就職率は3校とも96〜97%台で高水準。京都府立大学は大学院進学率が高い学部があるため全体の数字がやや控えめに見えるが、就職希望者に対する実質的な就職力は同水準だ。国公立大学という肩書きと、京都という立地の両方を持つのは、同偏差値帯ではかなりの強みといえる。

「京都府立大学 Fラン」と検索される背景

ここまでデータを見てきて、「Fランとは全然違う」と感じた人も多いと思う。じゃあなぜ「Fラン」と検索されるのか。

京都府立大学が「Fラン」と検索される背景には、偏差値の数字が一人歩きしている面がある。中位以上の偏差値にもかかわらず検索されるのは、同じ京都にある京都大学との比較が避けられない構造があるからだ。「京都の大学」と聞いたときに真っ先に名前が挙がるのは京都大学。その圧倒的な知名度の陰で、京都府立大学は「知る人ぞ知る大学」にとどまってしまいがちだ。

さらに、「府立」という名称の地味さも影響している。「京大」「同志社」「立命館」——京都にはブランド力の強い大学が多く、その中で「京都府立大学」はどうしても印象に残りにくい。環境科学部や生命理工情報学部の偏差値が50前後であることも、数字だけを切り取って「Fラン」と括られる原因になっている。

ただし、データを見ればわかる通り、京都府立大学の実態は「Fラン」というイメージとは全く異なる。倍率3〜5倍、就職率96.2%、公務員就職の実績——これはFランの数字じゃない。知名度と実力は別物だということを、データが証明している。

まとめ ― 配られたカードで戦うために

データを見ればわかる通り、京都府立大学は不安に思うような大学じゃない。偏差値も就職実績もしっかりしてる。

俺のFランよりずっと恵まれた環境にいる。全然どん底なんかじゃない。ここからいくらでも変えられるから、その環境を活かしてほしい。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

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