田園調布学園大学はFラン?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:35.0(Tier A)

就職率:95.9%(就職希望者ベース・パスナビ)

藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」

更新日:2026年4月 | 出典:田園調布学園大学公式 / マナビジョン / パスナビ / Kei-Net

「田園調布学園大学 Fラン」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。

でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、田園調布学園大学の現実をデータで確認していこう。

田園調布学園大学はFラン?偏差値と入試データで検証

まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。田園調布学園大学の河合塾偏差値は全学部35.0。BF(ボーダーフリー)に近い水準だ。

学部別偏差値

学部 偏差値(河合塾)
人間福祉学部 BF〜35.0
子ども教育学部 35.0
人間科学部 35.0

出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)

正直、偏差値の数字だけ見れば「Fラン」と言われても仕方ない水準ではある。ベネッセの偏差値だと41〜51の範囲で表示されるため、どの指標を見るかで印象は変わる。ただ、偏差値=大学の価値ではない。これだけは先に言っておきたい。

田園調布学園大学は福祉・保育・心理に特化した小規模大学だ。総合大学とは違い、資格取得と現場実習を軸にした教育設計になっている。偏差値だけで判断すると、この大学の本当の強みを見落とすことになる。

次に倍率も確認しておこう。

倍率推移

学部 2025年度 2024年度
人間福祉学部 1.0倍 1.1倍
子ども教育学部 1.1倍 1.1倍
人間科学部 1.3倍 1.1倍

出典:パスナビ(2024〜2025年度入試結果)

倍率は1倍台前半。受験すればほぼ合格できる水準にあるのは事実だ。ただ、倍率が低い=価値がないではない。福祉・保育系の大学は資格取得に直結するため、入口の競争率より出口の就職率で評価すべきだ。その就職データを次に見てみよう。

田園調布学園大学の就職実績

偏差値が低くても、卒業後にしっかり就職できるかどうかが一番大事だ。田園調布学園大学の就職データを学科別に確認しよう。

学科別就職率

学科 2023年3月卒 2024年3月卒 2025年3月卒
社会福祉学科(社会福祉専攻) 95.2% 93.6% 97.3%
社会福祉学科(介護福祉専攻) 100.0% 96.6% 96.0%
共生社会学科 96.7% 94.4% 97.0%
子ども教育学科 93.2% 96.1% 92.9%
心理学科 96.7% 97.8% 97.0%
心理福祉学科 94.7% 92.0% 94.4%

出典:田園調布学園大学公式(文部科学省基準に準拠して算出)

全学科で90%以上の就職率を3年連続で維持している。特に社会福祉専攻は2025年卒で97.3%、心理学科も97.0%と高い。「Fラン」と検索されがちな大学にしては、かなり健闘している数字だ。

主要就職先

分野 主な就職先
公務員 横浜市役所5名 / 川崎市役所3名 / 渋谷区役所2名 / 神奈川県教育委員会 / 東京都教育委員会
医療 北里研究所 / 東京都立病院機構
高齢者福祉 ベネッセスタイルケア / 秀峰会
障害者福祉 進和学園 / 川崎市社会福祉事業団
保育・児童 木下の保育 / グローバルキッズ / 厚生館福祉会
一般企業 ウエルシア薬局 / エフィラグループ

出典:パスナビ / 田園調布学園大学公式(2025年3月卒業者実績)

横浜市役所に5名、川崎市役所に3名——公務員への就職実績がしっかりある。福祉系の大学だから福祉施設ばかりかと思いきや、公務員や医療機関など幅広い分野に卒業生を送り出している。

田園調布学園大学のキャンパスは神奈川県川崎市にあり、横浜・川崎エリアの福祉・保育の現場と太いパイプを持っている。学生時代の実習先にそのまま就職するケースも多く、地元密着型のキャリア形成がこの大学の強みだ。

同偏差値帯の大学と比べると?

田園調布学園大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ偏差値帯の関東にある福祉系私大と比較してみよう。

大学名 偏差値帯 就職率 学費(4年概算)
田園調布学園大学 35.0 95.9% 約516万円
東京福祉大学 BF〜35.0 96.1% 約518万円
浦和大学 35.0 97.8% 約500万円

出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度実績)

偏差値帯はほぼ同水準。就職率は3校とも95%以上と高水準で、いずれも福祉・保育に強みを持つ大学だ。学費も4年間で約500〜520万円とほぼ横並び。

「偏差値35で500万以上の学費を払う意味があるのか」——そう思う気持ちもわかる。でも就職率95%以上、公務員や医療機関への就職実績を見れば、資格を武器にした出口戦略がしっかり機能していることがわかる。大事なのは入口の偏差値じゃなく、出口の就職実績だ。

「田園調布学園大学 Fラン」と検索される背景

ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「Fラン」と検索されるのか。

BF(ボーダーフリー)に近い偏差値帯は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の大学序列ランキングや匿名掲示板では、偏差値の数字だけで「Fラン」とレッテルを貼られることがある。田園調布学園大学も、全学部35.0という数字が一人歩きして、大学全体が低く見られがちな構造がある。

さらに、「田園調布」という地名のブランドイメージも関係している。高級住宅街として知られる田園調布の名を冠していることで、「名前負けしてるんじゃないか」という心理が検索の動機になっている面もある。ただ、キャンパスは川崎市麻生区にあり、田園調布の住宅街とは直接の関係は薄い。名前と実態のギャップが、検索を誘発しやすい構造になっている。

でも、データを見ればわかる通り、実態はその検索イメージとは異なる部分が多い。就職率95%以上、横浜市役所への複数名の就職実績——これは「Fラン」では片づけられない成果だ。偏差値という1つの数字だけで、大学の全てが決まるわけじゃない。

まとめ ― 配られたカードで戦うために

偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。

でも、全然どん底なんかじゃない。就職率95%以上。横浜市役所・川崎市役所・北里研究所——田園調布学園大学からでも、行動次第でこれだけの選択肢がある。

俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

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