新潟医療福祉大学は恥ずかしい?Fラン?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:BF〜40.0(Tier A)

就職率:99.0%(就職希望者ベース・大学公式)

藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」

更新日:2026年4月 | 出典:新潟医療福祉大学公式 / マナビジョン / パスナビ / Kei-Net

「新潟医療福祉大学 恥ずかしい」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。

でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、新潟医療福祉大学の現実をデータで確認していこう。

新潟医療福祉大学はFラン?偏差値と入試データで検証

まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。新潟医療福祉大学の偏差値帯は河合塾の数値でBF〜40.0。6学部14学科を擁する医療福祉の総合大学で、学部・学科によって偏差値にかなりの幅がある。

学部別偏差値

学部 偏差値(河合塾)
看護学部 40.0
医療技術学部 BF〜40.0
健康科学部 35.0〜37.5
リハビリテーション学部 BF〜35.0
医療情報経営学部 BF〜35.0
心理・福祉学部 BF

出典:パスナビ / Kei-Net(河合塾提供・2026年度入試予想)

看護学部が40.0と最も高く、心理・福祉学部はBF(ボーダーフリー)。学部によって偏差値の開きがかなり大きいのが特徴だ。「Fランか?」と聞かれたら、学部による、としか言えない。一括りにはできない大学だ。

ただ、ここで一つ知っておいてほしいことがある。新潟医療福祉大学は医療・福祉系の専門大学で、入学後に理学療法士・看護師・臨床検査技師などの国家資格取得を目指すカリキュラムが組まれている。偏差値はあくまで入試難易度の指標であって、大学の教育の質や卒業後の価値を測るものじゃない。これは覚えておいてほしい。

ちなみにベネッセの偏差値だと42〜50の範囲で表示される。河合塾とベネッセで数値の出し方が違うから、どちらを見るかで印象が全然変わる。偏差値だけで判断するのは早計だ。

倍率

学部 倍率(2023年度・一般選抜)
健康科学部 3.4倍
看護学部 2.9倍
医療技術学部 2.2倍
リハビリテーション学部 1.7倍
心理・福祉学部 1.6倍
医療情報経営学部 0.9倍

出典:パスナビ / Kei-Net(2023年度入試結果)

健康科学部は3.4倍、看護学部は2.9倍と、医療系の人気学部はそれなりに競争がある。一方で医療情報経営学部は1倍を切っており、学部による差が大きい。「誰でも受かる」という一括りの評価は正確ではない

新潟医療福祉大学は看護・リハビリ・医療技術・栄養・スポーツ・福祉と、医療福祉のほぼ全領域をカバーしている。この規模の医療福祉系大学は全国的に見ても珍しく、学内で多職種連携やチーム医療を実践的に学べる環境が整っている。

新潟医療福祉大学の就職実績

偏差値だけ見ると不安になるのはわかる。でも「恥ずかしい」かどうかは、卒業後にどうなれるかで決まる。就職データを見てみよう。

就職率

指標 数値
就職率(全体・就職希望者ベース) 99.0%
看護学部 100.0%
心理・福祉学部(実就職率) 95.0%(全国16位)
医療情報経営学部(実就職率) 96.4%(全国9位)

出典:新潟医療福祉大学公式 / 大学通信(2025年3月卒業生実績)

就職希望者ベースの就職率99.0%。看護学部は100%だ。全国平均(約97%前後)を上回る水準で、「人生終わり」とは程遠い数字が出ている。2024年度には卒業生1,099名に対して求人が30,305件寄せられており、1人あたり約27.6件の求人がある計算だ。就職先を選ぶ側に回れる状況にある。

さらに注目すべきは国家試験の合格率。2024年の実績で理学療法士100%(115名全員合格)、言語聴覚士100%、臨床検査技師98.9%と、全国トップクラスの数字が並ぶ。これが示しているのは、入口の偏差値が低くても、出口の実力は確かだということ。医療系大学は偏差値ではなく、国家試験の合格実績と就職先で評価すべきだ。

