偏差値帯:BF〜35.0(Tier A)
就職率:96%(就職希望者ベース・大学公式)
藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」
「山梨学院大学 やばい」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。
でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、山梨学院大学の現実をデータで確認していこう。
山梨学院大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。山梨学院大学の偏差値帯は河合塾の数値でBF〜35.0。学部によって差がある。
学部別偏差値
| 学部 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 法学部 | 35.0 |
| 経営学部 | 35.0 |
| 健康栄養学部 | 35.0 |
| スポーツ科学部 | 35.0 |
| 国際リベラルアーツ学部(iCLA) | BF |
出典:Kei-Net(河合塾提供・2026年度入試予想)
法・経営・健康栄養・スポーツの4学部が35.0、国際リベラルアーツ学部(iCLA)がBF(ボーダーフリー)。全体的にBF〜35.0の偏差値帯に収まっている。「Fランか?」と聞かれたら、偏差値の数字だけ見れば厳しい部類にあるのは事実だ。
ただし、山梨学院大学は箱根駅伝や全日本大学サッカー選手権の常連としてスポーツで全国的な知名度を持つ大学でもある。iCLAは全授業を英語で行う国際系学部で、偏差値の枠組みでは測りにくい独自の教育を展開している。共通テスト得点率で見ると健康栄養学部は63〜66%、iCLAは61%と、偏差値の印象とはかなりギャップがある。偏差値はあくまで入試難易度の指標であって、大学の価値そのものを決めるものじゃない。これは覚えておいてほしい。
「誰でも受かる」という声についても、入試データで確認しておこう。
倍率(2025年度・一般選抜)
| 学部 | 倍率(2025年度・一般選抜) |
|---|---|
| 法学部 | 1.1〜1.5倍 |
| 経営学部 | 1.2〜1.8倍 |
| 健康栄養学部 | 1.0〜1.3倍 |
| スポーツ科学部 | 1.3倍 |
| 国際リベラルアーツ学部(iCLA) | 3.5倍 |
出典:パスナビ(2025年度入試結果)
法・経営・健康栄養・スポーツの一般選抜は1倍台前半。受験すればほぼ合格できる水準にあるのは事実だ。一方でiCLAは3.5倍と、他学部とは全く異なる競争率になっている。全授業英語という特殊なカリキュラムと1年次全寮制が、意欲の高い受験生を集めている結果だ。
ちなみに2024年度の一般選抜はさらに低く、法学部で1.0〜1.1倍、経営学部で1.1〜1.2倍だった。ただ、倍率が低い=価値がないではない。定員割れの大学は全国に多くあるが、その中で就職支援の質や卒業後の進路には大きな差がある。山梨学院大学がどちら側にいるかは、この先の就職データを見ればわかる。
山梨学院大学の就職実績
偏差値だけ見ると不安になるのはわかる。でも大学の評価は、卒業後にどうなれるかで決まる部分が大きい。就職データを確認してみよう。
就職率
| 学部 | 卒業者数 | 就職希望者数 | 就職者数 | 就職率 |
|---|---|---|---|---|
| 法学部 | 358 | 323 | 306 | 94.7% |
| 経営学部 | 323 | 281 | 227 | 80.8% |
| 健康栄養学部 | 34 | 34 | 34 | 100.0% |
| 国際リベラルアーツ学部 | 42 | 42 | 34 | 81.0% |
| スポーツ科学部 | 183 | 166 | 153 | 92.2% |
出典:パスナビ(2024年3月卒業者実績)
学部によってかなり差がある。健康栄養学部は就職率100%。管理栄養士国家試験の合格率も100%(2025年実施・第39回)で、資格取得から就職まで一直線だ。法学部も94.7%と高水準で、山梨県庁や県警を中心に公務員就職に強い。
一方、経営学部の80.8%、国際リベラルアーツ学部の81.0%はやや低めの数字になっている。iCLAは留学生比率が高く、卒業後に帰国する学生が含まれている点は考慮が必要だ。大学全体の就職率は2024年度実績で96%(大学公式・就職希望者ベース)と公表されており、年度によって変動がある。
主要就職先
| 分野 | 主な就職先 |
