偏差値帯:BF〜37.5(Tier A)
就職率:96.2%(大学公式)
藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」
「日本橋学館大学 やばい」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。
ちなみに日本橋学館大学は2015年に開智国際大学へ名称変更している。この記事では現在の大学データを使って検証していく。
でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、日本橋学館大学(現:開智国際大学)の現実をデータで確認していこう。
日本橋学館大学の偏差値と入試難易度
まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。日本橋学館大学(現:開智国際大学)の偏差値帯は河合塾の数値でBF〜37.5。学部・専攻によって差がある。
学部別偏差値
| 学部・専攻 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 教育学部 中等教育専攻 | 37.5 |
| 教育学部 初等教育専攻 | BF |
| 国際教養学部 国際教養学科 | BF |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
教育学部の中等教育専攻は37.5だが、初等教育専攻と国際教養学部はBF(ボーダーフリー)。BFというのは不合格者が少なすぎて偏差値の算出ができない状態を指す。受験すればほぼ合格できる水準にあるのは事実だ。
ただし、偏差値はあくまで入試難易度の指標であって、大学の価値そのものを測るものじゃない。これは覚えておいてほしい。共通テスト得点率は47%〜54%で、共通テスト利用入試ではそれなりの基準が設定されている。
次に、入試の倍率も確認しておこう。
倍率推移
| 年度 | 学部 | 倍率(一般選抜) |
|---|---|---|
| 2025年度 | 大学全体 | 1.2倍 |
| 2024年度 | 教育学部 | 1.3倍 |
| 2024年度 | 国際教養学部 | 1.1倍 |
出典:Kei-Net / パスナビ
倍率は1.1〜1.3倍。低い数字ではある。でも倍率が低い=大学の価値がないわけじゃない。大事なのは入口の偏差値や倍率じゃなく、出口でどうなっているか。就職データを見れば、この大学の実力が見えてくる。
日本橋学館大学の就職実績
偏差値だけ見ると不安になるのはわかる。でも「やばい」かどうかは、卒業後にどうなれるかで決まる。就職データを見てみよう。
就職率
| 学部 | 就職率 | 主な進路の特徴 |
|---|---|---|
| 教育学部 | — | 教員65.1% / 医療・福祉6.3% / その他 |
| 国際教養学部 | — | サービス26.3% / 卸・小売15.8% / ホテル・旅行15.8% |
| 大学全体 | 96.2% | — |
出典:開智国際大学公式 進路・就職データ(2024年度実績)
大学全体の就職率96.2%。全国平均(約97%前後)にほぼ匹敵する水準だ。特筆すべきは教育学部で、卒業生の65.1%が教員として採用されている。東京都・千葉県・埼玉県・茨城県など関東圏の教育委員会に毎年人材を送り出している。これは教員養成に特化した学部ならではの実績だ。
主要就職先
| 分野 | 主な就職先 |
|---|---|
| 教育 | 東京都教育委員会 / 千葉県教育委員会 / 埼玉県教育委員会 / 茨城県教育委員会 |
| 金融・保険 | 埼玉縣信用金庫 / 城北信用金庫 / 日本生命保険 / 明治安田生命保険 / りそな銀行 |
| 製造・食品 | 伊藤園 / カゴメ / 日本ハム食品 / ファーストリテイリング |
| 不動産 | アキュラホーム / エイブル / スターツコーポレーション / 大京 |
| 大学院進学 | 早稲田大学大学院 / 立教大学大学院 / 日本大学大学院 |
出典:開智国際大学公式 / パスナビ
伊藤園、カゴメ、日本ハム、ファーストリテイリング——知名度のある企業の名前が並んでいる。金融では埼玉縣信用金庫やりそな銀行。さらに早稲田大学大学院や立教大学大学院への進学実績もある。「やばい」と検索される大学で、大手企業や難関大学院への進路があるのは事実だ。
教育学部からは関東各県の教育委員会に毎年教員を送り出しているし、国際教養学部からはサービス業・小売・ホテル業界を中心に就職している。1年次からキャリアデザイン科目とゼミナールで進路支援を始め、教育学部では併設の小・中・高でのインターンシップを早期から実施。少人数制の面倒見の良さがこの就職率を支えている。
同偏差値帯の大学と比べると?
日本橋学館大学(現:開智国際大学)だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ偏差値帯の千葉県近郊の私大と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 開智国際大学(旧:日本橋学館大学) | BF〜37.5 | 96.2% | 約429万円 |
| 千葉経済大学 | 37.5〜40.0 | 94.0% | 約434万円 |
| 江戸川大学 | 35.0〜40.0 | 97.6% | 約580万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度実績)
偏差値帯はほぼ同水準。就職率を見ると、開智国際大学の96.2%は千葉経済大学を上回っている。江戸川大学の97.6%には及ばないが、学費を見ると差は歴然だ。開智国際大学は4年間で約429万円。江戸川大学の約580万円と比べると150万円以上安い。千葉経済大学とはほぼ同水準の学費で、就職率では上回っている。
偏差値が低い大学の場合、「高い学費を払って行く意味があるのか」と考える人もいるだろう。だが就職率96.2%と主要就職先リストを見れば、学費に見合うだけの出口実績はある。大事なのは入口の偏差値じゃなく、出口の就職実績だ。
「日本橋学館大学 やばい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。
最大の原因は、2011年に週刊誌が大学のシラバスを取り上げたことだ。基礎力リテラシーという科目に「アルファベットの書き方・読み方」が含まれていたことが報じられ、「大学で中学生レベルの授業をやっている」とネット上で大きな話題になった。これが「日本橋学館大学=やばい」というイメージの決定打になった。
ただし、大学側は「基礎力リテラシーは必修科目ではなく、入学後のテストで基礎学力に不安がある学生を対象にした補習的な科目」と説明している。英語を拒絶する学生にいきなり大学レベルの内容を詰め込んでも意味がない——そういう教育的判断のもとで設置された科目だった。実際、翌号の記事では教育評論家や企業の採用担当者からも本学の取り組みが支持される内容が掲載されている。
もう一つの背景として、BF(ボーダーフリー)に近い偏差値帯は、それだけでネガティブに語られやすい構造がある。ネット上の大学序列ランキングや匿名掲示板では、偏差値の数字だけで一括りに「やばい」とレッテルを貼られることがある。
2015年に開智国際大学へ名称変更し、開智学園グループとして再スタートを切っている。教育学部の新設や国際教養学部への改組など、大学としての方向性は明確に変わった。でも旧名「日本橋学館大学」のイメージがネット上に残り続けているのが現状だ。
データを見ればわかる通り、実態は「やばい」という検索イメージとは異なる部分が多い。就職率96.2%、教員採用率65%、伊藤園やりそな銀行への就職実績——これは「やばい」では片づけられない成果だ。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。
でも、全然どん底なんかじゃない。就職率96.2%。教育学部からは関東各県の教員として採用され、国際教養学部からは伊藤園・カゴメ・りそな銀行——行動次第でこれだけの選択肢がある。
俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。
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