偏差値帯:37.5〜42.5(Tier B)
就職率:97.9%(就職希望者ベース・工学部)
藤原の一言:「悩んでる時間がもったいない。データを見よう」
「富山県立大学 恥ずかしい」と検索してるってことは、自分の状況を冷静に見れてる証拠。俺も似たような偏差値帯の大学出身だから、この空気感はよくわかる。
でも、悩んでる時間がもったいない。今更変えられないことより、ここからどうするか。まずは富山県立大学の現実をデータで確認していこう。
富山県立大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値から。富山県立大学の河合塾偏差値は37.5〜42.5。工学部・情報工学部・看護学部の3学部構成で、学部によって幅がある。
学部別偏差値
| 学部 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 工学部 | 40.0〜42.5 |
| 情報工学部 | 37.5〜40.0 |
| 看護学部 | —(共テ得点率54〜59%) |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
情報工学部の下限は37.5だが、工学部の上限は42.5。国公立大学としては低めに見えるかもしれないが、「Fラン」と呼ぶのは的外れだ。そもそもFランとは「ボーダーフリー」の略で、偏差値が測定不能なほど低い大学を指す。富山県立大学は共通テスト+二次試験の国公立型入試を課しており、私立大学とは選抜の仕組みが根本的に違う。
入試倍率も確認しておこう。
倍率推移
| 学部 | 2025年度 | 2024年度 |
|---|---|---|
| 工学部 | 2.5倍 | 1.9倍 |
| 情報工学部 | 1.9倍 | 2.1倍 |
| 看護学部 | 2.4倍 | 1.6倍 |
出典:パスナビ(全選抜合計)
国公立大学で2〜3倍の倍率がある。共通テストを突破した上でこの倍率だから、誰でも入れるような大学では全くない。「Fラン」という検索が出てくること自体、実態とかけ離れている。
富山県立大学の就職実績
偏差値だけ見ていても仕方ない。卒業後の進路を確認しよう。富山県立大学は「就職に強い大学」として全国的に知られている。
就職率
| 学部 | 卒業者数 | 就職希望者数 | 就職者数 | 就職率 |
|---|---|---|---|---|
| 工学部 | 343 | 188 | 184 | 97.9% |
| 看護学部 | 117 | 93 | 91 | 97.8% |
出典:パスナビ(2025年3月卒業生実績)
工学部の就職率は97.9%、看護学部も97.8%。工学部は卒業者343名のうち153名が大学院に進学しており、就職希望者数が少なく見えるが、希望した学生のほぼ全員が就職を決めている。大学院進学率が約40%と高いのも、理工系大学としての実力の証だ。進学先には京都大学、大阪大学、名古屋大学などの旧帝大大学院も含まれている。
主要就職先
| 業界 | 主な就職先 |
|---|---|
| 製薬・化学 | 富士フイルム富山化学 / 協和ファーマケミカル / 日東メディック / 廣貫堂 / テイカ製薬 |
| メーカー | YKK / YKK AP / 不二越 / LIXIL / 豊田自動織機 / 本田技研工業 / 豊田合成 |
| 電機・半導体 | ルネサスエレクトロニクス / 東海理化電機製作所 |
| 建設・設備 | 清水建設 / 菱機工業 / 北陸電気工事 |
| IT | NECソリューションイノベータ / 北陸コンピュータ・サービス |
| インフラ | 関西電力 / 北陸電力 |
| 公務員 | 富山県庁(6名) |
| 医療(看護学部) | 富山県立中央病院 / 富山赤十字病院 / 富山大学附属病院 |
出典:パスナビ / マナビジョン(2025年3月卒業生実績)
富士フイルム・本田技研・清水建設・関西電力——大手メーカーやインフラ企業への就職実績がずらりと並ぶ。特に製薬・化学系への強さが際立っている。富山は「薬都」として知られる製薬企業の集積地で、その地の利を活かした就職パイプが太い。
富山県庁への就職者が6名というのも見逃せない。地方公務員として地域を支えるルートもしっかり確立されている。看護学部も富山県立中央病院をはじめ、県内の主要病院への就職実績が厚い。
同偏差値帯の大学と比べると?
富山県立大学の立ち位置をより明確にするために、同偏差値帯の工学系公立大学と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 富山県立大学 | 37.5〜42.5 | 97.9% | 約250万円 |
| 公立小松大学 | 40.0〜42.5 | 100% | 約280万円 |
| 秋田県立大学 | 40.0〜42.5 | 100% | 約250万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度実績)
偏差値帯はほぼ同水準。就職率はいずれも97%以上で、3校とも極めて高い就職実績を誇っている。学費は4年間で約250万円前後。私立大学の理工系が4年で500〜600万円かかることを考えれば、コスパは圧倒的だ。
さらに富山県立大学の特徴は、大学院進学率の高さにある。工学部の約40%が大学院に進学し、旧帝大の大学院に進む学生もいる。4年間の学費を抑えつつ、大学院で研究を深める——これは地方公立大学ならではの戦略的なルートだ。
「富山県立大学 恥ずかしい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「恥ずかしい」と検索されるのか。
中堅帯に位置する公立大学ゆえの宿命がある。上を見れば金沢大学や富山大学があり、下を見ればFランと呼ばれる帯がある。その「はざま」にいること自体が不安を生みやすい構造だ。
加えて、「県立大学」という名前の知名度の問題もある。「富山大学」と比べると県外での認知度が低く、「どこそれ?」と言われることがある。国公立大学なのに偏差値が40前後という数字だけが一人歩きし、中身を知らないまま「Fラン」というレッテルを貼られるケースがある。ネット上の大学ランキングや匿名掲示板では、偏差値の数字だけで序列をつける風潮が根強い。工学系の地方公立大学は特にその煽りを受けやすい。
ただし、データを見ればわかる通り、富山県立大学の実態はその検索イメージとは異なる部分が多い。就職率97.9%、大手メーカーや製薬企業への就職パイプ、旧帝大大学院への進学実績——これらは「恥ずかしい」では片づけられない成果だ。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値の数字だけ見て不安になる気持ちはわかる。でも就職率や就職先の顔ぶれを見ると、「使い方次第」の大学だとわかる。
全然どん底なんかじゃない。俺も同じような大学から社会人になれた。ここからいくらでも変えられる。
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