偏差値帯:BF(Tier A)
就職率:97.7%(就職希望者ベース・大学公式)
藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」
「清和大学 やばい」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。
でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、清和大学の現実をデータで確認していこう。
清和大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。清和大学は千葉県木更津市にある法学部のみの単科大学で、法律学科の中に「法学コース」「情報と法コース」「スポーツ法コース」の3コースが設けられている。河合塾の偏差値はBF(ボーダーフリー)だ。
学部別偏差値
| 学部・コース | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 法学部法律学科(法学コース) | BF |
| 法学部法律学科(情報と法コース) | BF |
| 法学部法律学科(スポーツ法コース) | BF |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
全コースBF。正直に言うと、偏差値だけ見れば「Fラン」と言われても反論しにくい水準にある。共通テスト利用入試の得点率は39〜45%。BFとは不合格者が少なすぎて偏差値の計算ができないという意味で、入試難易度が低いのは事実だ。
ただ、偏差値の数字だけで大学のすべてが決まるわけじゃない。俺の大学も似たような偏差値帯だったけど、問題はここからどう動くかだ。まずは倍率で入試の実態を確認してみよう。
倍率推移
| 年度 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率(全選抜合計) |
|---|---|---|---|
| 2025年度 | 174 | 170 | 1.0倍 |
| 2024年度 | 219 | 215 | 1.0倍 |
| 2023年度 | 174 | 170 | 1.0倍 |
出典:パスナビ(2023〜2025年度入試結果)
3年連続で倍率1.0倍。受験すればほぼ全員が合格できる状態にあるのは事実だ。これだけ見ると「やばい」と思うのも無理はない。
でも、ここで立ち止まらないでほしい。この大学の本当の価値は、入口ではなく出口にある。就職データを見ればわかる。
清和大学の就職実績
偏差値BF、倍率1.0倍。入口だけ見ると不安になるのは当然だ。でも清和大学は「出口」で勝負している大学だ。就職データを確認しよう。
就職率
| 年度 | 就職希望者数 | 就職者数 | 就職率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | — | — | 97.7% |
| 2023年度 | 163 | 155 | 95.1% |
出典:清和大学公式(2023・2024年度卒業生実績)
2024年度の就職率は97.7%。過去5年間でも95%以上を維持している。全国平均(約97%前後)と同等以上の水準だ。そして何より注目すべきは公務員の合格実績にある。
清和大学は警察官実就職率で全国2位(4年連続)。2024年度だけで公務員合格者45名(のべ57名)。内訳は警察官25名(警視庁8名・千葉県警6名ほか)、行政職6名、自衛隊5名、刑務官4名、消防官2名。卒業生に占める公務員就職者の割合は約25%にも達する。偏差値BFの大学でこの数字を出しているのは、全国でもかなり珍しい。
主要就職先
| 業界 | 主な就職先 |
|---|---|
| 警察 | 警視庁 / 千葉県警察本部 / 神奈川県警察本部 / 各都道府県警察本部 |
| 公務員(その他) | 法務省矯正局(刑務官) / 自衛隊 / 消防 / 地方行政職 |
| 金融 | 君津信用金庫 / 千葉信用金庫 |
| 製造 | SUBARU / 黒崎播磨 |
| 流通・サービス | トヨタカローラ千葉 / 日産サティオ千葉 / ANA / ALSOK / ドン・キホーテ |
出典:清和大学公式(2025年3月卒業生実績)
警視庁8名、千葉県警6名をはじめ、全国の警察本部への就職実績がずらりと並ぶ。民間でもANA、SUBARUといった名前がある。偏差値BFの大学の就職先リストとしては、かなり異彩を放っていると言っていい。
清和大学は法学部のみの小さな単科大学だからこそ、公務員対策に全リソースを集中できている。1年次からキャリア養成講座が毎週開講され、キャリアセンターには例年約1,000社の求人票が届く。小規模だからこそ一人ひとりに手が届く支援体制が、この就職実績を支えている。
同偏差値帯の大学と比べると?
清和大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ偏差値帯の関東の私大と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 清和大学 | BF | 97.7% | 約438万円 |
| 平成国際大学 | BF〜35.0 | 91.2% | 約452万円 |
| 千葉経済大学 | 37.5〜40.0 | 94.0% | 約431万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度実績)
偏差値だけで見れば清和大学が最も低い。しかし就職率は97.7%で3校中トップ。偏差値帯が上の千葉経済大学(94.0%)や、同じBF帯の平成国際大学(91.2%)を大きく上回っている。
学費は4年間で約438万円。私大としては標準的な水準だ。偏差値の入口だけで「やばい」と判断するのは早い。就職率97.7%と警察官実就職率全国2位の実績を考えれば、投資対効果は決して悪くないことがわかる。大事なのは入口の偏差値じゃなく、出口の就職実績だ。
「清和大学 やばい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。
清和大学が「やばい」と検索される背景には、偏差値の数字が一人歩きしている面がある。BF(ボーダーフリー)に近い偏差値帯は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の大学序列ランキングや匿名掲示板では、偏差値の数字だけで「Fラン」「やばい」とレッテルを貼られることがある。清和大学も、偏差値BFという数字だけが一人歩きして、大学の中身が見られないまま語られがちな構造がある。
さらに、法学部のみの単科大学という規模の小ささから、そもそも知名度が低い。千葉県には千葉大学や千葉工業大学など知名度の高い大学が多く、清和大学の名前が真っ先に出てくることはまずない。知らない大学=やばい大学、という短絡的な連想も働きやすい。
ただし、データを見ればわかる通り、清和大学の実態はその検索イメージとは異なる部分が多い。就職率97.7%、警察官実就職率全国2位——これは「やばい」では片づけられない成果だ。偏差値という1つの数字だけで、大学の全てが決まるわけじゃない。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。
でも、全然どん底なんかじゃない。就職率97.7%。警察官実就職率全国2位。清和大学は偏差値の数字とは裏腹に、出口で結果を出している大学だ。
俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。
同じ偏差値帯の大学を見る:偏差値37以下の大学一覧|就職率・学費データ付き

