令和健康科学大学はFラン?やばい?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:35.0(Tier A)

就職率:2022年開学のため卒業生データ未公表(第一期生は2026年3月卒)

藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」

更新日:2026年4月 | 出典:令和健康科学大学公式 / マナビジョン / パスナビ / Kei-Net

「令和健康科学大学 Fラン」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。

でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、令和健康科学大学の現実をデータで確認していこう。

令和健康科学大学はFラン?偏差値と入試データで検証

まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。令和健康科学大学は2022年に福岡市東区で開学した新しい大学で、看護学部とリハビリテーション学部の2学部構成。河合塾の偏差値は全学部35.0となっている。

学部別偏差値

学部・学科 偏差値(河合塾)
看護学部 看護学科 35.0
リハビリテーション学部 理学療法学科 35.0
リハビリテーション学部 作業療法学科 35.0

出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)

河合塾の偏差値では全学科35.0。BF(ボーダーフリー)に近い水準にあるのは事実だ。一方でベネッセの偏差値だと看護学部は49〜52、リハビリテーション学部は46〜49と表示される。模試の母集団や算出方法が違うから、どちらを見るかで印象がかなり変わる。偏差値は入試難易度の指標であって、大学の価値そのものを測るものじゃない。

ただ、この大学には偏差値の数字だけでは見えない特徴がある。前身は2007年開校の福岡看護専門学校と福岡和白リハビリテーション学院。医療グループとしての実績は15年以上積み重ねてきている。新設大学=ゼロからのスタートではないことは押さえておいてほしい。

次に「Fランだから誰でも入れるのか?」を入試データで確認しよう。

倍率推移

学部 2025年度(全選抜合計) 2024年度(全選抜合計)
看護学部 1.4倍 1.7倍
リハビリテーション学部 1.3倍 1.2倍

出典:パスナビ(2024・2025年度入試結果)

倍率は1倍台前半。受験すればかなりの確率で合格できる水準にある。特にリハビリテーション学部は1.2〜1.3倍と、ほぼ全入に近い。ただ、倍率が低い=価値がないわけじゃない。看護師・理学療法士・作業療法士は国家資格。入学後に国家試験に合格できるかどうかが本当の勝負になる。入口の倍率より、出口の国家試験合格率と就職先を見るべきだ。

ちなみに看護学部の一般選抜(前期)に限れば倍率1.4倍、共通テスト利用では4.2倍と、方式によっては競争率が跳ね上がる。「誰でも入れる」とは言い切れない面もある。

令和健康科学大学の就職実績

就職データを確認したいところだが、ここで一つ大事な事実がある。令和健康科学大学は2022年開学。4年制大学だから、第一期卒業生は2026年3月——つまり、この記事を書いている時点ではまだ卒業生の就職データが公表されていない。

就職率

学部 就職率
看護学部 第一期卒業生(2026年3月卒)データ未公表
リハビリテーション学部 理学療法学科 第一期卒業生(2026年3月卒)データ未公表
リハビリテーション学部 作業療法学科 第一期卒業生(2026年3月卒)データ未公表

出典:令和健康科学大学公式(2026年4月時点)

就職率のデータがないのは不安に感じるかもしれない。でも、この大学にはデータがない代わりに見るべきポイントがある。

令和健康科学大学の母体は、全国に28のグループ病院と102の関連施設を展開する医療グループだ。卒業後の就職先として、このグループ病院への就職パイプがある。これは新設大学としてはかなり大きなアドバンテージになる。

想定される主要就職先

分野 想定就職先
グループ病院 全国28のグループ病院(福岡和白病院ほか)
医療機関 総合病院 / 大学病院 / リハビリテーション病院
福祉・介護 老人保健施設 / 訪問看護・訪問リハビリ / デイケア
行政・研究 保健所 / 行政機関 / 研究機関

出典:令和健康科学大学公式(就職支援ページ)

まだ実績値ではなく「想定」にはなる。ただ、看護師・理学療法士・作業療法士は国家資格が武器になる職種だ。全国的に医療人材は不足しており、資格さえ取得すれば就職先は確保しやすい。問題は大学がどうかではなく、国家試験に受かるかどうか。そこが全てだ。

大学のキャリア支援室では「ミライパス」というキャリア支援講座を展開しており、3年次から就活スケジュールに合わせたサポートが受けられる体制を整えている。グループ病院との連携も含めて、就職支援の枠組みは用意されている。

同偏差値帯の大学と比べると?

令和健康科学大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ福岡県内の看護・医療系私大と比較してみよう。

大学名 偏差値帯 就職率 学費(4年概算)
令和健康科学大学 35.0 データ未公表(2022年開学) 約610万円
福岡看護大学 35.0 公表データなし 約630万円
聖マリア学院大学 BF 100% 約634万円

出典:各大学公式 / パスナビ(2025〜2026年度情報)

偏差値帯はほぼ同水準。学費を見ると、令和健康科学大学の4年間約610万円は、福岡看護大学(約630万円)や聖マリア学院大学(約634万円)と比べてやや安い水準にある。看護・医療系の私大としては学費が抑えられている方だ。

聖マリア学院大学の就職率100%は注目に値する。看護・医療系の大学は資格取得と連動して就職率が高くなる傾向がある。令和健康科学大学も第一期生のデータが出れば、同水準の数字になる可能性は十分ある。28のグループ病院という受け皿を考えれば、就職の安心材料がある

「令和健康科学大学 Fラン」と検索される背景

ここまでデータを見てきたが、なぜ「Fラン」と検索されるのか。

令和健康科学大学が「Fラン」と検索される背景には、偏差値の数字が一人歩きしている面がある。BF(ボーダーフリー)に近い偏差値帯は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の煽りや序列ランキングが拡散されやすい構造がある。

さらに、2022年開学の新設大学であることも大きい。歴史が浅い=実績がない=「やばいんじゃないか」という連想が働きやすい。まだ卒業生がいない段階で「Fランだ」「やばい」と断定されるのは、正直フェアじゃないと思う。

ただし、データを見ればわかる通り、令和健康科学大学の実態は「Fラン」「やばい」という検索イメージとは異なる部分も多い。前身校15年以上の実績、28のグループ病院、看護師・理学療法士・作業療法士という国家資格に直結するカリキュラム——これらは偏差値35.0という数字だけでは見えない。

新設大学だからこそ、第一期生の国家試験合格率と就職実績が出る2026年以降に改めて評価されるべき大学だ。今の段階で「やばい」と決めつけるのは早い。

まとめ ― 配られたカードで戦うために

偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。

令和健康科学大学は2022年開学の新しい大学で、まだ卒業生のデータがない。そこに不安を感じるのは当然だ。でも、28のグループ病院という就職の受け皿があること、看護師・理学療法士・作業療法士という国家資格に直結する学びがあること、学費が同偏差値帯の中ではやや安いこと——見るべきポイントはちゃんとある。

でも、全然どん底なんかじゃない。俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

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