東京理科大学は誰でも入れる?恥ずかしい?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:55.0〜62.5(Tier D)※昼間学部

就職率:実就職率94.0%(大規模大学全国1位)

藤原の一言:「俺から正直に言わせてもらうと十分すごい」

更新日:2026年4月 | 出典:東京理科大学公式 / マナビジョン / パスナビ / Kei-Net

「東京理科大学 誰でも入れる」と検索してここに来たのか。早慶や旧帝と比べて「もう少し上に行きたかった」という気持ちがあるんだと思う。上を見ればキリがないから、その感覚は理解できる。

ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から正直に言わせてもらうと、東京理科大学は十分すごい。データで確認してみてほしい。

東京理科大学の偏差値と入試難易度

まずは偏差値を確認しよう。東京理科大学は理工系総合大学として国内トップクラスの実績を持ち、河合塾の偏差値は昼間学部で55.0〜62.5

学部 偏差値(河合塾)
理学部第一部 60.0〜62.5
工学部 57.5〜62.5
薬学部 60.0
創域理工学部 55.0〜60.0
先進工学部 57.5〜60.0
経営学部 57.5
創域情報学部 57.5
理学部第二部(夜間) 42.5〜45.0

出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)

理学部第一部62.5、工学部62.5。これは早慶理工に次ぐ私大理系の最上位層だ。俺の偏差値37の大学とは完全に別世界。理学部第二部(夜間)は42.5〜45.0と低めだが、これは社会人向けの夜間学部であり、大学全体の難易度を語る上では別枠と考えるべきだろう。

年度 倍率(一般選抜B方式・全体)
2025年度 2.7〜5.0倍
2024年度 2.8〜4.5倍
2023年度 2.9〜4.2倍

出典:パスナビ / Kei-Net

倍率は3〜5倍台で安定している。特に情報系・建築系は高倍率が続いており、生成AIの社会実装が進む中で志願者が集中する傾向がある。受かった時点で十分に選ばれた人材だという事実を、まず受け止めてほしい。

ちなみに、東京理科大学は関門科目による進級制度が有名で、学部平均の留年率は約20%。「入りやすくて出にくい大学」と言われるのは、この厳格な進級審査があるからだ。逆に言えば、卒業した時点で確かな実力が保証されているということ。

東京理科大学の就職実績

就職データも確認しておこう。ただ、Tier Dの大学のデータは良いに決まっている。だから長々と証明はしない。事実だけ並べる。

就職率

項目 数値
実就職率 94.0%(大規模大学全国1位)
進路決定率 96.4%
大学院進学率 56.4%

出典:東京理科大学公式(2025年3月卒業生実績)

卒業生の56.4%が大学院に進学する。これは理系大学としての研究力の高さの証拠だ。進学先は本学大学院が82%、残りは東京大学大学院や東京科学大学大学院など。就職希望者に絞れば、進路決定率は96.4%。実就職率94.0%は大規模大学(卒業生4,000人以上)で全国1位の数字だ。

主要就職先

学部 主な就職先
理学部第一部 教員14名 / NTTデータ6名 / 富士通5名
工学部 NTTデータ5名 / 鹿島建設4名 / 清水建設3名 / 東京電力HD 3名
経営学部 NTTデータ14名 / 楽天グループ6名 / NEC 6名 / アクセンチュア6名 / ベイカレント6名
先進工学部 ソニーセミコンダクタソリューションズ / キヤノン / 日立製作所
創域理工学部 大成建設 / NTTデータ / 三菱電機
薬学部 第一三共 / アステラス製薬 / 中外製薬

出典:東京理科大学公式 / パスナビ(2024年3月卒業者実績)

全学で最も多い就職先はNTTデータ(51名)、次いで日立製作所(36名)、ソニーセミコンダクタソリューションズ(30名)。これは学部生と大学院生を合わせた数字だが、日本のものづくり・ITのトップ企業がずらりと並ぶ。

経営学部からNTTデータ14名、アクセンチュア・ベイカレントなどのコンサル系にも強い。理系大学の経営学部というユニークな立ち位置が、データサイエンス×ビジネスの需要と噛み合っている。工学部からは鹿島建設・清水建設などスーパーゼネコンへの就職実績もあり、業界トップ企業への就職力は私大理系の中でも屈指だ。

同偏差値帯の大学と比べると?

