偏差値帯:42.5〜67.5(Tier C)
国家試験合格率:医師90.3%・看護師98.9%・理学療法士/作業療法士100%
藤原の一言:「俺から見ると正直うらやましいレベル」
「昭和大学 やばい」——医学部から保健医療学部まで偏差値の幅が広い医系大学だけに、外から見ると「やばい」と感じるポイントがいくつかあるのは理解できる。全寮制、学費、学部間格差——気になることが多いよな。
ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から見ると、正直うらやましいレベル。今いる場所の現実を、まずデータで確認してみよう。
昭和大学の偏差値と入試難易度
まずは偏差値を確認しよう。昭和大学(2025年4月に「昭和医科大学」に名称変更)は医・歯・薬・保健医療の4学部を持つ医系総合大学。河合塾の偏差値は42.5〜67.5と、学部によってかなり幅がある。
学部別偏差値
| 学部 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 医学部 | 67.5 |
| 歯学部 | 52.5 |
| 薬学部 | 50.0 |
| 保健医療学部(看護学科) | 47.5 |
| 保健医療学部(リハ・理学療法学専攻) | 45.0 |
| 保健医療学部(リハ・作業療法学専攻) | 42.5 |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
医学部の67.5は早慶理工系と同水準。一方で保健医療学部の作業療法学専攻は42.5。この25ポイントの幅が、昭和大学を一括りに評価しにくくしている原因だ。ただし、どの学部も国家資格の取得を前提とした専門教育を行っている点は共通している。偏差値の数字だけでは見えない部分がある大学だ。
入試の倍率も確認しておこう。
学部別倍率推移(一般選抜Ⅰ期)
| 学部 | 2025年度 | 2024年度 | 2023年度 |
|---|---|---|---|
| 医学部 | 11.0倍 | 8.2倍 | 10.3倍 |
| 歯学部 | 4.2倍 | 2.3倍 | 3.7倍 |
| 薬学部 | 1.8倍 | 1.4倍 | 2.0倍 |
| 保健医療学部(看護) | 3.0倍 | 1.7倍 | 2.2倍 |
出典:パスナビ(2023〜2025年度入試結果)
医学部は毎年8〜11倍。Ⅱ期に至っては40倍超の年もある。「誰でも入れる」どころか、かなりの激戦だ。歯学部も2025年度は4.2倍に上昇している。薬学部と保健医療学部は1〜3倍台で推移しているが、2025年度は全学部で倍率が上がっており、昭和医科大学への名称変更による注目度の高まりも影響している可能性がある。
昭和大学の就職実績
医系大学の場合、一般的な「就職率」よりも国家試験合格率が卒業後の進路を左右する最重要指標になる。昭和大学の実績を見てみよう。
国家試験合格率
| 学部・学科 | 国家試験 | 合格率 |
|---|---|---|
| 医学部 | 医師国家試験 | 90.3% |
| 歯学部 | 歯科医師国家試験 | 88.1% |
| 薬学部 | 薬剤師国家試験 | 84.5% |
| 保健医療学部(看護学科) | 看護師国家試験 | 98.9% |
| 保健医療学部(理学療法学専攻) | 理学療法士国家試験 | 100% |
| 保健医療学部(作業療法学専攻) | 作業療法士国家試験 | 100% |
出典:昭和医科大学公式(2023年度実績)/ 第119回医師国家試験結果(2025年実施)
理学療法士・作業療法士は合格率100%。看護師も98.9%。医師国試90.3%は全国平均92.3%をわずかに下回るが、私大医学部としては標準的な水準。歯科医師88.1%は全国平均(約70%台)を大きく上回っている。「やばい」と検索されるような大学で、この数字はなかなか出せない。
主要就職先・研修先
| 分野 | 主な就職先・研修先 |
|---|---|
| 大学附属病院 | ��和医科大学病院 / 藤が丘病院 / 横浜市北部病院 / 江東豊洲病院 |
| 他大学病院 | 慶應義塾大学病院 / 東北大学病院 / 筑波大学附属病院 / 東京医科大学病院 |
| 研究機関・総合病院 | 国立がん研究センター中央病院 / 国立成育医療研究センター / 虎の門病院 / 日本赤十字���医療センター |
| 製薬・企業(薬学部) | アッヴィ合同会社 / 佐藤製薬 / IQVIAサービシーズジャパン / シミック |
| 調剤薬局(薬学部) | 日本調剤 / アインHD / 総合メディカル / スギ薬局 |
出典:昭和医科大学公式 / パスナビ(2024年3月卒業者実績)
附属病院8施設を持つ強みが明確だ。自大学の病院に加え、慶應義塾大学病院や国立がん研究センターといったトップクラスの医療機関にも研修先・就職先を確保している。薬学部からは製薬企業や調剤薬局への就職も多い。学部の特性に応じた出口がきちんと用意されている大学だ。
教員1人あたりの学生数は1.6人という少人数教育体制。この密度の高い教育環境が、国家試験合格率の高さに直結している。
同偏差値帯の大学と比べると?
