偏差値帯:35.0〜62.5(Tier B)
就職率:国家試験合格率ほぼ100%(保健医療学部・新卒)
藤原の一言:「悩んでる時間がもったいない。データを見よう」
「埼玉医科大学 恥ずかしい」と検索してるってことは、自分の状況を冷静に見れてる証拠。俺も似たような偏差値帯の大学出身だから、この空気感はよくわかる。
でも、悩んでる時間がもったいない。今更変えられないことより、ここからどうするか。まずは埼玉医科大学の現実をデータで確認していこう。
埼玉医科大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値を確認しよう。埼玉医科大学は医学部と保健医療学部の2学部構成で、河合塾の偏差値は35.0〜62.5。学部間の差が極端に大きいのがこの大学の最大の特徴だ。
学部別偏差値
| 学部・学科 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 医学部 医学科 | 62.5 |
| 保健医療学部 看護学科 | 37.5 |
| 保健医療学部 臨床検査学科 | 35.0 |
| 保健医療学部 臨床工学科 | 35.0 |
| 保健医療学部 理学療法学科 | 35.0 |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
医学部は偏差値62.5。これはMARCH上位に匹敵する難関で、「Fラン」とは真逆の位置にいる。一方で保健医療学部は35.0〜37.5と、BF(ボーダーフリー)に近い偏差値帯。同じ大学なのに偏差値差が27.5もあるという、かなり極端な構造になっている。
「Fランか?」と聞かれたら、学部によってまったく話が違うとしか言えない。医学部は超難関、保健医療学部はBF寄り。この二面性が、埼玉医科大学が「恥ずかしい」と検索される原因の一つでもある。
入試の実態も学部で大きく異なる。倍率を見てみよう。
倍率推移
| 年度 | 医学部(全選抜) | 保健医療学部(全選抜) |
|---|---|---|
| 2025年度 | 24.7倍 | 1.2倍 |
| 2024年度 | 19.6倍 | 1.4倍 |
出典:パスナビ(2025年度・2024年度入試結果)
医学部は2025年度で24.7倍。志願者5,231名に対して合格は192名。後期日程は62.6倍、共テ利用は50.1倍に達している。「誰でも受かる」とは程遠い超激戦の世界だ。
一方、保健医療学部は1.2倍。受験すればほぼ合格できる水準にあるのは事実。ただし、倍率が低い=卒業後の価値が低いではない。この大学の保健医療学部には、医学部附属病院という最大の武器がある。その実力は就職データに如実に表れている。
埼玉医科大学の就職実績
埼玉医科大学は医療系大学だから、卒業後の進路は国家試験の合格率がそのまま就職力の指標になる。まずは保健医療学部の国家試験結果を確認しよう。
国家試験合格率(保健医療学部・令和6年度新卒)
| 資格 | 合格率 | 全国平均 |
|---|---|---|
| 看護師 | 100%(84名/84名) | 95.9% |
| 保健師 | 100%(20名/20名) | 96.4% |
| 臨床検査技師 | 100%(31名/31名) | 94.0% |
| 臨床工学技士 | 96.2%(25名/26名) | 88.8% |
| 理学療法士 | 100%(36名/36名) | 95.2% |
出典:埼玉医科大学公式(令和6年度国家試験結果)
看護師・保健師・臨床検査技師・理学療法士の4資格で合格率100%。臨床工学技士も96.2%で全国平均88.8%を大きく上回っている。偏差値35の学部でこの合格率は、率直に言って驚異的だ。
医学部の医師国家試験合格率も94%(全82大学中32位)と安定した実績。学部を問わず、国家試験対策の質が高い大学だとわかる。
主要就職先
| 就職先 | 人数 |
|---|---|
| 埼玉医科大学国際医療センター | 57名 |
| 埼玉医科大学病院 | 24名 |
| 埼玉医科大学総合医療センター | 13名 |
| 虎の門病院 / 亀田総合病院 / 北里大学病院 | 各数名 |
| 国立がん研究センター中央病院 / 済生会川口総合病院 | 各数名 |
| TMGあさか医療センター / 板橋中央総合病院 | 各数名 |
出典:パスナビ / 埼玉医科大学公式(2023年3月卒業者実績)
埼玉医科大学グループの3病院(合計約2,800床)が最大の就職先になっている。国際医療センターだけで57名が就職。自学の附属病院に直接就職できるパイプがあるのは、医科大学ならではの圧倒的な強みだ。
さらに注目すべきは、虎の門病院・亀田総合病院・北里大学病院・国立がん研究センター中央病院といった、首都圏トップクラスの病院への就職実績もあること。偏差値35の学部からこれらの病院に就職できるのは、国試合格率の高さと大学病院での臨床実習の質があってこそだ。
同偏差値帯の大学と比べると?
埼玉医科大学の保健医療学部だけ見ていても相対的な位置がわからない。同じ偏差値帯の医療系大学と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 埼玉医科大学(保健医療) | 35.0〜37.5 | 国試ほぼ100% | 約677万円 |
| 目白大学(保健医療) | 35.0〜40.0 | 98.4% | 約643万円 |
| 日本医療科学大学 | 35.0〜42.5 | ほぼ100% | 約683万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度実績)
偏差値帯は3校とも35前後で横並び。就職率(国試合格率)もどの大学も高水準で、医療系大学の出口は全体的に堅い。学費は4年間で約640〜690万円と、医療系私大としては標準的な範囲に収まっている。
埼玉医科大学の最大の差別化ポイントは、大学病院3施設を自前で持っていること。総合医療センター・国際医療センター・大学病院の合計約2,800床という臨床フィールドは、同偏差値帯の医療系大学にはない規模だ。実習先がそのまま就職先になるこの一貫性は、他大学にはない独自の強みと言える。
「埼玉医科大学 恥ずかしい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「恥ずかしい」と検索されるのか。
最大の原因は、医学部と保健医療学部の偏差値差が極端に大きいこと。「埼玉医科大学」と聞くと、多くの人は医学部をイメージする。しかし保健医療学部の偏差値は35.0。この落差が「医科大学なのにFラン?」という疑問を生みやすい構造になっている。
加えて、キャンパスが埼玉県入間郡毛呂山町にあるという立地面も影響している。池袋から電車で約1時間半。都心から離れた場所にあることで、ネガティブなイメージにつながりやすい。ただし、医療系大学にとって重要なのは立地の華やかさではなく、臨床実習の環境と国家試験対策の充実度だ。
中堅帯に位置する保健医療学部は、上を見れば偏差値62.5の自校の医学部があり、下を見ればBFの帯がある。その”はざま”にいること自体が不安を生みやすい。しかし、データを見ればわかる通り、埼玉医科大学の実態は検索イメージとはかなり異なる。国試合格率ほぼ100%、首都圏トップ病院への就職実績——これらの事実は「恥ずかしい」という言葉では片づけられない。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値の数字だけ見て不安になる気持ちはわかる。でも就職率や資格合格率を見ると、「使い方次第」の大学だとわかる。
看護師・臨床検査技師・理学療法士の国試合格率100%。虎の門病院や亀田総合病院への就職実績。附属3病院という圧倒的な臨床フィールド——埼玉医科大学には、偏差値の数字だけでは測れない価値がある。
全然どん底なんかじゃない。俺も同じような大学から社会人になれた。ここからいくらでも変えられる。
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