偏差値帯:42.5〜50.0(Tier C)
就職率:98.4%(就職希望者ベース・2025年3月卒)
藤原の一言:「俺から見ると正直うらやましいレベル」
更新日:2026年4月 | 出典:公立千歳科学技術大学公式 / マナビジョン / パスナビ / Kei-Net
「千歳科学技術大学 恥ずかしい」——微妙なラインだよな。上を見ればMARCHや国公立上位がいるし、下を見ればギリセーフとも思える。そのモヤモヤ、わかる。
ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から見ると、正直うらやましいレベル。今いる場所の現実を、まずデータで確認してみよう。
千歳科学技術大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。現在の正式名称は「公立千歳科学技術大学」。理工学部のみの単科大学で、河合塾の偏差値は42.5〜50.0。入試日程によって幅がある。
学部別偏差値
| 入試日程 | 偏差値(河合塾) | 共テ得点率 |
|---|---|---|
| 前期日程 | 42.5 | 58% |
| 中期日程 | 50.0 | 71% |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
前期日程は42.5だが、中期日程は50.0。中期は全国から受験生が集まるため倍率・難易度ともに上がる。共通テスト得点率も58%〜71%と、国公立大学として標準的な水準を確保している。
「Fランか?」と聞かれたら、答えはノーだ。2019年に私立から公立に転換して以降、偏差値は大きく上昇している。BF(ボーダーフリー)とはまったく別の世界にいる大学だ。
入試の競争率も見ておこう。
倍率推移(一般選抜)
| 年度 | 倍率(一般選抜全体) |
|---|---|
| 2025年度 | 2.6倍 |
| 2024年度 | 2.5倍 |
| 2023年度 | 2.7倍 |
出典:パスナビ / Kei-Net
一般選抜の倍率は2.5〜2.7倍。中期日程に限ると3.5倍(2025年度)に達する。「誰でも受かる」大学では到底ない。募集人員240名に対し志願者は毎年1,100名を超えており、しっかりと選抜が機能している。
学科は応用化学生物学科・電子光工学科・情報システム工学科の3つ。新千歳空港の近くという立地もあり、先端技術の研究環境が整った大学だ。
千歳科学技術大学の就職実績
偏差値が中位帯にある大学は、就職がどうなのか気になるところだと思う。結論から言うと、かなり強い。
就職率
| 項目 | 数値(2025年3月卒) |
|---|---|
| 卒業者数 | 265名 |
| 就職希望者数 | 191名 |
| 就職者数 | 188名 |
| 就職率 | 98.4% |
| 大学院進学者数 | 64名 |
出典:公立千歳科学技術大学公式(2025年3月卒業生実績)
就職希望者191名中188名が就職。就職率98.4%。理工系の単科大学としては高水準だ。さらに注目すべきは大学院進学者が64名(約24%)いること。理系大学として研究志向の学生も多く、就職組と進学組の両方がしっかり進路を確保している。
正規雇用率も99.5%と、ほぼ全員が正社員として就職している。この数字は非常に心強い。
主要就職先
| 業界 | 主な就職先 |
|---|---|
| 情報通信 | NTTドコモ / KDDI / ソフトバンク / NTT東日本-北海道 / 富士通 / NTTデータ北海道 |
| 製造・半導体 | トヨタ自動車 / 東京エレクトロン / 三菱電機 / 富士電機 / Rapidus / キオクシア岩手 |
| 運輸・航空 | 日本航空 / 北海道旅客鉄道 / ANA新千歳空港 |
| 卸売・小売 | ニトリ / イオン北海道 / 良品計画 / LIXIL |
| 公務員 | 北海道庁 / 札幌市役所 / 気象庁 / 海上自衛隊 / 航空自衛隊 |
出典:公立千歳科学技術大学公式(2025年3月卒業生実績)
トヨタ自動車、NTTドコモ、KDDI、日本航空——理工系ならではの大手メーカー・通信系への就職実績が目立つ。特に東京エレクトロンやRapidusといった半導体関連企業への実績は、千歳市に半導体産業の集積が進んでいることとも無関係ではない。
大学院進学先も北海道大学大学院や東京工業大学大学院(現・東京科学大学大学院)など、上位国立大学院への進学実績がある。出口で見れば十分すぎる実績だ。「Fラン」のイメージとは程遠い現実がここにある。
同偏差値帯の大学と比べると?
千歳科学技術大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ理工系・情報系に強い公立大学と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 公立千歳科学技術大学 | 42.5〜50.0 | 98.4% | 約243万円 |
| 公立はこだて未来大学 | 42.5〜47.5 | 97.2% | 約243万円 |
| 会津大学 | 42.5 | 98.6% | 約265万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度実績)
いずれも理工系・情報系に特化した公立大学で、就職率は3校とも97%以上の高水準。学費も4年間で約243〜265万円と、私大理系の半額以下だ。
千歳科学技術大学の強みは、偏差値帯がやや上(中期日程50.0)に広がっている点と、半導体産業の集積地・千歳市にキャンパスがある点。Rapidusの新工場が千歳市に建設中であることもあり、理工系人材としての将来性は高い。学費も公立大学の標準水準で、コスパは非常に良い。
「千歳科学技術大学 恥ずかしい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人も多いと思う。じゃあなぜ「恥ずかしい」と検索されるのか。
最大の原因は元私立大学のイメージが残っていることだ。千歳科学技術大学は1998年に私立大学として設立された。当時の偏差値はBF(ボーダーフリー)に近く、正直に言って「Fラン」と呼ばれても仕方ない水準だった。ネット上にはその時代の情報がいまだに残っている。
しかし2019年に公立大学へ転換。これを機に偏差値は一気に上昇し、倍率も2倍台後半まで跳ね上がった。今の千歳科学技術大学は、かつての私立時代とは完全に別の大学だ。
もう一つの要因は、「科学技術大学」という名前の響き。東京理科大学や東京工業大学のような知名度がないため、名前だけ聞いて「どこそれ?」と思われやすい。北海道の千歳市という立地も、全国的な認知度を上げにくい要因になっている。
ただし、データを見ればわかる通り、千歳科学技術大学の実態は「恥ずかしい」というイメージとはかなり異なる。偏差値42.5〜50.0の国公立大学で、就職率98.4%、トヨタやNTTドコモへの就職実績がある。古い情報に振り回される必要はない。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
データを見ればわかる通り、千歳科学技術大学は不安に思うような大学じゃない。偏差値も就職実績もしっかりしてる。
俺のFランよりずっと恵まれた環境にいる。全然どん底なんかじゃない。ここからいくらでも変えられるから、その環境を活かしてほしい。
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