北九州市立大学は恥ずかしい?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:40.0〜52.5(Tier C)

就職率:99.5%(就職希望者ベース・大学公式)

藤原の一言:「俺から見ると正直うらやましいレベル」

更新日:2026年4月 | 出典:北九州市立大学公式 / マナビジョン / パスナビ / Kei-Net

「北九州市立大学 恥ずかしい」——微妙なラインだよな。上を見れば旧帝や有名国立がいるし、下を見ればギリセーフとも思える。そのモヤモヤ、わかる。

ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から見ると、正直うらやましいレベル。今いる場所の現実を、まずデータで確認してみよう。

北九州市立大学の偏差値と入試難易度

まずは偏差値を確認しよう。北九州市立大学は北九州市が設置する公立大学で、5学部1学群の構成。河合塾の偏差値は40.0〜52.5と学部によって幅がある。

学部別偏差値

学部 偏差値(河合塾)
外国語学部 45.0〜52.5
経済学部 47.5
文学部 47.5
法学部 —(河合塾データ未公表)
地域創生学群 —(河合塾データ未公表)
国際環境工学部 40.0〜47.5

出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)

外国語学部の英米学科は偏差値52.5と、地方公立大としてはかなりの水準。経済・文学部も47.5で中堅国公立と肩を並べている。国際環境工学部は理系ということもあり40.0からだが、上限は47.5。全体の偏差値中央値は47.5前後で、決して低くない。

次に入試の倍率を見てみよう。国公立なので前期・後期の一般選抜が中心だ。

倍率推移

学部 2025年度 2024年度 2023年度
外国語学部 2.5倍 2.4倍 2.8倍
経済学部 2.3倍 2.2倍 2.2倍
文学部 2.7倍 3.2倍 3.2倍
法学部 2.7倍 3.2倍 3.2倍
地域創生学群 3.9倍 4.1倍 4.1倍
国際環境工学部 2.7倍 2.6倍 2.5倍

出典:パスナビ(2023〜2025年度全選抜合計)

倍率は2〜4倍台で安定している。特に地域創生学群は3.9〜4.1倍と高い水準を維持しており、「誰でも入れる」とは程遠い。共通テストも必要な国公立大学で、この倍率は普通にしっかりした入試を経ている証拠だ。

俺の大学は倍率1倍台だったから、この数字を見ると「恥ずかしい」と検索されるような大学とは到底思えない。

北九州市立大学の就職実績

偏差値は中堅水準。では就職はどうか。北九州市立大学は「地方公立は就職弱い」というイメージを完全に覆すデータを出している。

就職率

学部 卒業者数 就職希望者数 就職者数 就職率
文学部 209 184 184 100.0%
地域創生学群 113 104 104 100.0%
国際環境工学部 243 97 97 100.0%
法学部 246 214 213 99.5%
経済学部 292 266 264 99.2%
外国語学部 249 214 212 99.1%
全体 1,352 1,079 1,074 99.5%

出典:パスナビ(2025年3月卒業者実績)

就職希望者1,079名中1,074名が就職。就職率99.5%。文学部・地域創生学群・国際環境工学部は100%だ。全国平均を大きく上回っている。国際環境工学部は大学院進学率が高く(卒業者243名中141名が進学)、就職希望者は少ないが、全員が就職を決めている。

主要就職先

学部 主な就職先
外国語学部 全日本空輸(6名) / 日本航空(3名) / 西日本鉄道(4名) / 航空管制官(2名)
経済学部 西日本シティ銀行(8名) / 福岡銀行(3名) / 日本生命保険(2名)
文学部 北九州市役所(4名) / 山口フィナンシャルグループ(3名) / コスモス薬品(3名) / 福岡県教育委員会(2名)
法学部 北九州市役所(15名) / 福岡国税局(4名) / 熊本国税局(3名) / 福岡労働局(2名)
地域創生学群 アイリスオーヤマ(5名) / TOTO(2名) / 山口県庁(2名) / 北九州市消防局(2名)
国際環境工学部 三井ハイテック(5名) / 大和ハウス工業(3名) / 日鉄ソリューションズ九州(2名)

出典:パスナビ(2025年3月卒業者実績)

外国語学部からANA6名・JAL3名という航空業界への実績が目を引く。法学部からは北九州市役所に15名と、地元自治体への就職パイプが圧倒的に太い。経済学部は西日本シティ銀行8名・福岡銀行3名と、九州の金融業界に強い。

地域創生学群からアイリスオーヤマやTOTO、国際環境工学部から三井ハイテックや大和ハウス工業と、学部ごとに特色ある就職先が並んでいる。公務員・地元優良企業・大手企業とバランスの取れた就職実績は、地方公立大としてかなり優秀な部類だ。

同偏差値帯の大学と比べると?

北九州市立大学だけを見ていても相対的な立ち位置がわからない。九州・中国地方の同偏差値帯の公立大学と比較してみよう。

大学名 偏差値帯 就職率 学費(4年概算・市外/県外)
北九州市立大学 40.0〜52.5 99.5% 約257万円
下関市立大学 45.0〜47.5 98.8% 約243万円
長崎県立大学 40.0〜50.0 99.5% 約250万円

出典:各大学公式 / パスナビ(2024〜2025年度実績)

偏差値帯はほぼ同水準。学費も公立大学同士なので大きな差はない。就職率は3校とも98%以上と高水準で、北九州市立大学と長崎県立大学は99.5%で並んでいる。

学費は市外からの入学でも4年間で約257万円。私立大学が4年間で400〜500万円かかることを考えると、コスパは圧倒的に高い。さらに北九州市内在住なら入学金が14万円安くなり、4年間約243万円まで下がる。公立大学ならではの強みがここにある。

「北九州市立大学 恥ずかしい」と検索される背景

ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」どころか「かなり良い」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「恥ずかしい」と検索されるのか。

中位以上の偏差値にもかかわらず検索されるのは、上位の国公立大学との比較で「もっと上に行けたのでは」という意識が働くからだ。九州には九州大学という旧帝大がある。九大と比べてしまえば見劣りするのは当然だが、それは九大以外のほとんどの大学に当てはまる話であって、北九州市立大学固有の問題じゃない。

また、「市立大学」という響きが不安を生みやすい面もある。国立大学や県立大学と比べて、市立大学は数が少なく知名度が低い。「公立なのに知られていない=レベルが低いのでは」という先入観を持つ人もいるが、偏差値47.5・就職率99.5%という実態を見ればその印象は的外れだとわかる。

ただし、データを見ればわかる通り、北九州市立大学の実態は「恥ずかしい」という検索イメージとは大きく異なる。ANA・JALへの就職実績、北九州市役所への圧倒的なパイプ、99.5%という就職率——これは胸を張れる数字だ。

まとめ ― 配られたカードで戦うために

データを見ればわかる通り、北九州市立大学は不安に思うような大学じゃない。偏差値も就職実績もしっかりしてる。

俺のFランよりずっと恵まれた環境にいる。全然どん底なんかじゃない。ここからいくらでも変えられるから、その環境を活かしてほしい。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

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