偏差値帯:35.0〜55.0(Tier C)
就職率:99.1%(就職希望者ベース・大学公式)
藤原の一言:「俺から見ると正直うらやましいレベル」
「玉川大学 恥ずかしい」——微妙なラインだよな。上を見ればMARCHや国公立がいるし、下を見ればギリセーフとも思える。そのモヤモヤ、わかる。
ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から見ると、正直うらやましいレベル。今いる場所の現実を、まずデータで確認してみよう。
玉川大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。玉川大学の偏差値帯は河合塾の数値で35.0〜55.0。学部によって偏差値の幅がかなり大きい大学だ。
学部別偏差値
| 学部 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 教育学部 | 45.0〜55.0 |
| 工学部 | 40.0〜47.5 |
| 文学部 | 42.5〜45.0 |
| リベラルアーツ学部 | 42.5 |
| 芸術学部 | 40.0〜42.5 |
| 農学部 | 37.5〜42.5 |
| 経営学部 | 40.0 |
| 観光学部 | 35.0 |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
教育学部の上限は55.0で、MARCHの一部学部と肩を並べるレベルにある。一方で観光学部は35.0とBF(ボーダーフリー)に近い。学部間の偏差値差が20もあるのが玉川大学の最大の特徴だ。「Fランか?」と聞かれたら、学部による、としか言えない。教育学部と観光学部では全く別の大学と言っていいくらい違う。
玉川大学は「全人教育」を教育理念に掲げる8学部の総合大学で、東京都町田市の広大なキャンパスに全学部が集まっている。教育学部の教員就職実績は全国的にも高い評価を受けており、偏差値だけでは測れない強みを持っている。
倍率推移
| 学部 | 倍率(2025年度) | 倍率(2024年度) |
|---|---|---|
| 教育学部 | 5.2倍 | 3.0倍 |
| 農学部 | 1.7倍 | 1.5倍 |
| 工学部 | 1.7倍 | 1.7倍 |
| 芸術学部 | 1.6倍 | 1.5倍 |
| 文学部 | 1.4倍 | 1.7倍 |
| 経営学部 | 1.3倍 | 1.2倍 |
| リベラルアーツ学部 | 1.3倍 | 1.4倍 |
| 観光学部 | 1.3倍 | 1.1倍 |
出典:パスナビ(2025年度・2024年度一般選抜結果)
教育学部の5.2倍は突出して高い。教員志望者からの人気の厚さがうかがえる。一方で他学部は1倍台前半〜中盤で、教育学部だけ別格の競争率になっている。観光学部や経営学部は受験すればほぼ合格できる水準にあるが、これは志願者数と定員のバランスの問題であって、大学の教育の質を直接示すものではない。
玉川大学の就職実績
偏差値には学部によって差がある。でも、卒業後にどうなれるかが大事だ。就職データを確認してみよう。
就職率
| 学部 | 就職決定率 |
|---|---|
| 教育学部 | 100.0% |
| 文学部 | 100.0% |
| 観光学部 | 100.0% |
| 芸術学部 | 99.4% |
| リベラルアーツ学部 | 99.3% |
| 農学部 | 98.8% |
| 工学部 | 98.2% |
| 経営学部 | 95.9% |
| 全体 | 99.1% |
出典:玉川大学公式 キャリアセンター(2024年度卒業生実績)
全学部平均99.1%。教育・文・観光の3学部は100%だ。全国平均(約97%前後)を上回っている。注目すべきは、偏差値35.0の観光学部も就職率100%を達成しているという点。入口の偏差値と出口の就職率が一致しない典型例だ。
主要就職先
| 分野 | 主な就職先 |
|---|---|
| 教育 | 公立学校教員 / 私立学校教員 / 私立保育士 |
| 航空・旅行 | 日本航空 / 全日本空輸 / JTB / ANAあきんど / 星野リゾート |
| メーカー | 大和ハウス工業 / キユーピー / 日清食品 / 東芝 / 山崎製パン |
| IT・エンタメ | 富士通 / 日本アイ・ビー・エム / DeNA / セガ / バンダイナムコ |
| 金融・公務員 | 三井住友銀行 / 東京国税局 / きらぼし銀行 / 横浜市役所 |
| 芸術・文化 | 劇団四季 / TOHOシネマズ / 明治座舞台 |
出典:パスナビ / 玉川大学公式(2024年3月卒業者実績)
JAL・ANA・JTB——航空・旅行業界への就職実績が特に目を引く。観光学部やリベラルアーツ学部からの実績が大きい。富士通やIBM、DeNA、セガなどIT・エンタメ業界にも卒業生を送り出している。
そして玉川大学の最大の強みは教員就職だ。教育学部からの公立学校教員・私立学校教員への就職数は、全国の私大でもトップクラスの実績を持つ。「教員になるなら玉川」という評価は教育業界では根強い。さらに芸術学部からは劇団四季やセガ、バンダイナムコなど、学部の専門性を活かした就職が実現している。偏差値だけ見て「Fラン」と検索されるような大学で、この就職先リストが出てくるのは事実だ。
同偏差値帯の大学と比べると?
玉川大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ偏差値帯で、同じ関東エリアの私大と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 玉川大学 | 35.0〜55.0 | 99.1% | 約700万円 |
| 桜美林大学 | BF〜42.5 | 97.2% | 約520万円 |
| 国士舘大学 | 35.0〜47.5 | 97.2% | 約480万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度実績)
就職率は3校の中で玉川大学が最も高い99.1%。一方で学費は4年間で約700万円と、他の2校より200万円近く高い。これは玉川大学の大きな特徴であり、受験生にとって気になるポイントでもある。
玉川大学の学費が高い理由は、全学部がワンキャンパスに集まる広大な教育環境と、「全人教育」に基づく体験型プログラムにコストがかかっているため。学費の高さは就職率99.1%という出口実績に反映されているとも言えるが、学費負担は家庭ごとに重みが違う。この点は冷静に判断してほしい。
「玉川大学 恥ずかしい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「恥ずかしい」と検索されるのか。
玉川大学が「恥ずかしい」と検索される背景には、偏差値の数字が一人歩きしている面がある。最大の要因は学部間の偏差値差の大きさだ。教育学部は55.0でMARCH並み。でも観光学部は35.0。この20ポイントの差が一括りにされて、低い方のイメージが大学全体に波及しやすい。ネット上の大学ランキングでは「玉川大学=偏差値35」と切り取られることもあり、実態と印象のギャップが生まれている。
もう一つは学費の高さ。4年間で約700万円は同偏差値帯の大学と比べてかなり高い。「学費が高いのに偏差値が低い」という構図はネガティブな印象を持たれやすい。ただし就職率99.1%という出口データを見れば、投資対効果が悪いとは一概に言えない。
さらに、玉川学園は幼稚部から大学院まで一貫教育を行う学園グループであり、「お坊ちゃん学校」「ぬるい」というイメージを持つ人もいる。だが実際には教育学部の教員採用実績や芸術学部からのエンタメ業界就職など、学部ごとに明確な強みを持っている。データを見ればわかる通り、玉川大学の実態は「恥ずかしい」という検索イメージとは異なる部分が多い。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
データを見ればわかる通り、玉川大学は不安に思うような大学じゃない。就職率99.1%。JAL・ANA・富士通・劇団四季——学部ごとに強みのある就職実績がしっかりある。
俺のFランよりずっと恵まれた環境にいる。全然どん底なんかじゃない。ここからいくらでも変えられるから、その環境を活かしてほしい。
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