偏差値帯:BF〜37.5(Tier A)
就職率:97.9%(大学公式・2026年3月卒)
藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」
「四国大学 やばい」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。
でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、四国大学の現実をデータで確認していこう。
四国大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。四国大学の偏差値帯は河合塾の数値でBF〜37.5。大半の学部がBF(ボーダーフリー)で、2024年に新設されたデジタル創生学部のみ35.0〜37.5の偏差値がついている。
学部別偏差値
| 学部 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| デジタル創生学部 | 35.0〜37.5 |
| 文学部 | BF |
| 経営情報学部 | BF |
| 生活科学部 | BF |
| 看護学部 | BF |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
BFは「ボーダーフリー」の略で、不合格者が少なすぎて合格ラインが算出できない状態を指す。正直に言えば、入試の選抜機能はかなり弱い。「Fランか?」と聞かれたら、偏差値だけ見れば否定しづらい水準ではある。
ただし、四国大学は文学部・経営情報学部・生活科学部・看護学部・デジタル創生学部の5学部を擁する総合大学で、徳島県内では最大規模の私大だ。偏差値はあくまで入口の指標に過ぎない。大事なのは出口——つまり卒業後にどうなれるかだ。
入試の倍率も確認しておこう。
倍率推移
| 年度 | 倍率(全学部・全選抜合計) |
|---|---|
| 2025年度 | 1.0倍 |
| 2024年度 | 1.0倍 |
出典:パスナビ(2025年度入試結果)
倍率は全学部で1.0倍。受験すればほぼ合格できる状態だ。これは事実として受け止める必要がある。でも、倍率が低い=価値がないではない。入試のハードルが低い大学の中でも、就職支援や教育の質に大きな差が出る。四国大学がどちら側にいるかは、この先の就職データを見れば一目瞭然だ。
四国大学の就職実績
偏差値だけ見ると不安になるのはわかる。でも、卒業後にどうなれるかが全てだ。就職データを見てみよう。
学部別就職率
| 学部 | 卒業者数 | 就職希望者数 | 就職者数 | 就職率 |
|---|---|---|---|---|
| 経営情報学部 | 161 | 155 | 154 | 99.4% |
| 生活科学部 | 221 | 212 | 210 | 99.1% |
| 文学部 | 89 | 77 | 76 | 98.7% |
| 看護学部 | 108 | 104 | 102 | 98.1% |
| 全体 | 579 | 548 | 542 | 98.9% |
出典:パスナビ(2025年3月卒業者実績)
就職希望者548名のうち542名が就職。就職率98.9%。経営情報学部は99.4%と、ほぼ全員が就職を決めている。全国平均(約97%前後)を上回る水準で、偏差値BFの大学でこの数字が出ているのは率直に言ってかなり優秀だ。
さらに注目すべきは、教員・公務員の採用試験に152名が合格(既卒含む)しているという実績。小学校教諭34名、中学校教諭14名、高校教諭12名、地方公務員21名、看護師(国公立病院)55名。安定した職に就いている卒業生が非常に多い。四国大学は資格取得を軸にしたキャリア形成に明確な強みを持っている。
主要就職先
| 学部 | 主な就職先 |
|---|---|
| 文学部 | 徳島県教育委員会 / 日本郵便 / 阿波銀行 / 大塚製薬工場 / スターバックスコーヒージャパン |
| 経営情報学部 | 日亜化学工業 / 阿波銀行 / 徳島トヨタ自動車 / 徳島県警察 / ニトリ / リコージャパン |
| 生活科学部 | 徳島県教育委員会13名 / ドラッグストアモリ9名 / 日清医療食品 / 日亜化学工業 / JA徳島県 |
| 看護学部 | 徳島赤十字病院13名 / 徳島大学病院11名 / 吉野川医療センター5名 / 国立病院機構 |
出典:パスナビ / 四国大学公式(2025年3月卒業者実績)
地元徳島を中心に、堅実な就職先が並んでいる。日亜化学工業は青色LEDの開発で世界的に知られるメーカーで、ノーベル賞受賞者の中村修二氏が在籍していたことでも有名な企業だ。阿波銀行は徳島のリーディングバンク。看護学部から徳島赤十字病院に13名、徳島大学病院に11名というのは、地域医療の中核を担う人材を着実に送り出している証拠だ。
生活科学部から教育委員会への就職が13名というのも目立つ。管理栄養士、栄養教諭、保育士など、資格に直結する学びが就職実績に表れている。大塚製薬工場(大塚グループ)への就職実績もあり、地方私大でありながら地元の有力企業にしっかり人材を送り込んでいる。
同偏差値帯の大学と比べると?
四国大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ四国エリアの私大と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 四国大学 | BF〜37.5 | 98.9% | 約460万円 |
| 四国学院大学 | 35.0 | 98.4% | 約441万円 |
| 徳島文理大学 | BF〜40.0 | 99.5% | 約450万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ(2024〜2025年度実績)
偏差値帯はほぼ同水準。学費も400万円台で横並び。就職率は3校とも98%以上と高水準だ。四国の私大は地域密着型のキャリア支援が手厚く、偏差値の割に就職実績が安定しているのが共通した特徴でもある。
学費は4年間で約460万円(文学部系なら約440万円、看護学部は約650万円)。私大としては標準的な水準だ。看護学部は学費が上がるが、看護師国家資格が取得でき、国公立病院への就職パイプがあることを考えれば投資対効果は決して悪くない。大事なのは入口の偏差値じゃなく、出口の就職実績だ。
「四国大学 やばい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。
四国大学が「やばい」と検索される背景には、偏差値の数字が一人歩きしている面がある。BF(ボーダーフリー)に近い偏差値帯は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の煽りや序列ランキングが拡散されやすい構造がある。
さらに、四国という地方に立地していることも影響している。都市部の大学と比べて情報が少なく、「名前を聞いたことがない=やばい」という短絡的な判断をされやすい。でも、知名度と教育の質は別物だ。徳島県内で最大規模の私大として、地域の教育・医療・経済を支える人材を輩出し続けている実績がある。
ただし、データを見ればわかる通り、四国大学の実態は「やばい」というイメージとは異なる部分も多い。就職率98.9%、教員・公務員152名合格、日亜化学工業や阿波銀行への就職実績——偏差値の数字からは想像しにくい成果が出ている。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。
でも、全然どん底なんかじゃない。就職率98.9%。教員・公務員に152名合格。日亜化学工業、阿波銀行、徳島赤十字病院——四国大学からでも、行動次第でこれだけの選択肢がある。
俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。
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