昭和大学と同じく関東圏にある医系私立大学と比較してみよう。偏差値帯が近い東邦大学・北里大学を並べる。
| 大学名 | 偏差値帯 | 医師国試合格率 | 薬学部初年度納入金 |
|---|---|---|---|
| 昭和大学 | 42.5〜67.5 | 90.3% | 約207万円 |
| 東邦大学 | 42.5〜67.5 | 94.2% | 約223万円 |
| 北里大学 | 37.5〜62.5 | 91.1% | 約235万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ / 第119回医師国家試験結果(2025年実施)
偏差値帯は3大学ともほぼ同水準。医師国試合格率は東邦大学がやや高いが、3校とも90%以上で高水準を維持している。昭和大学の薬学部初年度納入金は約207万円と3校中最も低い。
さらに昭和大学の特徴は、4学部全てが医療系で構成されている点にある。東邦大学には理学部、北里大学には獣医学部や理学部があるが、���和大学は純粋な医系総合大学。1年次の全寮制で医・歯・薬・看護の学生が共同生活を送り、チーム医療の基礎を叩き込む教育方針は、他にはない独自の強みだ。
「昭和大学 やばい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。
最大の理由は全寮制だ。昭和大学では1年次に全学部の学生が山梨県富士吉田キャンパスで共同の寮生活を送る。門限あり・生活の自由に制限あり。これがネット上で「やばい」と話題になりやすい。ただし、この制度は医療現場で不可欠なチームワークの基礎を1年次から育てることが目的。医師・歯科医師・薬剤師・看護師を目指す学生が寝食を共にする環境は、実際の医療チームの縮図でもある。
もう一つは学費の問題だ。医学部・歯学部は6年間で約2,200万円。寮費も別途必要。ただし、私立医大としてはこの金額は中〜低位にあたる。6年間で5,000万円を超える大学もある中で、昭和大学の学費設定は決して突出していない。薬学部や保健医療学部は一般的な私大の理系学部と同水準の学費だ。
さらに、2025年4月の「昭和大学」から「昭和医科大学」への名称変更も検索が増えた要因の一つ。1946年の設置時の名称に戻すもので、創立100周年事業の一環だ。2027年には川崎市鷺沼に新キャンパスの開設も予定されており、大学としては拡大・発展フェーズにある。名称変更はポジティブな動きだが、変わり目のタイミングで「昭和大学 やばい」の検索が増えている面もある。
結局、「やばい」と検索される理由のほとんどは大学の質ではなく、全寮制という制度の特殊性と学費へのイメージに起因している。データを見れば、中身は全く「やばくない」大学だ。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
データを見ればわかる通り���昭和大学は不安に思うような大学じゃない。偏差値も国家試験合格率もしっかりしてる。附属病院8施設という実習環境、教員1人あたり学生1.6人の少人数教育——医療人を育てる環境としてはかなり充実している。
俺のFランよりずっと恵まれた環境にいる。全然どん底なんかじゃない。ここからいくらでも変えられるから、その環境を活かしてほしい。
同じ偏差値帯の大学を見る:偏差値45〜54の大学一覧|就職率・学費データ付き

