北海道科学大学はやばい?Fラン?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:35.0〜47.5(Tier A)

就職率:96.9%(就職希望者ベース・大学公式)

藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」

更新日:2026年4月 | 出典:北海道科学大学公式 / マナビジョン / パスナビ / Kei-Net

「北海道科学大学 やばい」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。

でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、北海道科学大学の現実をデータで確認していこう。

北海道科学大学はFラン?偏差値と入試データで検証

まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。北海道科学大学の偏差値帯は河合塾の数値で35.0〜47.5。学部・学科によってかなり幅がある。

学部別偏差値

学部・学科 偏差値(河合塾)
工学部 機械工学科 35.0
工学部 電気電子工学科 35.0
工学部 建築学科 37.5
工学部 都市環境学科 35.0
情報科学部 情報科学科 45.0
薬学部 薬学科 37.5
保健医療学部 看護学科 40.0
保健医療学部 理学療法学科 40.0
保健医療学部 臨床工学科 35.0
保健医療学部 診療放射線学科 47.5
未来デザイン学部 メディアデザイン学科 40.0
未来デザイン学部 人間社会学科 37.5

出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)

工学部の一部学科は35.0とBF(ボーダーフリー)に近い水準。一方で、診療放射線学科は47.5、情報科学科は45.0と、学科間の偏差値差が非常に大きい大学だ。「Fランか?」と聞かれても、学科によって全く違う。工学部の機械・電気系だけを見て大学全体を判断するのは、実態とかなりズレている。

北海道科学大学は2014年に北海道工業大学から名称変更して誕生した。もともと工学系に強みを持ち、そこに薬学部や保健医療学部を加えて理系総合大学に進化した経緯がある。5学部体制の理系総合大学は、北海道の私立ではかなり珍しい存在だ。

入試の実態も確認しておこう。

倍率

学部 倍率(2025年度・全選抜合計)
工学部 1.3倍
情報科学部 3.5倍
薬学部 1.1倍
保健医療学部 1.8倍
未来デザイン学部 1.7倍

出典:パスナビ(2025年度入試結果)

情報科学部の3.5倍が際立っている。IT人材の需要が高まる中で、情報系学部に志願者が集中している形だ。一方、工学部1.3倍、薬学部1.1倍と低めの学部もある。ただ、倍率が低い=価値がないではない。理系学部は受験科目のハードルが高く、志願者が絞られる傾向がある。大事なのは入口の倍率よりも、出口の就職実績だ。

北海道科学大学の就職実績

偏差値だけ見ると不安になるのはわかる。でも「やばい」かどうかは、卒業後にどうなれるかで決まる。就職データを見てみよう。

就職率

学部 卒業者数 就職希望者数 就職者数 就職率
工学部 366 344 339 98.5%
薬学部 169 116 116 100.0%
保健医療学部 258 240 231 96.3%
未来デザイン学部 127 115 107 93.0%
全体 920 818 793 96.9%

出典:北海道科学大学公式 就職データ(2024年度卒業生実績)

全体の就職率は96.9%。薬学部は就職希望者全員が内定を決めて100%だ。工学部も98.5%と高い水準を維持している。「やばい」と検索されるような大学でこの数字が出ているのは、普通に立派だと俺は思う。

特に注目したいのは薬学部の就職率100%。薬剤師国家試験に合格すれば就職先に困ることはまずない。保健医療学部も看護師・理学療法士・臨床工学技士・診療放射線技師と、いずれも国家資格に直結した学科ばかりだ。理系の「資格+専門職」という出口の強さが、就職率に直結している。

主要就職先

学部 主な就職先
工学部 北海道電力 / 岩田地崎建設 / 砂子組 / 北海電気工事 / メイテックフィルダーズ / HBA / つうけんアドバンスシステムズ
薬学部 アインホールディングス / ツルハ / 日本調剤 / メディカルシステムネットワーク / 手稲渓仁会病院 / 北海道大学病院
保健医療学部 昭和大学病院 / 北海道大学病院 / 手稲渓仁会病院 / 北海道医療センター / 聖隷福祉事業団
未来デザイン学部 メイテックフィルダーズ / 日本アイ・ビー・エムデジタルサービス / 北ガスフレアスト / 釧路市役所

出典:パスナビ(2024年3月卒業者実績)

北海道電力、岩田地崎建設、アインホールディングス、北海道大学病院——北海道のインフラ・医療を支える企業や病院がずらりと並んでいる。工学部からは北海道電力や大手建設会社への就職実績があり、薬学部からは北海道を代表する調剤薬局チェーンへの就職が目立つ。

保健医療学部からは昭和大学病院や北海道大学病院など、大学病院クラスの医療機関への就職実績も出ている。偏差値の数字だけでは見えてこない、理系大学ならではの出口の強さがここにある。

同偏差値帯の大学と比べると?

北海道科学大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。北海道の同偏差値帯の私立大学と比較してみよう。

大学名 偏差値帯 就職率 学費(4年概算)
北海道科学大学 35.0〜47.5 96.9% 約590万円(工学部)
北海学園大学 BF〜45.0 91.0% 約440万円(文系)
札幌学院大学 35.0〜40.0 93.4% 約410万円(文系)

出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度実績)

偏差値帯はほぼ同水準。就職率を見ると、北海道科学大学の96.9%が頭一つ抜けている。北海学園大学は北海道最大の私立大学として知名度は高いが、就職率は91.0%にとどまる。

学費は北海道科学大学が最も高い。これは理工系中心の大学であることが理由で、実験設備や実習費が含まれる分、文系大学より高くなるのは構造的な話だ。ただし、その学費に対して就職率96.9%、しかも国家資格に直結した専門職への就職が中心。投資対効果は決して悪くない。大事なのは入口の偏差値でも学費の金額でもなく、卒業後にどんな仕事に就けるかだ。

「北海道科学大学 やばい」と検索される背景

ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。

BF(ボーダーフリー)に近い偏差値帯は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の大学序列ランキングや匿名掲示板では、偏差値の数字だけで「Fラン」とレッテルを貼られることがある。北海道科学大学も、工学部の一部学科の偏差値35.0という数字が一人歩きして、大学全体が低く見られがちな構造がある。

さらに、2014年に「北海道工業大学」から名称変更したことで、OB世代と現役世代で認知が分かれている面もある。名前が変わったことで「聞いたことがない大学」と思われやすく、それが「やばい」という検索につながっている可能性がある。実際にはキャンパスの大規模リニューアルや新学部の設置など、大学としての中身は大きく進化している。

でも、データを見ればわかる通り、実態はその検索イメージとは異なる部分が多い。就職率96.9%、薬学部100%、北海道電力や北海道大学病院への就職実績——これは「やばい」では片づけられない成果だ。偏差値という1つの数字だけで、大学の全てが決まるわけじゃない。

まとめ ― 配られたカードで戦うために

偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。

でも、全然どん底なんかじゃない。就職率96.9%。北海道電力・アインホールディングス・北海道大学病院——北海道科学大学からでも、行動次第でこれだけの選択肢がある。

俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

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