偏差値帯:35.0(Tier A)
就職率:卒業生なし(2023年開学・2027年3月卒業予定)
藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」
更新日:2026年4月 | 出典:東京情報デザイン専門職大学公式 / マナビジョン / パスナビ / Kei-Net
「東京情報デザイン専門職大学 Fラン」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。
でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、東京情報デザイン専門職大学の現実をデータで確認していこう。
東京情報デザイン専門職大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。東京情報デザイン専門職大学は2023年4月に開学した新しい専門職大学で、情報デザイン学部の1学部1学科体制。河合塾の偏差値は一般選抜で35.0、共テ得点率40〜42%だ。
学部別偏差値
| 学部・学科 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 情報デザイン学部 情報デザイン学科(一般選抜) | 35.0 |
| 情報デザイン学部 情報デザイン学科(共テ利用・3科目) | 得点率40% |
| 情報デザイン学部 情報デザイン学科(共テ利用・2科目) | 得点率42% |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
1学部1学科のため学部間の偏差値差はない。35.0という数字だけ見れば、いわゆる「Fラン」と呼ばれるラインに近いのは事実だ。ただし、ベネッセの偏差値だと43〜45の範囲で表示される。偏差値は測定方法で数値が変わるし、あくまで入試難易度の指標であって、大学の中身を測るものじゃない。
「Fラン=誰でも入れる」というイメージがあるかもしれないが、入試データも確認しておこう。
倍率推移
| 年度 | 全選抜合計 | 一般選抜 | 総合型選抜 | 共テ利用 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年度 | 1.5倍 | 1.4倍 | 1.6倍 | 1.7倍 |
| 2024年度 | 1.2倍 | — | — | — |
出典:パスナビ(2025年度・2024年度入試結果)
2023年開学でまだ歴史は浅いが、倍率は2024年度の1.2倍から2025年度には1.5倍へ上昇している。2025年度は志願者437名に対し合格者296名。全員が受かるわけではない。特に共通テスト利用は1.7倍と、開学3年目にしては選抜が機能している。
ちなみにこの大学は、AI・IoT・サイバーセキュリティ・CG・デジタルエンタメ・システムデザインの6分野を横断的に学べるカリキュラムが特徴だ。専門職大学は2019年にできた新しい大学制度で、従来の4年制大学よりも実践的な職業教育に特化した設計になっている。東京都江戸川区に立地し、文部科学省が認可した正規の4年制大学として学士(専門職)の学位が取得できる。
東京情報デザイン専門職大学の就職実績
就職データを確認したいところだが、ここが正直に言わないといけないポイントだ。東京情報デザイン専門職大学は2023年に開学した大学で、まだ卒業生が出ていない。第1期生の卒業は2027年3月の予定だ。
就職率
| 項目 | データ |
|---|---|
| 就職率 | 卒業生なし(2027年3月卒業予定) |
出典:東京情報デザイン専門職大学公式(2026年4月時点)
就職率が出ていない以上、「この大学に行って大丈夫なのか」と不安になるのは当然だ。ただ、この大学の設計を見ると、就職を強く意識した仕組みになっていることはわかる。最大の特徴は660時間(22単位分)のインターンシップが全員必修という点。3年次と4年次にそれぞれ8週間、実際の企業現場で就業体験する。一般的な大学のインターンとは桁が違う実践量だ。
主要就職先
| 主要就職先 |
|---|
| 卒業生なし(2027年3月卒業予定) |
出典:東京情報デザイン専門職大学公式(2026年4月時点)
就職先のデータもまだない。ただ、カリキュラムの6分野——AI・IoT・サイバーセキュリティ・CG・デジタルエンタメ・システムデザイン——を見ると、IT業界への就職を前提とした設計であることは明らかだ。IT人材は全国的に不足しており、情報系の学部は就職に強い傾向がある。同偏差値帯の工学・情報系大学は軒並み就職率96%以上を記録している。
とはいえ、実績がないのは事実。将来性で判断するか、実績が出るまで待つかは自分で決めるしかない。俺にできるのは、今あるデータを正確に並べることだけだ。
同偏差値帯の大学と比べると?
東京情報デザイン専門職大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ偏差値帯の関東圏にある工学・情報系の私大と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 東京情報デザイン専門職大学 | 35.0 | 卒業生なし | 約670万円 |
| 日本工業大学 | 35.0〜37.5 | 96.8% | 約600万円 |
| 湘南工科大学 | 35.0〜37.5 | 99.3% | 約570万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ / スタディサプリ進路(2025年3月卒業生実績)
偏差値帯はほぼ同水準。比較校の日本工業大学は96.8%、湘南工科大学は99.3%と、いずれも高い就職率を記録している。工学・情報系の大学は就職に強いというのは業界全体の傾向で、東京情報デザイン専門職大学も同じ領域にいる。
ただ、学費には差がある。東京情報デザイン専門職大学の4年間の学費は約670万円。日本工業大学の約600万円、湘南工科大学の約570万円と比べると100万円前後高い。専門職大学は実習・インターンの比重が高く、その分の設備投資が学費に反映されている面がある。
まだ就職実績がない分、コスパの判断は現時点では難しい。ただ、660時間の必修インターンシップという他の大学にはない実践経験を積めるのは、学費の上乗せ分に見合う可能性はある。結果は2027年3月にわかる。
「東京情報デザイン専門職大学 Fラン」と検索される背景
ここまでデータを見てきた。偏差値35.0という数字は確かに低い。じゃあなぜ「Fラン」と検索されるのか、その背景を整理しておこう。
BF(ボーダーフリー)に近い偏差値帯は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の大学序列ランキングや匿名掲示板では、偏差値の数字だけで「Fラン」とレッテルを貼られることがある。東京情報デザイン専門職大学も、河合塾偏差値35.0という数字が一人歩きしている構造がある。
さらに、「専門職大学」という制度自体の知名度がまだ低い。2019年にできた新しいカテゴリで、従来の4年制大学とも専門学校とも違う。名前に「専門」が入っているため、「専門学校と同じなのでは?」と誤解されやすい。実際には文部科学省が認可した正規の4年制大学であり、卒業すれば学士の学位が取得できる。
2023年開学で卒業生がまだ出ていないことも、不安を増幅させる要因だ。実績がない=ダメな大学、という短絡的な判断がされやすいが、実績がないのは単に新しいからであって、大学の質とは別の話だ。
ただし、データを見ればわかる通り、東京情報デザイン専門職大学の実態は「Fラン」というイメージとは異なる部分もある。倍率は上昇傾向にあり、カリキュラムは実践に特化した独自の設計になっている。偏差値だけでは見えない部分が、この大学にはある。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。
でも、全然どん底なんかじゃない。東京情報デザイン専門職大学はまだ卒業生が出ていない新しい大学だ。だからこそ、今いるあなたたちが実績を作る側にいる。660時間のインターンシップ、AI・セキュリティ・CGの6分野——武器は揃っている。
俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。
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