偏差値帯:BF(Tier A)
就職率:卒業者44名中35名が就職(大学公式)
藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」
「平成音楽大学 やばい」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。
でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、平成音楽大学の現実をデータで確認していこう。
平成音楽大学の偏差値と入試難易度
まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。平成音楽大学は熊本県上益城郡御船町にある音楽系の私立大学で、音楽学部に音楽学科と未来創造学科の2学科を設置している。河合塾の偏差値は両学科ともBF(ボーダーフリー)。
学部別偏差値
| 学科・コース | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 音楽学科(声楽・ピアノ・管弦打楽・作曲等 全9コース) | BF |
| 未来創造学科(こども文化コース) | BF |
| 未来創造学科(声優コース) | BF |
出典:Kei-Net(河合塾提供・2026年度入試予想)
BF(ボーダーフリー)というのは、不合格者が少なすぎて合格率50%のラインを設定できなかったという意味だ。偏差値の数字だけ見れば、かなり厳しい印象を受けるのは事実。ただし、音楽大学は一般大学とは入試の仕組みが根本的に違う。実技試験が合否の核で、学力偏差値はあくまで参考指標に過ぎない。ピアノや声楽の実技レベルで合否が決まる世界だから、BFという数字だけで大学の質を判断するのは的外れだ。
ちなみにベネッセの偏差値では44〜45の範囲で表示される。河合塾とベネッセで数字の出し方が違うから、どちらを見るかで印象がまるで変わる。偏差値は入試の学力難易度の指標であって、音楽大学の価値を測るものじゃない。これは覚えておいてほしい。
倍率推移
| 年度 | 倍率 |
|---|---|
| データ非公開 | |
出典:パスナビ(2026年4月時点で「情報がありません」と表示)
パスナビ上では倍率データが非公開となっている。音楽大学は実技試験の比重が大きく、一般的な倍率の意味合いが他の大学とは異なる。「受ければ誰でも受かる」わけではない。実技のレベルが求められる以上、入試のハードルは偏差値では見えない部分にある。
平成音楽大学の就職実績
偏差値がBFだと、「卒業しても就職できないんじゃないか」と不安になる気持ちはわかる。でも大事なのは出口の実績だ。就職データを見てみよう。
就職率
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 卒業者数 | 44名 |
| 就職者数 | 35名 |
| 進学者数 | 6名 |
出典:パスナビ(2024年3月卒業者実績)
卒業者44名のうち35名が就職、6名が進学。小規模な大学だからこそ、一人ひとりに手厚いサポートが行き届いている。就職担当教員が担当制で学生一人ひとりに面接を実施し、進路希望を把握した上で個別にアドバイスしている。大規模大学ではなかなかできない対応だ。
主要就職先
| 分野 | 主な就職先 |
|---|---|
| 保育・幼児教育 | こども園(11名) / 保育園(8名) / 幼稚園(1名) |
| 学校教育 | 中学校教員(2名) / 高校教員(1名) |
| 音楽関連 | ヤマハシステム(1名) |
出典:大学ポートレート(私学版)/ パスナビ
保育・幼児教育分野への就職が圧倒的に強い。こども園11名、保育園8名と、未来創造学科のこども文化コースを中心に、音楽の素養を活かした保育者を多数輩出している。中学校教員や高校教員への就職実績もあり、教育分野への貢献度は高い。
平成音楽大学では小学校教諭一種・幼稚園教諭一種・保育士・特別支援学校教諭の資格が取得可能。音楽大学でありながら教育・保育系の資格取得に強いのは、この大学の大きな特徴だ。「音大を出ても食えない」というイメージとは違う、堅実な出口が用意されている。
同偏差値帯の大学と比べると?
平成音楽大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じBF帯の西日本の音楽大学と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 平成音楽大学(音楽学科) | BF | 卒業者の79.5%が就職 | 約640万円 |
| くらしき作陽大学 音楽学部 | BF | 96.9%(就職希望者ベース) | 約700万円 |
| エリザベト音楽大学 | BF | 公表データなし | 約700万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ / Kei-Net(2024年度実績)
偏差値帯はいずれもBF。音楽大学という特殊な分野では、この帯の大学が多い。学費を見ると、平成音楽大学の音楽学科は4年間で約640万円。他の音大と比べるとやや抑えめだ。さらに未来創造学科(こども文化コース)なら初年度97万円、4年間で約343万円と、一般的な私大文系と同水準の学費で通える。音楽を学びながら保育士資格も取得できる点を考えれば、コスパは決して悪くない。
「平成音楽大学 やばい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。
平成音楽大学が「やばい」と検索される背景には、偏差値の数字が一人歩きしている面がある。BF(ボーダーフリー)に近い偏差値帯は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の大学序列ランキングや匿名掲示板では、偏差値の数字だけで「やばい」とレッテルを貼られることがある。
さらに、音楽大学という特殊性も影響している。「音大を出て食べていけるのか」「就職できるのか」という漠然とした不安が、「やばい」という検索に集約されやすい構造がある。音楽業界の厳しさと大学の教育内容が混同されがちだ。
ただし、データを見ればわかる通り、平成音楽大学の実態は「やばい」というイメージとは異なる部分も多い。保育・教育分野への堅実な就職実績があり、音楽の専門性を活かしたキャリアが開けている。偏差値という1つの数字だけで、大学の全てが決まるわけじゃない。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。
でも、全然どん底なんかじゃない。保育・教育分野を中心に就職実績はしっかりある。小学校教諭・幼稚園教諭・保育士の資格が取れて、こども園や保育園への就職が強い。音楽の専門性を武器にした、他の大学にはない出口がここにはある。
俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。
同じ偏差値帯の大学を見る:偏差値37以下の大学一覧|就職率・学費データ付き

