偏差値帯:35.0(Tier A)
就職率:83.8%(就職希望者ベース・大学公式)
藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」
「昭和音楽大学 誰でも入れる」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。
でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、昭和音楽大学の現実をデータで確認していこう。
昭和音楽大学はFラン?誰でも入れる?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。昭和音楽大学の偏差値は河合塾の数値で35.0。音楽学部の2学科とも同じ数値だ。
学部別偏差値
| 学科 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 音楽芸術表現学科 | 35.0 |
| 音楽芸術運営学科 | 35.0 |
出典:スタディサプリ進路(河合塾提供・2026年度入試予想)
ただし、ここで重要なのは音楽大学の入試は偏差値だけで測れないということ。昭和音楽大学の入試は実技試験が中心で、ピアノ・声楽・管弦打楽器などの演奏技術が合否を大きく左右する。河合塾の偏差値35.0という数字は学科試験のボーダーラインであって、実技のレベルを反映したものではない。
ベネッセの偏差値だと44〜45で表示される。偏差値の見え方は模試の母集団によって変わるから、数字だけ見て「Fランだ」と決めつけるのは早い。「誰でも入れる」という声についても、入試データで確認しておこう。
倍率推移
| 年度 | 倍率(全選抜合計) |
|---|---|
| 2025年度 | 1.3倍 |
| 2024年度 | 1.1倍 |
| 2023年度 | 1.1倍 |
出典:パスナビ(2023〜2025年度入試結果)
倍率は1倍台。数字だけ見れば「ほぼ全員受かる」ように見える。ただ、倍率が低い=価値がないではない。音楽大学は実技試験があるため、そもそも受験に一定の演奏技術が必要だ。「誰でも受けられる」入試ではない分、志願者が自然と絞られて倍率が低く出やすい構造がある。
小田急線・新百合ヶ丘駅から徒歩すぐというアクセスの良さも特徴。新宿まで快速急行で22分の立地で、テアトロ・ジーリオ・ショウワという本格的なオペラハウスを学内に持つ。練習室は100室以上。音楽を学ぶ環境としては、設備面で他の音大に引けを取らない水準だ。
昭和音楽大学の就職実績
偏差値だけ見ると不安になるのはわかる。でも大事なのは卒業後にどうなれるかだ。特に音楽大学は「就職できるのか」が最大の不安だと思う。データを見てみよう。
就職率
| 学部 | 就職決定率 |
|---|---|
| 音楽学部(全体) | 83.8% |
出典:昭和音楽大学公式(2024年度卒業生・就職希望者ベース)
就職希望者のうち83.8%が就職を決めている。音楽大学は一般大学と違い、フリーランスの演奏家や指導者として活動する卒業生も多いため、「就職率」の母数が一般大学とは異なる。就職を希望した人に限れば、8割以上が就職を決めている計算だ。
在学中に第1志望で入学した学生が89.8%というデータもある。最初からこの大学で音楽を学びたいと思って入った学生が9割近い。目的意識の高い学生が集まっている証拠でもある。
主要就職先
| 分野 | 主な就職先 |
|---|---|
| オーケストラ | 日本フィルハーモニー交響楽団 / 新日本フィルハーモニー交響楽団 / 千葉交響楽団 / 山形交響楽団 |
| 自衛隊・公務員 | 陸上自衛隊音楽隊 / 海上自衛隊音楽隊 / 航空自衛隊音楽隊 / 警察・消防音楽隊 |
| 舞台・エンタメ | 劇団四季 / 東宝舞台 / 新国立劇場 / 東京ディズニーリゾート / USJ / サンリオピューロランド |
| 音楽教育 | ヤマハミュージックスクール / カワイ音楽教室 / 島村楽器 |
| ホール・文化施設 | サントリーホール / 横浜みなとみらいホール / 東京文化会館 / 東京芸術劇場 |
| ゲーム・メディア | バンダイナムコスタジオ / コナミアミューズメント / ハル研究所 / ドワンゴ |
| バレエ | K-BALLET TOKYO / 谷桃子バレエ団 / 東京シティ・バレエ団 |
出典:昭和音楽大学公式 卒業後のキャリア
日本フィル・劇団四季・ディズニー——名前を見て驚く人もいると思う。音楽大学だからこそ、音楽の専門性を活かした就職が実現できている。オーケストラの正団員、自衛隊音楽隊、サントリーホールの運営スタッフ、バンダイナムコのサウンドクリエイター——こういった職種は一般大学からでは到達しにくいポジションだ。
特に音楽芸術運営学科は、ホール運営やコンサート企画など「音楽ビジネス」側のキャリアに強い。サントリーホールや横浜みなとみらいホールへの就職実績がその証拠。表現学科だけでなく、裏方として音楽業界を支える人材も輩出している。
同偏差値帯の大学と比べると?
昭和音楽大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ首都圏の音楽大学と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 昭和音楽大学 | 35.0 | 83.8% | 約947万円 |
| 洗足学園音楽大学 | 35.0 | 78.7% | 約880万円 |
| 武蔵野音楽大学 | 35.0〜37.5 | 公表データなし | 約890万円 |
出典:各大学公式 / スタディサプリ進路 / パスナビ(2024〜2025年度実績)
偏差値帯はほぼ横並び。音楽大学の河合塾偏差値は実技が加味されないため、どの大学も35.0前後に集まりやすい。学費は昭和音楽大学が4年間で約947万円と音楽大学としてはやや高めだが、学内にオペラハウスを持ち練習室100室以上という設備を考えると、設備投資に見合った環境だと言える。
就職率は昭和音楽大学の83.8%が一歩リードしている。キャリアセンターにはキャリアコンサルタントの国家資格を持つスタッフが常駐しており、音楽業界特有の進路(フリーランス・オーディション等)にも対応している。音大の中では就職支援が手厚い部類に入る。
「昭和音楽大学 誰でも入れる」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「誰でも入れる」と検索されるのか。
最大の理由は、河合塾の偏差値35.0という数字が一人歩きしていること。音楽大学の入試は実技試験が中心であり、学科試験のボーダーが低く出るのは構造的な問題だ。一般大学のように偏差値で序列化すると、音楽大学は軒並み低い数字になる。でもそれは入試で問われる能力が違うだけであって、大学の質を示すものじゃない。
さらに、「音大=就職できない」という先入観も根強い。確かに一般大学のような「就職率97%」は出にくい。でもそれは就職しない選択(演奏活動・留学等)をする卒業生が一定数いるからで、就職を希望した人の83.8%は就職を決めている。
「誰でも入れる」かどうかで言えば、少なくとも実技試験がある以上、楽器や声楽の基礎がない人が受験して受かる大学ではない。偏差値という1つの数字だけで、「誰でも入れる」では片づけられない選抜がそこにはある。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。
でも、全然どん底なんかじゃない。日本フィル・劇団四季・サントリーホール・バンダイナムコ——昭和音楽大学からでも、行動次第でこれだけの選択肢がある。
俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。
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