偏差値帯:40.0〜47.5(Tier C)
就職率:97.0%(就職希望者ベース・パスナビ)
藤原の一言:「俺から見ると正直うらやましいレベル」
「福島大学 恥ずかしい」——微妙なラインだよな。上を見れば東北大や旧帝がいるし、下を見ればギリセーフとも思える。そのモヤモヤ、わかる。
ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から見ると、正直うらやましいレベル。今いる場所の現実を、まずデータで確認してみよう。
福島大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値を確認しよう。福島大学は福島県唯一の国立総合大学で、3学群5学類を擁する。河合塾の偏差値は40.0〜47.5。学類によって幅がある。
学類別偏差値
| 学類 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 人間発達文化学類 | 40.0〜47.5 |
| 行政政策学類 | −(共通テスト判定) |
| 経済経営学類 | 42.5〜47.5 |
| 共生システム理工学類 | 40.0 |
| 食農学類 | −(共通テスト判定・得点率52〜61%) |
出典:Kei-Net(河合塾提供・2026年度入試予想)
人間発達文化学類の教育実践コースや心理学・幼児教育コースは47.5に達し、経済経営学類も42.5〜47.5。一方で共生システム理工学類は40.0と、学類によって差がある。「Fランか?」と聞かれたら、国立大学にFランはないと言い切っていい。共通テスト+二次試験という国立大学の選抜方式は、私大の一般入試とは根本的にハードルが違う。
共通テスト得点率は51%〜70%。経済経営学類の後期は70%が必要で、これは決して簡単な数字じゃない。偏差値の数字だけ見て「Fラン」と言う人がいるなら、まず共通テストで7割取ってから言ってくれという話だ。
倍率推移
| 学群 | 2025年度 | 2024年度 |
|---|---|---|
| 人文社会学群 | 2.0倍 | 1.8倍 |
| 理工学群 | 1.6倍 | 1.8倍 |
| 農学群 | 1.9倍 | 1.5倍 |
出典:パスナビ(2025年度・2024年度入試結果・全選抜合計)
倍率は1.5〜2.0倍台。国立大学は受験機会が基本的に前期・後期の2回しかないため、この倍率でも十分な選抜が行われている。国立の倍率は、併願が当たり前の私大とは重みが違う。受かった時点で、共通テストを突破した上で二次試験も通過しているという事実を忘れないでほしい。
福島大学の就職実績
偏差値の次は就職データを見てみよう。福島大学の就職実績は、地方国立大学としてかなり堅実だ。
就職率
| 学群 | 卒業者数 | 就職希望者数 | 就職者数 | 就職率 |
|---|---|---|---|---|
| 人文社会学群 | 667 | 592 | 572 | 96.6% |
| 理工学群 | 156 | 99 | 97 | 98.0% |
| 農学群 | 103 | 81 | 80 | 98.8% |
| 全体 | 926 | 772 | 749 | 97.0% |
出典:パスナビ(2024年度卒業者実績)
就職希望者772名のうち749名が就職。就職率97.0%。理工学群は卒業者156名のうち51名が大学院に進学しており、就職希望者に対する内定率は98.0%。農学群も98.8%と高水準だ。全国平均の約97%前後と同等かそれ以上の実績を維持している。
主要就職先
| 分野 | 主な就職先 |
|---|---|
| 教育 | 福島県公立学校教員(58名) |
| 自治体 | 福島県庁(48名)/ 福島市役所(11名)/ 郡山市役所(8名)/ 宮城県庁(7名) |
| 金融 | 東邦銀行(8名)/ 七十七銀行 |
| 国家公務員 | 厚生労働省福島労働局 |
| 小売・流通 | ヨークベニマル / ダイユーエイト |
| 情報通信 | IT・通信企業(理工学群中心) |
出典:パスナビ / マナビジョン(2024年度卒業者実績)
最大の特徴は公務員・教員への就職実績の厚さだ。福島県公立学校教員に58名、福島県庁に48名——福島県の教育と行政を支える人材を毎年大量に輩出している。これは福島大学にしかできない役割だ。
行政政策学類からは地方公務員83名、国家公務員17名。経済経営学類からは金融業界に29名、情報通信業界に28名と、民間企業への就職も堅実。公務員だけの大学ではない。学類ごとに就職先の特色がはっきりしているのは、キャリア支援がしっかり機能している証拠だ。
同偏差値帯の大学と比べると?
福島大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ東北の国立大学と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 福島大学 | 40.0〜47.5 | 97.0% | 約243万円 |
| 山形大学 | 40.0〜50.0 | 100% | 約243万円 |
| 岩手大学 | 40.0〜50.0 | 96.0% | 約243万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ / Kei-Net(2024年度実績・医学部・獣医学部除く)
偏差値帯はほぼ同水準。学費は国立大学なので当然同額の約243万円。就職率も3校とも96〜100%と高水準で、東北の国立大学はどこも堅実だということがわかる。
学費に注目してほしい。4年間で約243万円。同偏差値帯の私大が4年間で400〜450万円かかることを考えると、国立大学のコスパは圧倒的。しかも少人数教育、充実した研究設備、教授との距離の近さ——学びの環境は私大より恵まれている面が多い。俺の大学の学費と比べても、正直うらやましい限りだ。
「福島大学 恥ずかしい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人も多いはず。じゃあなぜ「恥ずかしい」と検索されるのか。
中位以上の偏差値にもかかわらず検索されるのは、東北大学との比較で「もっと上に行きたかった」という意識が働くからだ。福島県で大学進学を考えたとき、上には東北大学という旧帝大がある。同じ東北の国立でもその差は大きく、「福島大学で本当にいいのか」というモヤモヤが生まれやすい構造がある。
また、偏差値の下限が40.0という数字も影響している。共生システム理工学類の40.0という数値だけが切り取られ、ネット上で「Fランでは?」とレッテルを貼られることがある。しかし国立大学の偏差値40は私大の偏差値40とは別物だ。共通テストを突破した上での二次偏差値であり、入試の総合的なハードルは全く異なる。
さらに、地方国立大学全般に対する「地味」「知名度が低い」というイメージも検索の背景にある。東京の有名私大と比べると名前が挙がりにくいのは事実だが、知名度と大学の質は別物。福島県の教育・行政の中核を担う人材を輩出し続けているという実績は、「恥ずかしい」では片づけられない。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
データを見ればわかる通り、福島大学は不安に思うような大学じゃない。偏差値も就職実績もしっかりしてる。
俺のFランよりずっと恵まれた環境にいる。全然どん底なんかじゃない。ここからいくらでも変えられるから、その環境を活かしてほしい。
同じ偏差値帯の大学を見る:偏差値45〜54の大学一覧|就職率・学費データ付き

