偏差値帯:BF(Tier A)
就職率:98.8%(就職希望者ベース・パスナビ)
藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」
「北陸大学 やばい」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。
でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、北陸大学の現実をデータで確認していこう。
北陸大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値と入試の実態を確認しよう。北陸大学の偏差値は河合塾の基準で全学部BF(ボーダーフリー)。BFとは、不合格者が少なすぎて合格率50%の偏差値帯が設定できないことを意味する。
学部別偏差値
| 学部 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 経済経営学部 | BF |
| 国際コミュニケーション学部 | BF |
| 医療保健学部 | BF |
| 薬学部 | BF |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
全学部BFという数字だけを見れば、「Fランだ」と言われるのは避けられない。ただ、共通テスト得点率は39%〜46%の範囲にあり、受験対策をまったくせずに受かるかというとそこまで甘くはない。偏差値はあくまで入試難易度の指標であって、大学の中身を測るものじゃない。ここから先の就職データで、北陸大学の実力を見てほしい。
倍率推移
| 学部 | 2025年度 | 2024年度 |
|---|---|---|
| 経済経営学部 | 1.0倍 | 1.0倍 |
| 国際コミュニケーション学部 | 1.0倍 | 1.0倍 |
| 医療保健学部 | 1.1倍 | 1.1倍 |
| 薬学部 | 1.1倍 | 1.1倍 |
出典:パスナビ(旺文社・各年度入試結果)
倍率は全学部1倍前後。受験すればほぼ合格できる水準にあるのは事実だ。ただ、倍率が低い=価値がないではない。定員割れの大学は全国に多くあるが、その中で就職実績や資格合格率に大きな差が出る。北陸大学がどちら側にいるかは、この先のデータでわかる。
特に薬学部を持っているのは北陸大学の大きな特徴だ。石川県内で薬学部がある私大は北陸大学のみ。薬剤師という国家資格に直結する学部を持つことは、偏差値だけでは測れない強みだ。
北陸大学の就職実績
偏差値だけ見ると不安になるのはわかる。でも大学の価値は、卒業後にどうなれるかで決まる。就職データを確認しよう。
就職率
| 学部 | 卒業者数 | 就職希望者数 | 就職者数 | 就職率 |
|---|---|---|---|---|
| 薬学部 | 73 | 56 | 56 | 100% |
| 国際コミュニケーション学部 | 125 | 89 | 89 | 100% |
| 経済経営学部 | 272 | 222 | 218 | 98.2% |
| 医療保健学部 | 55 | 47 | 46 | 97.9% |
| 全体 | 525 | 414 | 409 | 98.8% |
出典:パスナビ(2025年3月卒業生実績)
就職希望者414名のうち409名が就職。全体の就職率98.8%。薬学部と国際コミュニケーション学部は100%だ。全国平均(約97%前後)を上回っている。「やばい」と検索される大学の実態としては、かなり健闘している数字だ。
主要就職先
| 学部 | 主な就職先 |
|---|---|
| 経済経営学部 | トヨタ自動車 / アイリスオーヤマ / ソフトバンク / 西日本旅客鉄道 / タカラスタンダード / 三協立山 / 今村証券 / 警視庁 |
| 国際コミュニケーション学部 | 日本航空 / JALスカイ金沢 / コマツNTC / リコージャパン / ゆうちょ銀行 / 福井村田製作所 |
| 医療保健学部 | 金沢大学附属病院 / 金沢医科大学病院 / 東京大学医学部附属病院 / 石川県立中央病院 |
| 薬学部 | 日本調剤 / クスリのアオキ / アイングループ / 金沢医科大学病院 / 金沢大学附属病院 |
出典:パスナビ / マナビジョン(2025年3月卒業生実績)
トヨタ自動車、日本航空、ソフトバンク、東京大学医学部附属病院——名前を見て驚く人もいると思う。大手・有名企業への就職実績がしっかりある。もちろん全員がこういう企業に入れるわけじゃない。でも「やばい」と検索されるような大学で、この就職先リストが出てくるのは事実だ。
特に薬学部と医療保健学部は、国家資格に直結する学部だから就職先が明確。薬剤師として調剤薬局や病院に就職するルートは、偏差値に関係なく安定した進路を確保できる強みがある。経済経営学部からのトヨタやソフトバンク、国際コミュニケーション学部からのJAL就職も、大学のキャリア支援の手厚さを裏付けている。
同偏差値帯の大学と比べると?
北陸大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ偏差値帯の北陸地方の私大と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 北陸大学 | BF | 98.8% | 約430万円 |
| 金沢学院大学 | 35.0〜40.0 | 99.9% | 約420万円 |
| 福井工業大学 | BF〜37.5 | 99.2% | 約540万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ(2025年3月卒業生実績)
偏差値帯はほぼ同水準。就職率は3校とも98%以上と高水準で、北陸の私大は就職支援に力を入れている大学が多い。学費を見ると、北陸大学の経済経営学部は4年間で約430万円。金沢学院大学とほぼ同水準で、福井工業大学より100万円以上安い。
さらに北陸大学には薬学部がある。薬学部は6年制で学費総額は約1,190万円と高額だが、薬剤師免許という国家資格が得られる。資格取得後の就職の安定性を考えれば、長期的な投資対効果は悪くない。大事なのは入口の偏差値じゃなく、出口の就職実績と資格だ。
「北陸大学 やばい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。
BF(ボーダーフリー)という偏差値帯は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の大学序列ランキングや匿名掲示板では、偏差値の数字だけで「Fラン」とレッテルを貼られることがある。北陸大学も全学部BFという表記が一人歩きして、大学全体が低く見られがちな構造がある。
さらに、石川県には金沢大学という旧帝大に準ずる有力国立大学がある。「石川の大学」と聞いたときに真っ先に名前が挙がるのは金沢大学で、北陸大学はどうしても比較対象にされやすい。金沢工業大学のように就職実績で全国的に知られる私大もある中で、「やばい」と検索されてしまう心理は、俺にも痛いほどわかる。
ただし、データを見ればわかる通り、北陸大学の実態はその検索イメージとは異なる部分が多い。就職率98.8%、トヨタ・JAL・東大病院への就職実績——これは「やばい」では片づけられない成果だ。偏差値という1つの数字だけで、大学の全てが決まるわけじゃない。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。
でも、全然どん底なんかじゃない。就職率98.8%。トヨタ・JAL・東大病院——北陸大学からでも、行動次第でこれだけの選択肢がある。薬学部なら薬剤師免許という一生モノの武器も手に入る。
俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。
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