聖隷クリストファー大学はFラン?やばい?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:35.0〜40.0(Tier A)

就職率:96.6%(就職希望者ベース・リハビリ学部100%)

藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」

「聖隷クリストファー大学 Fラン」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。

でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、聖隷クリストファー大学の現実をデータで確認していこう。

聖隷クリストファー大学はFラン?偏差値と入試データで検証

まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。聖隷クリストファー大学の偏差値帯は河合塾の数値で35.0〜40.0。静岡県浜松市にある保健医療福祉系の専門大学で、学部・学科によって偏差値の幅がある。

学部別偏差値

学部・学科 偏差値(河合塾)
看護学部 40.0
リハビリテーション学部(理学療法学科) 40.0
リハビリテーション学部(言語聴覚学科) 35.0〜37.5
リハビリテーション学部(作業療法学科) 35.0
社会福祉学部 35.0〜37.5
国際教育学部(こども教育学科) 35.0

出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)

看護学部と理学療法学科は40.0。一方で作業療法学科やこども教育学科は35.0。学科によって偏差値に5ポイントの差がある。「Fランか?」と聞かれたら、学科によるとしか言えない。看護と理学療法は40.0あり、BF(ボーダーフリー)には該当しない。

ちなみにベネッセの偏差値だと43〜51の範囲で表示される。河合塾とベネッセで数値の出し方が違うから、どちらを見るかで印象が全然変わる。偏差値はあくまで入試難易度の指標であって、大学の価値そのものを測るものじゃない。保健医療系の大学は偏差値以上に国家試験合格率と就職実績が重要だ。

「誰でも受かる」かどうか、入試データでも確認しておこう。

倍率推移

学部 2025年度 2024年度
看護学部 1.4倍 1.5倍
リハビリテーション学部 1.7倍 1.4倍
社会福祉学部 1.2倍 1.2倍
国際教育学部 1.1倍 1.3倍

出典:パスナビ(一般選抜合計)

全体的には1倍台前半〜中盤。ただし注目すべきは理学療法学科の倍率3.9倍(2025年度前期)。志願者39名に対して合格者10名で、ここは「誰でも受かる」とは到底言えない競争率だ。看護学部も志願者372名に対して合格者260名と、ある程度の選抜は効いている。

聖隷クリストファー大学の母体は聖隷福祉事業団。聖隷グループは全国最大級の社会福祉法人で、聖隷浜松病院・聖隷三方原病院をはじめ、病院・介護施設を多数運営している。この母体との繋がりが、後述する就職実績に直結している。

聖隷クリストファー大学の就職実績

偏差値だけ見ると不安になるのはわかる。でも「やばい」かどうかは、卒業後にどうなれるかで決まる。就職データを見てみよう。

就職率

学部 卒業者数 就職希望者数 就職者数 就職率
リハビリテーション学部 100 98 98 100.0%
社会福祉学部 78 78 77 98.7%
看護学部 155 150 140 93.3%
全体 333 326 315 96.6%

出典:パスナビ(2025年3月卒業生実績)

リハビリテーション学部は就職率100%。社会福祉学部も98.7%と高水準だ。看護学部が93.3%と全体を引き下げているが、看護師は国家試験の合否が就職に直結する分野。前年度(2024年3月卒)は全学部で就職率100%を達成しており、年度による変動がある。

なお、国際教育学部(こども教育学科)は2022年開設のため、2025年3月時点ではまだ卒業生データがない。ただし、前身のこども教育福祉学科時代の就職率は100%だった。

主要就職先

学部 主な就職先
看護学部 聖隷浜松病院34名 / 聖隷三方原病院22名 / 藤田医科大学病院9名 / 浜松医科大学附属病院7名 / 静岡県立総合病院
リハビリテーション学部 聖隷三方原病院5名 / すずかけセントラル病院5名 / 中東遠総合医療センター / 浜松市リハビリテーション病院
社会福祉学部 聖隷福祉事業団15名 / 静岡県教育委員会5名 / 浜松市教育委員会3名 / 天竜厚生会3名

出典:パスナビ(2025年3月卒業生実績)

聖隷グループへの就職実績が圧倒的に厚い。看護学部から聖隷浜松病院に34名、聖隷三方原病院に22名。社会福祉学部からも聖隷福祉事業団に15名。母体である聖隷グループが就職の受け皿として機能している。

それだけでなく、藤田医科大学病院、浜松医科大学附属病院、静岡県立総合病院といった地域の基幹病院にも多数就職している。社会福祉学部からは静岡県教育委員会・浜松市教育委員会への就職実績もある。保健医療福祉の専門大学としての強みが、就職先リストに如実に表れている。

同偏差値帯の大学と比べると?

聖隷クリストファー大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ静岡県内で偏差値帯が近い大学と比較してみよう。

大学名 偏差値帯 就職率 学費(4年概算)
聖隷クリストファー大学 35.0〜40.0 96.6% 約450〜660万円
常葉大学 35.0〜42.5 98.1% 約450〜680万円
静岡福祉大学 BF〜35.0 97.2% 約435万円

出典:各大学公式 / パスナビ(2024-2025年度実績)

就職率はいずれも96%以上と高水準。学費に幅があるのは、聖隷クリストファー・常葉ともに保健医療系学部(看護・リハビリ等)を持っているためだ。聖隷クリストファーの看護学部は4年間で約660万円だが、社会福祉学部なら約450万円。保健医療系の私大としては標準的な水準で、飛び抜けて高いわけではない。

「高い学費を払ってFランに行く意味があるのか」と思う人もいるかもしれない。でも看護師や理学療法士、社会福祉士などの国家資格を取得して専門職に就けるのがこの大学の本質。偏差値の数字だけで判断すると、この価値を見落とす。大事なのは入口の偏差値じゃなく、出口の資格と就職実績だ。

「聖隷クリストファー大学 Fラン」と検索される背景

ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「Fラン」と検索されるのか。

BF(ボーダーフリー)に近い偏差値帯は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の大学序列ランキングや匿名掲示板では、偏差値の数字だけで「Fラン」とレッテルを貼られることがある。聖隷クリストファー大学も、作業療法学科やこども教育学科の偏差値35.0という数字が一人歩きして、大学全体が低く見られがちな構造がある。

さらに、「聖隷クリストファー」という名前自体の知名度が全国的にはそこまで高くないことも影響している。地元・静岡では聖隷グループの病院や施設を知っている人が多いが、県外の人にとっては馴染みが薄い。知名度の低さが「聞いたことない大学=Fラン」というイメージに繋がりやすい

ただし、データを見ればわかる通り、聖隷クリストファー大学の実態はその検索イメージとは異なる部分が多い。リハビリ学部就職率100%、聖隷浜松病院への就職者34名、全国最大級の福祉法人が母体——これは「Fラン」では片づけられない強みだ。偏差値という1つの数字だけで、大学の全てが決まるわけじゃない。

まとめ ― 配られたカードで戦うために

偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。

でも、全然どん底なんかじゃない。リハビリ学部就職率100%。聖隷浜松病院・聖隷三方原病院・藤田医科大学病院——聖隷クリストファー大学からでも、国家資格を取って専門職に就ける環境が整っている。

俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA



日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)