偏差値帯:42.5(Tier B)
就職率:96.8%(就職希望者ベース・パスナビ)
藤原の一言:「悩んでる時間がもったいない。データを見よう」
「鳴門教育大学 Fラン」と検索してるってことは、自分の状況を冷静に見れてる証拠。俺も似たような偏差値帯の大学出身だから、この空気感はよくわかる。
でも、悩んでる時間がもったいない。今更変えられないことより、ここからどうするか。まずは鳴門教育大学の現実をデータで確認していこう。
鳴門教育大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。鳴門教育大学は徳島県鳴門市にある国立の教育単科大学で、学校教育学部の1学部のみ。河合塾の偏差値は42.5だが、国立大学なので入試は共通テスト+個別試験。共通テスト得点率で見ると、専攻によって51%〜64%の幅がある。
専攻別 共通テスト得点率(前期)
| 専攻 | 共テ得点率(前期) |
|---|---|
| 小中-社会 | 56% |
| 小中-国語 | 56% |
| 小中-英語 | 55% |
| 小中-算数・数学 | 55% |
| 小中-理科 | 54% |
| 小中-音楽 | 53% |
| 小中-技術 | 53% |
| 幼児教育 | 52% |
| 小学校教育実践 | 52% |
| 小中-体育・保健体育 | 52% |
| 小中-家庭 | 52% |
| 特別支援教育 | 52% |
| 小中-図画工作・美術 | 51% |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
共通テストで最低でも5割以上が必要。後期日程になると社会で64%、国語で63%まで上がる。BF(ボーダーフリー)とは明確に違う水準だ。そもそも国立大学にFランは存在しない。共通テストを突破しなければ受験すらできない構造なので、私大のFラン(ボーダーフリー)の定義には当てはまらない。
次に倍率も確認しておこう。
倍率推移
| 年度 | 倍率(全選抜合計) |
|---|---|
| 2025年度 | 1.6倍 |
| 2024年度 | 2.4倍 |
| 2023年度 | 2.4倍 |
出典:パスナビ(2023〜2025年度入試結果)
2024年度までは2倍台を維持していたが、2025年度は1.6倍に下がった。教員養成系大学は全国的に志願者が減少傾向にあり、鳴門教育大学も例外ではない。ただし、倍率が低めなのは教員志望者に特化した大学だからこそ。一般的な総合大学と違い、志望者の層が最初から絞られている。倍率だけで「誰でも入れる」と判断するのは的外れだ。
鳴門教育大学の就職実績
鳴門教育大学の最大の武器は就職実績、特に教員就職にある。ここが他の大学との決定的な違いだ。
就職率
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 卒業者数 | 106名 |
| 就職希望者数 | 95名 |
| 就職者数 | 92名 |
| 就職率(就職希望者ベース) | 96.8% |
| 教員就職率 | 89.4%(全国第1位) |
| 進学者数 | 11名 |
出典:パスナビ / 文部科学省(2025年3月卒業者実績)
教員就職率89.4%は全国44の国立教員養成大学・学部の中で堂々の第1位。これは2年連続のトップであり、直近15年間で12回目の全国1位という圧倒的な実績だ。全国平均の70.7%を大きく上回っている。
「Fラン」と検索される大学が、教員就職率で全国トップ。この事実だけで、ネット上のイメージがいかに実態と乖離しているかがわかる。
主要就職先
| 職種 | 人数 |
|---|---|
| 小学校教員 | 38名 |
| 中学校教員 | 30名 |
| 高等学校教員 | 7名 |
| 特別支援学校教員 | 4名 |
| 幼稚園教員 | 3名 |
| 保育士 | 1名 |
| その他(公務員・企業等) | 9名 |
出典:パスナビ(2025年3月卒業者実績)
卒業者の約8割が教員として就職している。小学校教員が最多の38名、次いで中学校教員が30名。教育大学としての本来の使命を、数字できっちり果たしている大学だ。鳴門教育大学には就職支援室が設置されており、教員採用試験対策として模擬授業・面接指導・論文指導まで手厚くサポートしている。この支援体制が全国1位の教員就職率に直結している。
同偏差値帯の大学と比べると?
鳴門教育大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ国立教員養成大学で比較してみよう。鳴門教育大学は上越教育大学(新潟)・兵庫教育大学(兵庫)とともに「新構想三大学」と呼ばれ、教員養成に特化した国立大学として設立された経緯がある。
| 大学名 | 共テ得点率(前期) | 教員就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 鳴門教育大学 | 51〜56% | 89.4%(全国1位) | 約243万円 |
| 上越教育大学 | 54〜59% | 83.7%(全国2位) | 約243万円 |
| 兵庫教育大学 | 56〜63% | 78.7% | 約243万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ / 文部科学省(2024年度実績)
共テ得点率は3校の中で鳴門教育大学が最も低い。入試難易度だけ見れば「入りやすい」のは事実だ。しかし、教員就職率では鳴門が89.4%で断トツのトップ。入口の難易度が最も低い大学が、出口の教員就職率では最も高い。これは注目すべきポイントだ。
学費は3校とも国立大学標準額の約243万円(入学金28.2万円+授業料53.58万円×4年)。私大の4年間約450万円と比べれば半額以下。教員になるための環境として、投資対効果は抜群だ。
「鳴門教育大学 Fラン」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人も多いはず。じゃあなぜ「Fラン」と検索されるのか。
中堅帯に位置する大学は、上を見れば旧帝大や有名国公立があり、下を見ればFランと呼ばれる帯がある。その”はざま”にいること自体が不安を生みやすい。鳴門教育大学の場合、河合塾偏差値42.5という数字が「国立なのにこの偏差値?」という違和感を生んでいる面がある。
さらに、鳴門教育大学は教育単科大学であり、総合大学のような知名度がない。徳島県鳴門市という立地も、都市部の受験生からすれば馴染みが薄い。「聞いたことがない国立大学=Fラン?」という短絡的な連想が、検索の背景にある。
ただし、データを見ればわかる通り、鳴門教育大学の実態は「Fラン」という検索イメージとはまるで異なる。教員就職率全国1位、就職率96.8%——これは「Fラン」では片づけられない実績だ。偏差値という1つの数字だけで、大学の価値が決まるわけじゃない。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値の数字だけ見て不安になる気持ちはわかる。でも就職率や教員就職率を見ると、「使い方次第」の大学だとわかる。というより、教員を目指すなら全国で最も結果を出している大学だ。
全然どん底なんかじゃない。俺も同じような大学から社会人になれた。ここからいくらでも変えられる。
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