偏差値帯:45.0〜52.5(Tier C)
就職率:99.5%(就職希望者ベース・大学公式)
藤原の一言:「俺から見ると正直うらやましいレベル」
「東京女子大学 やばい」——微妙なラインだよな。上を見ればMARCHや国公立がいるし、下を見ればギリセーフとも思える。そのモヤモヤ、わかる。
ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から見ると、正直うらやましいレベル。今いる場所の現実を、まずデータで確認してみよう。
東京女子大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。東京女子大学は現代教養学部のみの単科大学で、6学科を擁するリベラルアーツ型。河合塾の偏差値は45.0〜52.5。学科によって差がある。
学科別偏差値
| 学科 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 心理学科 | 52.5 |
| 人文学科(哲学) | 50.0 |
| 人文学科(日本文学文化) | 50.0 |
| 人文学科(英語圏文化) | 50.0 |
| 人文学科(歴史文化) | 50.0 |
| 国際社会学科 | 50.0 |
| 社会コミュニケーション学科 | 50.0 |
| 経済経営学科 | 47.5 |
| 情報数理科学科 | 45.0 |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
心理学科が52.5で最も高く、情報数理科学科の45.0が最も低い。大半の学科は50.0に集中しており、Fランとは程遠い水準だ。河合塾基準でFランとされるのはBF(ボーダーフリー)の大学。東京女子大学は全学科で偏差値が付いており、Fランには該当しない。
偏差値50は全受験生のちょうど真ん中。つまり平均以上の学力がないと受からない大学ということになる。俺の出身大学の偏差値37と比べたら、正直かなり上の世界だ。
次に、入試の倍率も見ておこう。
倍率推移
| 年度 | 倍率(一般選抜・全体) |
|---|---|
| 2025年度 | 2.4倍 |
| 2024年度 | 2.1倍 |
| 2023年度 | 2.4倍 |
出典:パスナビ / 東京女子大学公式
倍率は2倍台で安定している。2025年度は志願者5,458名に対して合格者2,167名で2.4倍。受験者の半数以上は不合格になる水準だ。学科別に見ると、心理学科は3.7倍と最も高く、人文学科(哲学)も2.9倍。「誰でも入れる」大学では決してない。
東京女子大学の就職実績
偏差値だけでは大学の価値はわからない。卒業後にどうなれるかが重要だ。東京女子大学の就職データを見てみよう。
就職率
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 卒業者数 | 844名 |
| 就職希望者数 | 767名 |
| 就職者数 | 763名 |
| 就職率(就職希望者ベース) | 99.5% |
| 有名企業400社実就職率 | 20.1%(私立女子大2位) |
出典:東京女子大学公式(2025年3月卒業生実績)
就職率99.5%。就職希望者767名のうち763名が就職している。さらに注目すべきは、有名企業400社への実就職率が20.1%で私立女子大全国2位。これは11年連続でトップ3入りという実績だ。千葉大学や学習院大学とほぼ同水準のランクインで、「やばい」どころか就職においては極めて強い大学と言える。
主要就職先
| 業界 | 主な就職先 |
|---|---|
| コンサル・IT | アクセンチュア10名 / 日本電気4名 / キヤノンITソリューションズ4名 |
| 航空 | 全日本空輸6名 / 日本航空6名 |
| 公務員 | 国家公務員一般職8名 / 東京都特別区Ⅰ類8名 |
| 金融・保険 | 富国生命保険5名 / 明治安田生命保険5名 / 日本生命保険4名 |
| 小売・サービス | ニトリ6名 / 日本年金機構6名 / マイナビ4名 |
| 不動産・法律 | 三井不動産リアルティ4名 / 西村あさひ法律事務所4名 |
出典:パスナビ(2025年3月卒業者実績)
アクセンチュア10名、ANA・JAL各6名、国家公務員一般職8名、東京都特別区8名——世界的コンサルファーム・航空大手・中央省庁に毎年複数名を送り込んでいる。リベラルアーツの単科大学でこの就職先リストが出てくるのは、かなりのものだ。
特にアクセンチュアへの10名は注目に値する。コンサル業界は就活の中でも激戦区だが、東京女子大学からこの人数が入っている事実が、大学のキャリア支援と学生の質の高さを証明している。西村あさひ法律事務所という国内最大手の法律事務所への就職実績もある。
同偏差値帯の大学と比べると?
東京女子大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。いわゆる「女子大御三家」——津田塾・東京女子・日本女子の3校で比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 東京女子大学 | 45.0〜52.5 | 99.5% | 約480万円 |
| 日本女子大学 | 47.5〜55.0 | 98.8% | 約490万円 |
| 津田塾大学 | 42.5〜52.5 | 97.6% | 約480万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度実績)
偏差値帯は3校ともほぼ同水準で、日本女子大学がやや上に位置する。しかし就職率で見ると、東京女子大学の99.5%が3校で最も高い。学費も3校ともほぼ横並びだ。
有名企業400社への実就職率でも東京女子大学は私立女子大2位にランクイン。偏差値だけでは見えない就職力の強さが、この比較表に表れている。女子大御三家の中でも、就職実績では頭一つ抜けた存在だ。
「東京女子大学 やばい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人も多いと思う。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。
最大の要因は、女子大全体の偏差値低下という構造的な問題だ。2000年代以降、共学化の流れが加速し、早稲田や慶應をはじめとする共学大学が女子学生の受け入れを積極的に拡大した。かつて女子大が得意としていた語学系・国際系の学部も共学大学に整備され、女子大を選ぶ理由が相対的に薄れてきた。
東京女子大学も例外ではない。かつてはMARCH並みの偏差値帯にあったが、2010年以降は偏差値帯が50前後に定着している。この「かつてのブランドとの落差」が「やばい」「凋落した」という検索を生む最大の原因だ。OG世代が知っている東京女子大学と、今の偏差値の数字にギャップがあるから、余計に目立つ。
ただし、偏差値の低下=大学の質の低下ではない。就職率99.5%、有名企業400社実就職率で私立女子大2位という実績は、教育とキャリア支援の質が今も健在であることを示している。偏差値という1つの指標だけで「やばい」と判断するのは、実態を見落としている。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
データを見ればわかる通り、東京女子大学は不安に思うような大学じゃない。偏差値も就職実績もしっかりしてる。
俺のFランよりずっと恵まれた環境にいる。全然どん底なんかじゃない。ここからいくらでも変えられるから、その環境を活かしてほしい。
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