偏差値帯:BF(Tier A)
就職率:99%(就職希望者ベース・大学公式)
藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」
「埼玉工業大学 Fラン」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。
でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、埼玉工業大学の現実をデータで確認していこう。
埼玉工業大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。埼玉工業大学の偏差値は河合塾の基準で全学部BF(ボーダーフリー)。BFとは、不合格者が少なく合格率50%となる偏差値帯が存在しない場合に表記されるもの。偏差値の定義上は「Fラン」に該当する。
学部別偏差値
| 学部・学科 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 工学部 機械工学科 | BF |
| 工学部 生命環境化学科 | BF |
| 工学部 情報システム学科 | BF |
| 人間社会学部 情報社会学科 | BF |
| 人間社会学部 心理学科 | BF |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
全5学科すべてがBF。ベネッセの偏差値だと42〜49の範囲で表示されるが、河合塾基準ではBFだ。偏差値だけ見ると不安になるのは当然だと思う。ちなみに「やばい」と検索する人もいるが、これは偏差値の数字が一人歩きしているだけ。大事なのはこの先の就職データだ。入試の倍率も確認しておこう。
倍率推移
| 年度 | 工学部 | 人間社会学部 |
|---|---|---|
| 2025年度 | 1.0倍 | 1.1倍 |
| 2024年度 | 1.1倍 | 1.0倍 |
出典:パスナビ(全選抜合計)
倍率は1倍台。受験すればほぼ合格できる水準にあるのは事実だ。ただ、倍率が低い=価値がないではない。全国的に定員割れの大学は増えているが、その中で就職支援の質や卒業後の進路には大きな差が出る。埼玉工業大学がどちら側にいるかは、この先の就職データを見ればわかる。
埼玉工業大学の就職実績
偏差値がBFだからといって、将来が暗いとは限らない。埼玉工業大学は就職実績で見ると、BFの大学とは思えない数字を出している。
就職率
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 就職希望者数 | 439名 |
| 就職者数 | 433名 |
| 就職率(就職希望者ベース) | 99% |
出典:埼玉工業大学公式(2024年3月卒業生実績)
就職希望者439名のうち433名が就職。就職率99%。全国平均(約97%前後)を上回っている。BFの大学でこの数字は、正直かなり優秀だ。
しかも、「2024年有名企業400社実就職率ランキング」では全国78位にランクイン。埼玉県内の大学では1位、私立工科系大学の中でも10位という実績だ。偏差値BFの大学がこの位置にいること自体、異例と言っていい。
主要就職先
| 業界 | 主な就職先 |
|---|---|
| 製造・機械 | IHI / 日産自動車 / 京セラ / 富士電機 / スズキ / 荏原製作所 |
| 電気・電子 | 東京電力HD / シャープ / セイコーエプソン / 太陽誘電 / 沖電気工業 |
| 化学・素材 | 三井化学 / 三菱ケミカル / 王子HD / ブリヂストン / 資生堂 |
| 鉄道・運輸 | JR東日本 / JR西日本 / 東急電鉄 / 近畿日本鉄道 |
| IT | 富士ソフト / DTS / ビッグローブ |
| 食品 | 山崎製パン / 森永乳業 / キリンビバレッジ |
出典:埼玉工業大学公式(就職実績)
IHI、日産自動車、東京電力、JR東日本、三井化学——名前を見て驚く人もいると思う。BFの大学からこれだけの大手企業に就職実績があるというのは、知らない人のほうが多いんじゃないか。
この就職力の背景には、工学部の実学教育がある。埼玉工業大学は情報システム学科に自動運転やAIロボティクスといった先端分野のコースを設置しており、エンジニアとしての即戦力を育てる環境が整っている。メーカーや電力・鉄道といったインフラ企業への就職が強いのは、この教育体制と直結している。
同偏差値帯の大学と比べると?
埼玉工業大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ偏差値帯の関東近郊の工科系私大と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 埼玉工業大学(工学部) | BF | 99% | 約577万円 |
| ものつくり大学 | BF〜37.5 | 96% | 約580万円 |
| 足利大学(工学部) | BF〜35.0 | 99.1% | 約560万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度実績)
偏差値帯はいずれもBF〜35付近で横並び。学費もほぼ同水準で、4年間で560〜580万円前後。就職率は3校とも96%以上と高水準だが、埼玉工業大学の99%はわずかに頭一つ抜けている。
さらに言えば、有名企業400社への実就職率ランキングで全国78位に入っているのは、この3校の中で埼玉工業大学だけだ。偏差値では測れない就職力が、この大学にはある。学費は工学部で4年間約577万円、人間社会学部なら約434万円。私大としては標準的な水準で、就職実績を考えれば投資対効果は悪くない。
「埼玉工業大学 Fラン」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「Fラン」と検索されるのか。
全学部BFという偏差値は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の大学序列ランキングや匿名掲示板では、偏差値の数字だけで「Fラン」とレッテルを貼られることがある。埼玉工業大学も、BFという表記が一人歩きして、大学全体が低く見られがちな構造がある。
さらに、埼玉県には埼玉大学(国立)や芝浦工業大学(私立・偏差値50台)など知名度の高い工科系大学がある。「埼玉の工業系」と聞いたときに比較されやすい相手が強い。その中で「Fラン」と検索されてしまう心理は、俺にも痛いほどわかる。
でも、データを見ればわかる通り、実態はその検索イメージとは異なる部分が多い。就職率99%、有名企業ランキング全国78位——これは「Fラン」では片づけられない成果だ。偏差値という1つの指標だけで、大学の全てが決まるわけじゃない。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。
でも、全然どん底なんかじゃない。就職率99%。IHI・日産・JR東日本・東京電力——埼玉工業大学からでも、行動次第でこれだけの選択肢がある。有名企業400社ランキング全国78位。この実績は胸を張っていい。
俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。
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