主要就職先

分野 主な就職先
大学病院・基幹病院 新潟大学医歯学総合病院 / 新潟市民病院 / 長岡赤十字病院 / 済生会新潟病院
国立・研究機関 国立成育医療研究センター / 国立がん研究センター中央病院 / 国立病院機構
官公庁・公務 財務省 / 新潟県 / 新潟市 / 長岡市 / 新潟市消防局
福祉・社協 新潟県社会福祉協議会 / 新潟市社会福祉協議会
教育 新潟県(教員)

出典:新潟医療福祉大学キャリア支援センター / パスナビ(2024年3月卒業生実績)

新潟大学医歯学総合病院、国立がん研究センター中央病院、国立成育医療研究センター——名前を見て驚く人もいると思う。偏差値BF帯の大学から、国立の医療研究センターに就職できている。これは医療系国家資格の強さを証明している。

社会福祉学科からは財務省への就職実績もある。新潟県庁・新潟市役所など地元の行政機関にも毎年一定数を送り出している。「恥ずかしい」と検索されるような大学で、これだけの就職先リストが出てくるのは事実だ。偏差値だけでは見えない大学の実力がここにある。

同偏差値帯の大学と比べると?

新潟医療福祉大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ偏差値帯の医療福祉系私大と比較してみよう。

大学名 偏差値帯 就職率 学費(4年概算)
新潟医療福祉大学 BF〜40.0 99.0% 約660万円
つくば国際大学 BF〜37.5 99.1% 約700万円
群馬医療福祉大学 35.0〜45.0 100% 約660万円

出典:各大学公式 / パスナビ(2024〜2025年度実績・リハビリ系学科基準)

偏差値帯は3校とも同水準。就職率はいずれも98%以上と非常に高い。医療福祉系大学は資格が就職に直結するため、偏差値帯に関わらず就職率が高い傾向がある。その中でも新潟医療福祉大学の99.0%は十分な水準だ。

学費は4年間で約660万円(リハビリ系学科の場合)。医療系私大としては標準的な水準で、つくば国際大学よりも約40万円安い。「学費が高い」という声もあるが、国家資格を取得して卒業できることを考えれば、投資対効果は決して悪くない。偏差値37の俺の大学よりも、よほど明確な出口がある

「新潟医療福祉大学 恥ずかしい」と検索される背景

ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「恥ずかしい」と検索されるのか。

BF(ボーダーフリー)に近い偏差値帯は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の大学序列ランキングや匿名掲示板では、偏差値の数字だけで「Fラン」とレッテルを貼られることがある。新潟医療福祉大学も、心理・福祉学部のBFという数字が一人歩きして、大学全体が低く見られがちな構造がある。

さらに、「医療福祉系の大学」という分野の特性も影響している。文系の総合大学と違い、偏差値ランキングで話題になりにくく、全国的な知名度が低い。「聞いたことがない大学=やばい大学」という短絡的な判断をされやすいのが現実だ。地方の医療福祉大学という立ち位置が、知名度の面で不利に働いている部分はある。

学費についても「高い」という声がある。確かに年間180万円台は安くはない。ただ、看護師や理学療法士の国家資格が取れる専門教育の対価として考えれば、医療系私大の相場の範囲内だ。同偏差値帯の医療系大学と比較しても特別高いわけではない。

でも、データを見ればわかる通り、実態はその検索イメージとは異なる部分が多い。就職率99.0%、国立がん研究センターへの就職実績、理学療法士合格率100%——これは「恥ずかしい」では片づけられない成果だ。偏差値という1つの数字だけで、大学の全てが決まるわけじゃない。

まとめ ― 配られたカードで戦うために

偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。

でも、全然どん底なんかじゃない。就職率99.0%。国立がん研究センター・新潟大学医歯学総合病院・財務省——新潟医療福祉大学からでも、資格を武器にすればこれだけの選択肢がある。

俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

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