稚内北星学園大学はやばい?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:BF(Tier A)

就職率:100%(就職希望者ベース・パスナビ)

藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」

「稚内北星学園大学 やばい」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。

でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、稚内北星学園大学の現実をデータで確認していこう。

※稚内北星学園大学は2022年4月に「育英館大学」へ名称変更している。この記事では検索キーワードに合わせて旧名称を使用しつつ、データは現在の育英館大学の公式情報を参照している。

稚内北星学園大学の偏差値と入試難易度

まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。稚内北星学園大学(現・育英館大学)は情報メディア学部のみの単科大学。河合塾の偏差値はBF(ボーダーフリー)だ。

学部別偏差値

学部 偏差値(河合塾)
情報メディア学部 BF

出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)

単科大学だから学部は1つだけ。BFというのは、不合格者が少なすぎて合格率50%となる偏差値帯が算出できなかったという意味だ。共通テスト得点率は35%。数字だけ見れば厳しいと感じるかもしれない。ただ、偏差値は入試難易度の指標であって、大学の価値そのものを測るものじゃない。ここは冷静に受け止めてほしい。

入試データも確認しておこう。

倍率推移

年度 志願者数 合格者数 倍率
2025年度 29名 29名 1.0倍
2024年度 1.0倍
2023年度 1.0倍

出典:パスナビ(2023〜2025年度入試結果)

3年連続で倍率1.0倍。2025年度は募集50名に対して志願者29名と、定員割れの状態にある。受験すれば合格できる水準なのは事実だ。日本最北端の都市・稚内にある大学だから、地理的な条件が志願者数に影響している面は大きい。

ただし、倍率が低い=学ぶ価値がないではない。この大学が持つ強みは、入試倍率では見えない場所にある。次の就職データを見てほしい。

稚内北星学園大学の就職実績

偏差値がBFだからといって「やばい」かどうかは、卒業後にどうなれるかで決まる。就職データを見てみよう。

就職率

学部 卒業者数 就職希望者数 就職者数 就職率
情報メディア学部 10名 8名 8名 100%

出典:パスナビ(2024年3月卒業者実績)

就職希望者8名全員が就職。就職率100%だ。卒業者数10名と非常に小規模な大学だからこそ、一人ひとりに手厚いサポートが行き届いている結果だろう。過去の平均就職率(2002〜2015年度卒)も93.8%と安定している。「やばい」と検索される大学で就職率100%——この事実は重い。

主要就職先

業界 主な就職先
情報通信 ネットワンシステムズ / 東芝システムテクノロジー / ドワンゴ / 伊藤忠テクノサイエンス / トランス・コスモス
運輸・メディア JR北海道 / 産經新聞社 / 北海道新聞社 / NHK旭川放送局
金融 北洋銀行 / 北海道銀行 / 稚内信用金庫 / 日本生命
サービス・小売 JTB北海道 / 日本ハム / イオン北海道 / 東急百貨店
製造・建設 ダイハツ工業 / 東京エレクトロン東北 / 日立建機 / コマツ
公務員・教育 稚内市役所 / 北海道警察 / 自衛隊 / 中学校・高校教員

出典:育英館大学公式(開学以降の累計実績)

ネットワンシステムズ、伊藤忠テクノサイエンス、JR北海道、北洋銀行——情報通信業への就職実績が特に厚い。これは情報メディア学部のICT教育が評価されている証拠だ。北海道大学大学院や筑波大学大学院への進学実績もある。

また、教員免許(中学校・高校「数学」一種、高校「情報」一種)が取得できるため、教育分野への就職も目立つ。小規模大学だからこその距離の近さが、こうした実績に直結している。

同偏差値帯の大学と比べると?

稚内北星学園大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ偏差値帯の北海道の私大と比較してみよう。

大学名 偏差値帯 就職率 学費(4年概算)
稚内北星学園大学(育英館大学) BF 100% 約426万円
星槎道都大学 BF〜35.0 97.8% 約450万円
札幌国際大学 BF〜35.0 92.8% 約411万円

出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度実績)

就職率を見ると、稚内北星学園大学の100%は3校の中で最も高い。星槎道都大学の97.8%も高水準だが、稚内北星学園大学はそれを上回っている。学費は4年間で約426万円と、3校の中では中間。私大としては平均的な水準だ。

規模が小さいからこそ教員との距離が近く、一人ひとりに目が行き届く。これは大規模大学にはない小規模校ならではの強みだ。「偏差値BFだからやばい」で終わらせるには、もったいないデータが揃っている。

「稚内北星学園大学 やばい」と検索される背景

ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。

BF(ボーダーフリー)に近い偏差値帯は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の大学序列ランキングや匿名掲示板では、偏差値の数字だけで「Fラン」とレッテルを貼られることがある。稚内北星学園大学の場合、偏差値BFという数字が一人歩きして、大学全体が低く見られがちな構造がある。

さらに、稚内という日本最北端の立地条件も影響している。札幌からJR特急で約5時間。アクセスの面で選択肢に入りにくいことが、志願者数の少なさ=倍率1.0倍につながり、それがまた「やばい」というイメージを増幅させる循環が生まれている。2022年に「育英館大学」へ名称変更したことも、旧名称で検索する人には「大学がなくなった?」という混乱を招きやすい。

ただし、データを見ればわかる通り、実態は検索イメージとは異なる部分が多い。就職率100%、IT業界への就職実績、大学院への進学実績——偏差値BFという数字だけで判断するのは早すぎる。

まとめ ― 配られたカードで戦うために

偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。

でも、全然どん底なんかじゃない。就職率100%。ネットワンシステムズ、JR北海道、北洋銀行——稚内北星学園大学からでも、行動次第でこれだけの選択肢がある。

俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

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