偏差値帯:42.5〜62.5(Tier C)
就職率:98.5%(就職希望者ベース・大学公式)
藤原の一言:「俺から見ると正直うらやましいレベル」
「鳥取大学 恥ずかしい」——微妙なラインだよな。上を見れば旧帝大や上位国立がいるし、下を見ればギリセーフとも思える。そのモヤモヤ、わかる。
ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から見ると、正直うらやましいレベル。今いる場所の現実を、まずデータで確認してみよう。
鳥取大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値を確認しよう。鳥取大学は鳥取県鳥取市に本部を置く国立大学で、地域学部・医学部・工学部・農学部の4学部を擁する。河合塾の偏差値は42.5〜62.5。学部によってかなり幅がある。
学部別偏差値
| 学部 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 地域学部 | 42.5〜45.0 |
| 医学部(医学科) | 62.5 |
| 医学部(生命科学科) | 50.0 |
| 医学部(保健学科・看護学) | 47.5 |
| 医学部(保健学科・検査技術科学) | 50.0 |
| 工学部(機械物理系) | 42.5〜47.5 |
| 工学部(電気情報系) | 42.5〜47.5 |
| 工学部(化学バイオ系) | 42.5〜45.0 |
| 工学部(社会システム土木系) | 42.5〜45.0 |
| 農学部(生命環境農学科) | 47.5 |
| 農学部(共同獣医学科) | 60.0 |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
医学科62.5、共同獣医学科60.0が突出している一方で、地域学部や工学部は42.5〜47.5の帯。国立大学の中では中堅クラスの位置づけだ。「Fランか?」と聞かれたら、答えは明確にNO。国立大学にFランは存在しない。共通テスト+二次試験を突破している時点で、一定の学力は担保されている。
ちなみに共通テスト得点率は48%〜82%。医学科は80%台が求められる。俺の大学の入試とは次元が違う。入試の競争状況も確認しておこう。
倍率推移(前期日程)
| 学部 | 2025年度 | 2024年度 |
|---|---|---|
| 地域学部 | 1.5倍 | 1.2倍 |
| 医学部(医学科) | 3.8倍 | 1.9倍 |
| 工学部(機械物理系) | 1.2倍 | 2.2倍 |
| 工学部(電気情報系) | 1.1倍 | 3.4倍 |
| 農学部(生命環境農学科) | 1.4倍 | 1.5倍 |
| 農学部(共同獣医学科) | 5.2倍 | 3.1倍 |
出典:マナビジョン(2025年度・2024年度入試結果)
共同獣医学科は5.2倍、医学科も3.8倍と高倍率。一方で地域学部や工学部は1倍台の年もある。ただし国立大学の倍率は私大と単純比較できない。共通テストで一定の得点を取った受験生だけが出願しているため、母集団のレベルが私大とはまるで違う。倍率1倍台でも、決して「誰でも入れる」わけではない。
鳥取大学の就職実績
偏差値だけで大学の価値は測れない。卒業後にどうなれるかが重要だ。鳥取大学の就職データを確認してみよう。
就職率
| 学部 | 就職率 |
|---|---|
| 地域学部 | 96.7% |
| 医学部 | 100.0% |
| 工学部 | 100.0% |
| 農学部 | 97.5% |
| 全体 | 98.5% |
出典:鳥取大学公式(令和5年度卒業生実績)
全体で98.5%。医学部と工学部は100%だ。全国の大学平均(約97%前後)を上回る水準で、国立大学としての就職支援基盤がしっかり機能している証拠だ。
主要就職先
| 学部 | 主な就職先 |
|---|---|
| 地域学部 | 鳥取市職員11名 / 鳥取県職員8名 / 兵庫県教育委員会6名 / 鳥取銀行 / JR西日本 |
| 医学部 | 鳥取大学医学部附属病院36名 / 兵庫県立病院 / 神戸大学医学部附属病院 / 大阪医科薬科大学病院 |
| 工学部 | 鳥取県職員8名 / 中国電力 / JR西日本 / 大成建設 / きんでん / 国土交通省中国地方整備局 |
| 農学部 | 鳥取県職員11名 / 岡山県職員4名 / 島根県職員 / ヤンマーアグリ / 五洋建設 / 山崎製パン |
出典:パスナビ / 鳥取大学公式(2024年3月卒業者実績)
公務員への就職実績が全学部で際立っているのが鳥取大学の最大の特徴だ。地域学部からは鳥取市・鳥取県職員、工学部からは国土交通省中国地方整備局、農学部からは複数県の県職員と、地方行政の中核に毎年多くの卒業生を送り出している。
民間企業でも、JR西日本・中国電力・大成建設・きんでんなどインフラ系の大手企業への実績がしっかりある。医学部は鳥取大学医学部附属病院に36名と、地域医療の中心的存在だ。「地方国立だから就職先が限られる」というイメージとは、実態がまるで違う。
同偏差値帯の大学と比べると?
鳥取大学の立ち位置を、同じ中国地方の国立大学と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 鳥取大学 | 42.5〜62.5 | 98.5% | 約243万円 |
| 島根大学 | 42.5〜62.5 | 約98% | 約243万円 |
| 山口大学 | 40.0〜62.5 | 約96% | 約243万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ / Kei-Net(2024年度実績)
偏差値帯はほぼ同水準。学費は3校とも国立大学の標準額で約243万円。これは私大文系の約半額だ。就職率も3校とも高水準だが、鳥取大学の98.5%はわずかに頭一つ抜けている。
国立大学の強みは、学費の安さだけじゃない。教員一人あたりの学生数が少なく、研究設備も充実している。鳥取大学は乾燥地研究で世界的に知られる研究拠点でもある。コスパの観点でも十分に価値のある大学だ。
「鳥取大学 恥ずかしい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「恥ずかしい」と検索されるのか。
中位以上の偏差値にもかかわらず検索されるのは、旧帝大や上位国立との比較で「もっと上に行けたのでは」という意識が働くからだ。広島大学や岡山大学と比べて知名度で劣る、と感じる人は多い。同じ中国地方の国立大学でも、旧帝・旧官立の系譜にない鳥取大学は、序列意識の中で「地方の中の地方」と見られがちな構造がある。
さらに、「鳥取」という県名のイメージも影響している。人口が全国最少の県であること、都市部から地理的に離れていること。これらが「地方国立=恥ずかしい」というネット上の空気感と結びついている。大学のレベルとは一切関係ない話なのだが、検索される背景にはこうした外的要因がある。
ただし、データを見ればわかる通り、鳥取大学の実態はその検索イメージとは全く異なる。就職率98.5%、公務員就職の厚さ、JR西日本・中国電力・大成建設への実績——これは「恥ずかしい」では片づけられない成果だ。地方だから恥ずかしい、なんて事実は存在しない。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
データを見ればわかる通り、鳥取大学は不安に思うような大学じゃない。偏差値も就職実績もしっかりしてる。公務員への就職パイプ、国立大学としての学費の安さ、乾燥地研究という独自の強み——この大学にしかないカードがいくつもある。
俺のFランよりずっと恵まれた環境にいる。全然どん底なんかじゃない。ここからいくらでも変えられるから、その環境を活かしてほしい。
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