偏差値帯:該当なし・通信制
就職率:93.3%(24歳以下・大学公式)
藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」
「サイバー大学 やばい」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。
でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、サイバー大学の現実をデータで確認していこう。
サイバー大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まず前提として知っておいてほしいのは、サイバー大学は完全オンラインの通信制大学だということ。2007年にソフトバンクグループが設立した、日本初のフルオンライン大学だ。キャンパスに通学する必要が一切ない。
通信制大学には一般入試がないため、河合塾や駿台が出すような偏差値は存在しない。入試は書類選考(志望動機書)のみ。だから「Fランか?」という問いに対しては、そもそも偏差値という物差しが当てはまらないというのが正確な答えだ。
学部別偏差値
| 学部 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| IT総合学部 | 該当なし(通信制・書類選考のみ) |
出典:パスナビ(通信制大学のため偏差値データなし)
サイバー大学の学部はIT総合学部の1つだけ。その中でテクノロジーコース・ビジネスコース・ITコミュニケーションコースの3コースに分かれている。学部が1つしかないぶん、ITに特化したカリキュラムが組まれているのが特徴だ。
「書類選考だけなら誰でも入れるのでは?」と思うかもしれない。確かに筆記試験はない。ただし志望動機書の内容で不合格になるケースもゼロではないし、入学後に求められる学習量は決して軽くない。2学期目の履修継続率は90.3%と高いが、裏を返せば約1割は早い段階で離脱している。
倍率推移
| 年度 | 倍率 |
|---|---|
| 通信制大学のため入試倍率データなし(書類選考のみ) | |
出典:サイバー大学公式
通信制大学には一般的な入試倍率の概念がない。代わりに規模感を伝えると、2025年度の春学期だけで1年次入学292名・編入学196名。収容定員4,000名規模の大学で、在籍者数は3,431名(2025年11月時点)だ。通信制大学としてはかなりの規模にあたる。
在学生の約半数が社会人で、約4割が専業学生。年齢層は20代が61%と最も多く、10代から60代以上まで幅広い世代が在籍している。「通信制=やばい」というイメージを持つ人もいるだろうが、働きながら学位を取る社会人が多数いるという実態は、ネットの印象とはかなり違う。
サイバー大学の就職実績
「通信制大学だと就職できないのでは?」——これが一番気になるところだと思う。結論から言うと、サイバー大学の就職実績は通信制の中ではトップクラスだ。
就職率
| 対象 | 就職者数 | 就職率 |
|---|---|---|
| 24歳以下 | 153名 | 93.3% |
| 全年代 | 170名 | 88.1% |
出典:サイバー大学公式(2025年3月卒業生実績)
24歳以下の若年層に限れば就職率93.3%。全年代でも88.1%と高水準だ。全年代の数字がやや下がるのは、もともと正社員として働きながらキャリアアップ目的で在籍している社会人が含まれるため。純粋に新卒就活をする若い世代の就職率は、通学制の大学と比べても遜色ないレベルにある。
主要就職先
| 業界 | 主な就職先 |
|---|---|
| IT・通信 | 伊藤忠テクノソリューションズ / SCSK / SBテクノロジー / NTT東日本 / NEC / チームラボ |
| Web・EC | 楽天グループ / ZOZO / DeNA / サイバーエージェント / GMOインターネット |
| メーカー | トヨタ自動車 / SUBARU |
| コンサル | アクセンチュア |
| その他 | JR西日本 / カインズ / オープンハウスグループ |
出典:サイバー大学公式(2025年3月卒業生実績)
伊藤忠テクノソリューションズ、SCSK、NTT東日本、NEC——IT業界の大手・準大手がずらりと並ぶ。さらにトヨタ自動車やアクセンチュアといった名前まである。「通信制だから就職できない」というイメージとはかけ離れた実績だ。
卒業生の約半数が情報通信業に進んでいるのは、IT総合学部らしい結果。ソフトバンクグループとのつながりを活かした就職支援も強みの一つだ。ちなみに卒業率は75.9%で、通信制大学の平均(約15%)と比べると圧倒的に高い。卒業さえできれば、就職の道は十分に開けている。
同偏差値帯の大学と比べると?
サイバー大学は通信制大学なので、比較するなら同じ通信制が適切だ。IT系・総合系のオンライン大学と並べてみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| サイバー大学 | なし(通信制) | 93.3%(24歳以下) | 約305万円 |
| 東京通信大学 | なし(通信制) | 公表データなし | 約133万円 |
| 放送大学 | なし(通信制) | 公表データなし | 約77万円 |
出典:各大学公式(2025年度時点)
学費の差は歴然としている。サイバー大学は4年間で約305万円と通信制では最も高い部類に入る。放送大学の約4倍、東京通信大学の約2.3倍だ。ただし通学制の私立大学(4年間で約400〜500万円)と比べれば、それでもまだ安い。
一方で、就職率を公式に公表しているのは3校の中でサイバー大学だけだ。東京通信大学や放送大学は生涯学習目的の社会人が主な対象のため、就職率というデータ自体が重視されていない。サイバー大学が若年層の就職率93.3%を明示できるのは、就職支援に力を入れている証と言える。
学費が高いぶん、ソフトバンクグループのネットワークを活かした就職支援やIT企業への太いパイプがある。何を目的に大学に入るかで、この学費の評価は大きく変わる。「大卒資格+IT業界への就職」が目標なら、投資対効果は決して悪くない。
「サイバー大学 やばい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。
最大の理由は通信制への根強い偏見だ。日本では通信制大学=「普通の大学に行けなかった人が行くところ」という見方がまだ根強い。偏差値が存在しないことが逆に「どんなレベルかわからない=やばいのでは」という不安につながっている。
さらに「サイバー」という名前のインパクトも大きい。ソフトバンクグループが設立した正規の大学だが、名前だけ聞くと「怪しいネット大学では?」と誤解されがちだ。実際には文部科学省が認可した4年制大学であり、卒業すれば学士(IT総合学)の学位がきちんと取得できる。
ネット上では「Fラン」「就職できない」という声も見かける。だがデータが示す通り、サイバー大学の就職実績は通信制の中では突出している。偏差値がないことと大学の価値がないことはイコールじゃない。通学制の大学と単純比較して「やばい」と決めつけるのは、的外れだ。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値がない通信制大学だからこそ、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。
でも、全然どん底なんかじゃない。就職率93.3%。トヨタ・アクセンチュア・NTT東日本——サイバー大学からでも、行動次第でこれだけの選択肢がある。
俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。
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