同じ偏差値帯の私大理工系と並べてみる。

大学名 偏差値帯 就職率 学費(4年概算)
東京理科大学 55.0〜62.5 実就職率94.0% 約626万円
明治大学(理工学部) 57.5〜62.5 約97% 約468万円
芝浦工業大学 52.5〜60.0 99.3% 約700万円

出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度実績)

偏差値帯は明治理工と同水準、芝浦工業大学よりやや上。就職率の数字が低く見えるのは、卒業生の56%が大学院に進学するためで、就職希望者ベースでは遜色ない。学費は4年間で約626万円。明治大学理工学部(約468万円)より高いが、大学院進学率の高さと研究環境を考えれば、単純な学費比較では測れない価値がある。

芝浦工業大学は就職率99.3%と驚異的な数字を出しているが、大学院進学率は東京理科大学ほど高くない。研究を経て就職するか、学部卒で就職するか——キャリアパスの設計思想が異なる大学同士の比較だということは押さえておいてほしい。

「東京理科大学 誰でも入れる」と検索される背景

ここまでデータを見てきて、「誰でも入れる」と検索される理由がわからないと感じた人も多いはず。実は、この検索の背景には大学固有の事情がいくつかある。

最大の原因は前身校「東京物理学校」の歴史だ。東京理科大学の前身である東京物理学校(1881年設立)は、入学試験を課さず、希望者は誰でも入学できた。ただし、卒業は極めて困難で、関門試験に合格できなければ進級できず、卒業できたのは入学者のわずか10%に満たなかったと言われている。この「門戸は広く、卒業は厳しく」という伝統が、現在の「誰でも入れる」という検索の源流だ。

もう一つは、理学部第二部(夜間学部)の存在。河合塾の偏差値で42.5〜45.0と、昼間学部と比べて15ポイント以上低い。社会人や経済的に昼間通学が難しい学生に向けた学部だが、この偏差値だけが切り取られて「理科大は入りやすい」というイメージにつながっている面がある。昼間学部の偏差値55.0〜62.5という実態とは、まるで別の話だ。

さらに、現在の東京理科大学にも受け継がれている関門制度と高い留年率も関係している。学部平均で約20%が留年を経験するという厳しさから、「入るのは簡単だが出るのは難しい」という語られ方をされることがある。しかし実際には入試も十分に難しい。「入りやすい」という部分だけが強調されるのは、実態とかけ離れている。

「恥ずかしい」という検索についても触れておくと、早慶との比較構造が大きい。偏差値帯がMARCH上位〜早慶下位と重なるため、「早慶に落ちて理科大」という序列意識が一部に存在する。しかし実就職率は大規模大学全国1位、NTTデータ・日立・ソニーなど就職先のレベルは早慶理工にも引けを取らない。理系の実力主義の世界では、大学名より何を学んだかが問われる。その土俵で東京理科大学は圧倒的に強い。

まとめ ― 配られたカードで戦うために

データが証明してる通り、東京理科大学は偏差値・就職率・就職先の質、どこを切っても不安に思う要素がない。実就職率は大規模大学全国1位、NTTデータに51名・日立に36名・ソニー半導体に30名——この大学の卒業生が日本のものづくりとITの最前線を支えている。

「誰でも入れる」と検索される原因は、前身校の歴史と夜間学部の偏差値が一人歩きしているだけ。昼間学部の実態は全く別物だ。

俺みたいなFラン出身者から見れば、あなたの環境はかなり恵まれてる。全然どん底なんかじゃない。その環境を活かして、大学生活を楽しんでほしい。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

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