偏差値帯:37.5(Tier A)
就職率:100%(就職希望者ベース・大学公式・2024年度)
藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」
「桐生大学 やばい」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。
でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、桐生大学の現実をデータで確認していこう。
桐生大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。桐生大学は群馬県みどり市にある私立大学で、医療保健学部に看護学科と栄養学科の2学科を設置している。河合塾の偏差値は看護・栄養ともに37.5。なお、2026年4月に「ぐんま未来大学」へ校名変更している。
学部別偏差値
| 学科 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 看護学科 | 37.5 |
| 栄養学科 | 37.5 |
出典:パスナビ(河合塾提供・2025年度入試予想)
偏差値37.5という数字だけ見ると、「Fラン」と呼ばれるのも無理はないかもしれない。ネット上では偏差値35〜40あたりの大学はひとまとめに「Fラン」とレッテルを貼られやすい。俺の大学もそうだった。ただ、偏差値はあくまで入試難易度の指標であって、大学の価値そのものを測るものじゃない。
ちなみにベネッセの偏差値だと45〜51の範囲で表示される。河合塾とベネッセで数値の出し方が違うから、どちらを見るかで印象が変わる。入試の実態を倍率でも確認しておこう。
入試倍率(2025年度)
| 入試方式 | 学科 | 志願者 | 合格者 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 一般選抜Ⅰ期 | 看護 | 39 | 33 | 1.1倍 |
| 一般選抜Ⅰ期 | 栄養 | 14 | 11 | 1.2倍 |
| 共通テスト利用(前期) | 看護 | 34 | 26 | 1.3倍 |
| 共通テスト利用(前期) | 栄養 | 17 | 13 | 1.3倍 |
| 大学全体 | — | 108 | 87 | 1.2倍 |
出典:Kei-Net(2025年度入試結果)
倍率は1倍台前半。受験すればかなりの確率で合格できる水準にあるのは事実だ。ただ、倍率が低い=価値がないではない。桐生大学は看護師・管理栄養士という国家資格の取得を前提とした大学だ。入口の倍率より、出口の国家試験合格率と就職実績のほうがよほど重要。その実態をこの先で見ていこう。
桐生大学の就職実績
偏差値だけ見ると不安になるのはわかる。でも「やばい」かどうかは、卒業後にどうなれるかで決まる。就職データを見てみよう。
就職率
| 学科 | 卒業者数 | 就職希望者数 | 就職者数 | 就職率 |
|---|---|---|---|---|
| 看護学科 | 83 | 76 | 76 | 100% |
| 栄養学科 | 58 | 56 | 56 | 100% |
| 全体 | 141 | 132 | 132 | 100% |
出典:桐生大学公式(2024年度卒業生実績)
就職希望者132名全員が就職。就職率100%。看護学科も栄養学科も、就職を希望した学生は全員内定を獲得している。「やばい」と検索される大学の就職率が100%——この事実をまず受け止めてほしい。
過去の推移を見ても、看護学科は2023年度も100%、栄養学科は2023年度98.1%と安定して高水準を維持している。偏差値37.5の大学で就職率がほぼ毎年100%前後というのは、大学のキャリア支援が機能している証拠だ。
主要就職先
| 学科 | 主な就職先 |
|---|---|
| 看護学科 | 群馬大学医学部附属病院 / 前橋赤十字病院 / 群馬県立病院 / 桐生厚生総合病院 / 自治医科大学附属病院 / がん研究会有明病院 / 国立がん研究センター / 済生会横浜市東部病院 / 日本赤十字社医療センター |
| 栄養学科 | 日清医療食品 / エームサービス / LEOC / 群馬大学医学部附属病院 / 群馬県庁 / 群馬県教育委員会 / イムス太田中央総合病院 / コスモス薬品 / ベイシア |
出典:桐生大学公式(2021〜2024年度卒業生実績)
看護学科からは群馬大学医学部附属病院、前橋赤十字病院といった地域の基幹病院はもちろん、がん研究会有明病院や国立がん研究センターなど全国トップクラスの医療機関にも就職実績がある。栄養学科は日清医療食品やエームサービスといった給食大手、群馬県庁などの公務員にも進路が広がっている。
医療系大学の強みは、卒業と同時に国家資格を取得できること。看護師・保健師・助産師・管理栄養士——これらの資格は一生使える武器になる。偏差値の数字に振り回されるより、この出口の強さを見てほしい。
同偏差値帯の大学と比べると?
桐生大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ群馬県内で医療系学部を持つ私大と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 桐生大学(看護) | 37.5 | 100% | 約625万円 |
| 群馬医療福祉大学(看護) | 37.5 | 100% | 約630万円 |
| 群馬パース大学(看護) | 40.0 | 100% | 約655万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ / Kei-Net(2024〜2025年度実績)
3校とも就職率は100%。群馬県内の医療系私大は、偏差値にかかわらず就職率が非常に高い水準にある。群馬パース大学は偏差値がやや高い分、学費も4年間で約655万円と最も高い。桐生大学は3校の中で学費が最も抑えられている。
偏差値37.5で「Fラン」と呼ばれようが、就職率100%で学費も群馬県内の医療系私大では最安クラス。コスパは決して悪くない。大事なのは入口の偏差値じゃなく、出口の就職実績と国家資格だ。
「桐生大学 やばい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。
BF(ボーダーフリー)に近い偏差値帯は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の大学序列ランキングや匿名掲示板では、偏差値の数字だけで「Fラン」「やばい」とレッテルを貼られることがある。桐生大学も、偏差値37.5という数字が一人歩きして、大学全体が低く見られがちな構造がある。
さらに、桐生大学は医療保健学部の1学部2学科のみの小規模大学だ。総合大学と比べると知名度がどうしても低くなる。群馬県内でも群馬大学や高崎経済大学のほうが圧倒的に名前が知られている。その中で「桐生大学?聞いたことない」→「やばいのでは?」という連想が生まれやすい。
ただし、データを見ればわかる通り、桐生大学の実態は「やばい」というイメージとは異なる部分が多い。就職率100%、がん研究会有明病院や国立がん研究センターへの就職実績——これは「やばい」では片づけられない成果だ。偏差値という1つの数字だけで、大学の全てが決まるわけじゃない。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。
でも、全然どん底なんかじゃない。就職率100%。群馬大学附属病院・前橋赤十字病院・がん研有明——桐生大学からでも、行動次第でこれだけの選択肢がある。看護師や管理栄養士の国家資格は、一度取れば一生の武器になる。
俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。
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