大同大学は恥ずかしい?Fラン?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:35.0〜42.5(Tier A)

就職率:99.3%(就職希望者ベース・大学公式)

藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」

更新日:2026年4月 | 出典:大同大学公式 / マナビジョン / パスナビ / Kei-Net

「大同大学 恥ずかしい」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。

でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、大同大学の現実をデータで確認していこう。

大同大学はFラン?誰でも入れる?偏差値と入試データで検証

まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。大同大学の偏差値帯は河合塾の数値で35.0〜42.5。学部・学科によってかなり幅がある。

学部別偏差値

学部・学科 偏差値(河合塾)
建築学部 建築学科 37.5〜42.5
建築学部 インテリアデザイン学科 40.0〜42.5
建築学部 かおりデザイン学科 35.0
建築学部 都市空間インフラ学科 35.0
情報学部 情報システム学科 40.0
情報学部 情報デザイン学科 37.5
情報学部 総合情報学科 35.0
工学部 機械工学科 35.0
工学部 機械システム工学科 35.0
工学部 電気電子工学科 35.0

出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)

工学部は全学科35.0で、BF(ボーダーフリー)に近い水準。一方で建築学部の建築学科は42.5まで達し、情報システム学科も40.0ある。学科によって偏差値の開きが大きいのが大同大学の特徴だ。「Fランか?」と聞かれたら、学科による——としか言えない。工学部だけを見て大学全体を判断するのは正確じゃない。

ちなみに大同大学は、東証プライム上場の大同特殊鋼や中部電力グループが設立母体の理工系大学だ。建築学部は2024年に東海地区初の独立学部として新設されたばかりで、偏差値だけでは見えない背景を持つ大学でもある。

「誰でも入れる」という声についても、入試データで確認しておこう。

倍率推移

学部 2024年度 2025年度 2026年度
工学部 1.1倍 1.0倍 1.1倍
建築学部 1.6倍 1.3倍 1.8倍
情報学部 1.8倍 1.3倍 1.9倍

出典:パスナビ / Kei-Net(全選抜合計)

工学部は1倍台前半で、受験すればほぼ合格できる水準にあるのは事実だ。ただし建築学部と情報学部は年々倍率が上がっており、2026年度は建築1.8倍、情報1.9倍に達している。特に建築学科と情報システム学科は人気が高く、全員が受かるわけではない。

大学全体の志願者数は2026年度で約4,000名。ネット上では「誰でも入れる」と一括りにされがちだが、学部を選べば倍率2倍近い入試が存在する。大同大学を志望するなら、学科選びで難易度がかなり変わることは知っておいた方がいい。

大同大学の就職実績

偏差値だけ見ると不安になるのはわかる。でも大事なのは卒業後にどうなれるかだ。大同大学は設立母体が製造業の大手企業グループであり、就職面では他の同偏差値帯の大学にはない強みを持っている。就職データを見てみよう。

就職率

学部 卒業者数 就職希望者数 就職者数 就職率
工学部 473 405 403 99.5%
情報学部 288 267 264 98.9%
全体 761 672 667 99.3%

出典:パスナビ(2024年度卒業者実績)※建築学部は2024年新設のため卒業生データなし

就職希望者672名のうち667名が就職。就職率99.3%。工学部に至っては99.5%で、ほぼ全員が就職先を確保している。全国平均(約97%前後)を大きく上回る数字だ。「恥ずかしい」と検索される大学の実態としては、かなり優秀な部類に入る。

卒業者761名のうち大学院への進学者も61名おり、就職と進学を合わせるとほぼ全員が次のステップに進めている。理工系大学ならではの進路の広さが見て取れる。

主要就職先

分野 主な就職先
製造・素材 大同特殊鋼 / 日本製鉄 / アイシン / ジェイテクト / 豊田鉄工
自動車 三菱自動車工業 / 日産自動車 / トヨタ車体 / デンソーテクノ
電気・設備 トーエネック / シーテック / 三菱電機エンジニアリング
IT 富士ソフト / 旭情報サービス / システムリサーチ
インフラ・その他 JR西日本 / 愛知時計電機 / 蒲郡信用金庫

出典:大同大学公式 / パスナビ(2024年度卒業者実績)

大同特殊鋼、アイシン、三菱自動車、日産自動車、日本製鉄——名前を見て驚く人もいると思う。ものづくり業界への就職実績が圧倒的に厚い。これは大同特殊鋼グループが設立母体であることと、名古屋という製造業の集積地に立地していることの両方が効いている。

特にトーエネックは中部電力グループの電気設備会社で、毎年複数名の採用実績がある。大同大学のキャリアセンターは製造業を中心に企業との太いパイプを持っており、就職希望者に対する求人数の多さが特徴だ。偏差値35の大学からアイシンや日産に行ける——これは「Fラン」では片づけられない事実だ。

同偏差値帯の大学と比べると?

大同大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ愛知県内の私大と比較してみよう。

大学名 偏差値帯 就職率 学費(4年概算)
大同大学 35.0〜42.5 99.3% 約553万円
中部大学 35.0〜52.5 99.8% 約590万円
名古屋学院大学 35.0〜45.0 99.8% 約440万円

出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度実績)

3校とも就職率は98%以上と高水準。中部大学と名古屋学院大学は偏差値の上限がやや高いが、下限は同じ35.0で重なる部分がある。大同大学の就職率99.3%は、愛知県内の同偏差値帯の私大と比較しても遜色ない数字だ。

学費は4年間で約553万円(工学部系)。理工系の私大としては標準的な水準になる。名古屋学院大学が安く見えるのは文系学部が中心だからで、同じ理工系の中部大学(約590万円)と比べると大同大学の方が約40万円安い。設立母体の大同特殊鋼グループとの就職パイプも考慮すると、投資対効果は決して悪くないことがわかる。

「大同大学 恥ずかしい」と検索される背景

ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「恥ずかしい」と検索されるのか。

大同大学が「恥ずかしい」と検索される背景には、偏差値の数字が一人歩きしている面がある。工学部の偏差値35.0という数字がBF(ボーダーフリー)に近く、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の大学序列ランキングや匿名掲示板では、偏差値の数字だけで「Fラン」とレッテルを貼られることがある。大同大学も工学部の35.0という数字が一人歩きして、大学全体が低く見られがちな構造がある。

さらに、愛知県内には名城大学や中京大学、愛知大学など知名度の高い私大が多い。「名古屋の私大」と聞いたときに真っ先に名前が挙がるのはそちら側で、大同大学はどうしても知名度で劣る。2009年に「大同工業大学」から現在の名称に変更したが、工業大学時代の方が理工系としての立ち位置がわかりやすかったという声もあり、名称変更が認知に影響している面もある。

でも、データを見ればわかる通り、実態はその検索イメージとは異なる部分が多い。就職率99.3%、大同特殊鋼やアイシンへの就職実績——これは「恥ずかしい」では片づけられない成果だ。偏差値という1つの数字だけで、大学の全てが決まるわけじゃない。大同特殊鋼グループという後ろ盾は、偏差値には表れない明確な強みだ。

まとめ ― 配られたカードで戦うために

偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。

でも、全然どん底なんかじゃない。就職率99.3%。大同特殊鋼・アイシン・三菱自動車・日産自動車——大同大学からでも、行動次第でこれだけの選択肢がある。

俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

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