「誰でも入れる」の基準:倍率1.0〜1.1倍(実質全入)+ 河合塾BF
実態:全入でも就職率95〜100%の大学が多数
藤原の一言:「入口じゃなくて出口で勝負すればいい」
「誰でも入れる大学ってどこ?」——受験生も、今まさに通っている学生も、この検索をする気持ちはわかる。俺も偏差値37の大学にいた頃、同じことを調べた。
結論から言うと、倍率1.0倍台の「実質全入」の大学は確かに存在する。でも、それが「行く価値がない」という意味ではない。データで確認していこう。
「誰でも入れる」の基準
「誰でも入れる」を客観的に判断するには、以下の3つの指標を見る必要がある。
| 指標 | 基準 | 意味 |
|---|---|---|
| 河合塾偏差値 | BF(ボーダーフリー) | 合格率50%の偏差値が算出できない |
| 倍率 | 1.0〜1.1倍 | 受験者≒合格者。実質的に全員合格 |
| 共テ得点率 | 設定なし or 40%台 | 共通テスト利用での足切りが極めて低い |
※3つ全てに該当する大学が「誰でも入れる」に最も近い
ただし注意点がある。偏差値BFでも倍率が2倍以上ある大学は少なくない。BF=誰でも入れるではない。倍率を見ないと実態はわからない。
倍率1.0倍台の大学一覧
当サイトに掲載している大学の中から、倍率が1.0〜1.1倍台(実質全入)の大学を抜粋した。
| 大学名 | 偏差値 | 倍率 | 就職率 |
|---|---|---|---|
| 国際武道大学 | BF | 1.0〜1.1倍 | 96.8% |
| 宇部フロンティア大学 | BF | 1.0〜1.1倍 | 100% |
| 人間環境大学 | BF〜35.0 | 1.0〜1.2倍 | 98% |
| 平安女学院大学 | 35.0 | 1.0〜1.1倍 | 100% |
| 同朋大学 | BF〜35.0 | 1.0〜1.2倍 | 98.3% |
| 北陸学院大学 | BF〜35.0 | 1.0〜1.1倍 | 100% |
| 稚内北星学園大学 | BF | 1.0倍 | 100% |
| 三育学院大学 | BF | 1.0倍 | 100% |
出典:各大学の個別記事に記載(パスナビ / 各大学公式)
倍率1.0倍。確かに「誰でも入れる」と言える数字だ。でも、就職率の列を見てほしい。100%が4校、残りも96〜98%台。入口のハードルが低いからといって、出口が悪いわけではない。
「誰でも入れる」けど就職に強い大学
倍率が低い大学の中でも、特に就職実績が際立つ大学がある。共通点は資格系の学部を持っていることだ。
| 大学名 | 偏差値 | 就職率 | 強みの資格・分野 |
|---|---|---|---|
| 宇部フロンティア大学 | BF | 100% | 看護師・心理学 |
| 平安女学院大学 | 35.0 | 100% | 保育士・幼稚園教諭 |
| 北陸学院大学 | BF〜35.0 | 100% | 教員免許・保育士 |
| 日本赤十字豊田看護大学 | 35.0 | 100% | 看護師(国試合格率99.3%) |
| 愛知工科大学 | BF〜35.0 | 100% | 工学(トヨタ・日産就職実績) |
出典:各大学の個別記事に記載
看護・教育・工学など、国家資格や専門スキルに直結する学部は偏差値に関係なく就職が強い。「誰でも入れる」大学だからといって、全く就職できないわけではない。むしろ、入口が広いのに出口が強い大学は「穴場」と言える。
「誰でも入れる」と検索される大学の実態
「○○大学 誰でも入れる」と検索される大学は多いが、実際に倍率を見ると全入ではないケースも多い。
| 大学名 | 検索Vol | 実際の倍率 | 全入? |
|---|---|---|---|
| 関西学院大学 | 2,400 | 2.5〜4.1倍 | NO |
| 桜美林大学 | 1,510 | 1.5〜3.0倍 | NO |
| 愛知学院大学 | 1,580 | 1.5〜2.5倍 | NO |
| 関東学院大学 | 2,020 | 1.3〜2.0倍 | NO |
出典:各大学の個別記事に記載(パスナビ / 各大学公式)
関西学院大学で倍率4.1倍。桜美林大学も3.0倍。「誰でも入れる」というイメージと実態には大きなギャップがある。ネットの印象だけで判断せず、データで確認することが大事だ。
偏差値帯別の大学一覧
当サイトでは全ての大学を偏差値帯別に分類し、個別記事で偏差値・倍率・就職率・就職先・学費を掲載している。
| 偏差値帯 | 一覧ページ |
|---|---|
| 偏差値37以下(Fラン帯) | 一覧を見る |
| 偏差値38〜44 | 一覧を見る |
| 偏差値45〜54 | 一覧を見る |
| 偏差値55以上 | 一覧を見る |
まとめ ― 配られたカードで戦うために
「誰でも入れる大学」は確かに存在する。倍率1.0倍の大学は事実としてある。
でも、入口が広い大学でも就職率100%の大学がゴロゴロある。逆に、「誰でも入れる」と検索されている大学が、実際には倍率3〜4倍だったりする。イメージとデータは違う。
俺自身、偏差値37の大学に通っていた。入口のハードルが低かったことは事実だ。でも、そこから就活で結果を出した。全然どん底なんかじゃない。入口じゃなくて出口で勝負すればいい。