|---|---|
| 公務員 | 山梨県警察本部(8名)/ 山梨県庁(5名)/ 警視庁 / 神奈川県警察 / 東京消防庁 / 北杜市役所 / 山梨県教育委員会 |
| ホテル・観光 | 星野リゾート / オリエンタルランド / 横浜ベイシェラトンホテル / ハイランドリゾート / 西武プリンスホテルズ |
| 小売・サービス | シャトレーゼ(5名)/ ファーストリテイリング / ノジマ |
| メーカー・住宅 | バンダイナムコフィルムワークス / 救心製薬 / 一条工務店 / SK-II(P&Gグループ) |
出典:パスナビ(2024年3月卒業者実績)
山梨県警察本部に8名、県庁に5名。地元公務員への就職パイプがこの大学最大の強みだ。法学部から公務員を目指すルートは確立されている。星野リゾートやオリエンタルランドといった大手サービス業への就職実績もあり、スポーツ科学部やiCLAからのホテル・観光業界への就職が目立つ。
シャトレーゼは山梨県発祥の企業で、地元との太い繋がりが見える。全国的に有名な大手企業がずらりと並ぶ就職先リストではないが、山梨県内で働くなら十分な就職ネットワークがある。公務員・ホテル・食品——地方大学としての就職実績は堅実だ。
同偏差値帯の大学と比べると?
山梨学院大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ偏差値帯の中部地方の私大と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 山梨学院大学 | BF〜35.0 | 96% | 約540万円 |
| 常葉大学 | BF〜37.5 | 98.1% | 約478万円 |
| 松本大学 | 37.5〜40.0 | 98.5% | 約450万円 |
出典:各大学公式 / Kei-Net(2024〜2025年度実績)
偏差値は山梨学院大学が最も低く、学費は最も高い。就職率も常葉大学・松本大学がわずかに上回っている。4年間の学費差は約60〜90万円あり、コスト面ではやや不利な立ち位置にある。
ただし、山梨学院大学にはスポーツ科学部やiCLAといった他の2校にはない学部がある。箱根駅伝に代表されるスポーツブランド、全授業英語のiCLA——こうした独自の価値は偏差値や学費だけでは比較できない。学費は法学部・経営学部ベースで4年間約540万円。iCLAは寮費・食費を含めるとさらに高くなる。進学先として検討するなら、学費の内訳は事前に確認しておいた方がいい。
「山梨学院大学 やばい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。
山梨学院大学が「やばい」と検索される背景には、偏差値の数字が一人歩きしている面がある。BF(ボーダーフリー)に近い偏差値帯は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の大学序列ランキングや匿名掲示板では、偏差値の数字だけで「Fラン」とレッテルを貼られる構造がある。山梨学院大学も、BF〜35.0という偏差値帯が一人歩きして、大学全体が低く見られがちだ。
さらに、スポーツの強豪校として名前が知られている分、「スポーツだけの大学」というイメージが固定化されやすい。箱根駅伝やサッカーの全国大会で名前を目にするたびに「勉強はどうなんだ」という反応が出る。実際には法学部からの公務員就職実績や、健康栄養学部の管理栄養士合格率100%など、学業面での成果もしっかりあるのだが、スポーツのインパクトの方がどうしても強い。
ただし、データを見ればわかる通り、山梨学院大学の実態は「やばい」という検索イメージとは異なる部分も多い。就職率96%、山梨県庁・県警への複数名就職、管理栄養士合格率100%——これは「やばい」では片づけられない成果だ。偏差値という1つの数字だけで、大学の全てが決まるわけじゃない。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。
でも、全然どん底なんかじゃない。就職率96%。山梨県庁・県警・星野リゾート・オリエンタルランド——山梨学院大学からでも、行動次第でこれだけの選択肢がある。健康栄養学部の管理栄養士合格率100%は、どの偏差値帯の大学と比べても誇れる数字だ。
俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。
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