偏差値帯:35.0(Tier A)
就職率:98.6%(就職希望者ベース・大学公式)
藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」
「四日市大学 やばい」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。
でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、四日市大学の現実をデータで確認していこう。
四日市大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。四日市大学は三重県四日市市にある私立大学で、1988年に公私協力型の大学として開学した。河合塾の偏差値は両学部とも35.0。
学部別偏差値
| 学部 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 総合政策学部 | 35.0 |
| 環境情報学部 | 35.0 |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
河合塾の偏差値では両学部とも35.0。BF(ボーダーフリー)に近い水準であることは事実だ。ただし、ベネッセの偏差値では総合政策学部が40〜43、環境情報学部が45〜47と表示されている。偏差値は模試の母集団によって数値が変わるから、河合塾の数字だけで「やばい」と判断するのは早い。
共通テスト得点率は総合政策学部45%、環境情報学部48%。入試データも確認しておこう。
倍率推移
| 学部 | 2025年度 | 2024年度 |
|---|---|---|
| 総合政策学部 | 1.2倍 | 1.2倍 |
| 環境情報学部 | 1.3倍 | 1.4倍 |
出典:Kei-Net / マナビジョン
倍率は1倍台前半。2025年度の一般選抜全体では、志願者289名に対して合格者237名、倍率1.2倍だった。受験すればかなりの確率で合格できる水準ではある。ただ、倍率が低い=価値がないではない。定員割れの大学は全国に多く存在するが、大事なのは入口ではなく出口だ。この先の就職データを見てから判断してほしい。
ちなみに四日市大学は2学部構成のコンパクトな大学だが、総合政策学部では経済・経営・法律・メディアを横断的に学べるし、環境情報学部では環境科学や情報技術、メディア芸術まで幅広い。小規模だからこそ、教員との距離が近い環境がある。
四日市大学の就職実績
偏差値だけ見ると不安になるのはわかる。でも大学の価値は、卒業後にどうなれるかで決まる。就職データを見てみよう。
学部別就職率
| 学部 | 卒業者数 | 就職希望者数 | 就職者数 | 就職率 |
|---|---|---|---|---|
| 総合政策学部 | 112 | 95 | 95 | 100.0% |
| 環境情報学部 | 54 | 53 | 51 | 96.2% |
| 全体 | 166 | 148 | 146 | 98.6% |
出典:四日市大学公式(令和6年度・令和7年5月1日現在)
就職希望者148名のうち146名が就職。就職率98.6%。総合政策学部にいたっては100%だ。前年度(令和5年度)は全体で99.3%を記録しており、安定して高い水準を維持している。「やばい」と検索される大学の実態としては、この数字はかなり優秀だ。
主要就職先
| 業界 | 主な就職先 |
|---|---|
| 製造 | 住友電装 / 豊田合成 / 本田技研工業 / 日本製鉄 / ヤマハ発動機 / DMG森精機 / YKK AP |
| 建設・不動産 | 大和ハウス工業 / トーエネック / 水谷建設 / 加藤建設 |
| 卸売・小売 | イオン / ニトリ / ファーストリテイリング / ビックカメラ / 青山商事 |
| 金融 | 百五銀行 / 北伊勢上野信用金庫 / 桑名三重信用金庫 / 岡三証券 |
| 運輸 | 東日本旅客鉄道 / 日本郵便 / ANA福岡空港 / 佐川急便 |
| 情報通信 | NECフィールディング / NTTデータ・スマートソーシング / 東海ソフト |
| 公務員 | 四日市市役所 / 津市役所 / 警視庁 / 三重県警察 / 各地消防局 / 自衛隊 |
出典:四日市大学公式 / マナビジョン(過去5年実績)
住友電装・豊田合成・本田技研工業・日本製鉄——名前を見て驚く人もいると思う。大手製造業への就職実績がしっかりある。これは三重県・愛知県という中京圏の製造業集積地に立地している強みだ。大和ハウス工業やニトリ、ファーストリテイリングといった全国区の企業名も並んでいる。
公務員就職も四日市市役所・津市役所をはじめ、警視庁や三重県警察など安定した実績がある。小規模大学だからこそ、キャリアサポートセンターが一人ひとりに手厚く対応できる環境が、この就職率につながっている。1年次からキャリア教育を開始し、3年次からは具体的な就職ガイダンスで内定獲得までサポートする体制が整っている。
同偏差値帯の大学と比べると?
四日市大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ偏差値帯の中部圏の私大と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 四日市大学 | 35.0 | 98.6% | 約440万円 |
| 岐阜協立大学 | 35.0 | 99.5% | 約430万円 |
| 名古屋産業大学 | BF〜35.0 | 96.6% | 約470万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ / スタディサプリ進路(2024年度実績)
偏差値帯はほぼ同水準。学費を見ると、四日市大学は4年間で約440万円。名古屋産業大学より約30万円安く、岐阜協立大学と同水準だ。就職率は3校とも96%以上と高水準を維持しているが、四日市大学の98.6%は中間に位置している。
四日市大学には入試成績優秀者を対象とした特待生制度があり、授業料の100%・50%・30%減免(定員40名・原則4年間継続)が用意されている。これを利用できれば、学費の負担は大幅に軽くなる。「高い学費を払ってFランに行く意味があるのか」と思う人もいるかもしれないが、就職率98.6%と大手企業への実績を考えれば、投資対効果は決して悪くない。
「四日市大学 やばい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。
BF(ボーダーフリー)に近い偏差値帯は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の大学序列ランキングや匿名掲示板では、偏差値の数字だけで「Fラン」とレッテルを貼られることがある。四日市大学も、河合塾偏差値35.0という数字が一人歩きして、大学全体が低く見られがちな構造がある。
さらに、三重県内には三重大学(国立)や皇學館大学といった知名度の高い大学がある。中京圏全体で見れば名古屋大学や南山大学など上位校も多い。そうした比較の中で、四日市大学が「やばい」と検索されてしまう心理は、俺にも痛いほどわかる。
ただし、データを見ればわかる通り、四日市大学の実態は「やばい」というイメージとは異なる部分も多い。就職率98.6%、住友電装や本田技研への就職実績——これは「やばい」では片づけられない成果だ。偏差値という1つの数字だけで、大学の全てが決まるわけじゃない。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。
でも、全然どん底なんかじゃない。就職率98.6%。住友電装・本田技研・大和ハウス・百五銀行——四日市大学からでも、行動次第でこれだけの選択肢がある。
俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。
同じ偏差値帯の大学を見る:偏差値37以下の大学一覧|就職率・学費データ付き

