了徳寺大学はやばい?偏差値・就職データで検証

偏差値帯:37.5〜40.0(Tier A)

就職率:97.1%(就職希望者ベース)

藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」

「了徳寺大学 やばい」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。

でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、了徳寺大学の現実をデータで確認していこう。

なお、了徳寺大学は2024年4月にSBC東京医療大学へ名称変更している。この記事では旧名称「了徳寺大学」で統一する。

了徳寺大学の偏差値と入試難易度

まずは偏差値を確認しよう。了徳寺大学は千葉県浦安市に本部を置く医療系の私立大学で、健康科学部のみの単科大学だ。河合塾の偏差値は37.5〜40.0。学科によって差がある。

学部別偏差値

学科 偏差値(河合塾)
理学療法学科 37.5
整復医療・トレーナー学科 40.0
看護学科 37.5

出典:Kei-Net(河合塾提供・2026年度入試予想)

理学療法学科と看護学科が37.5、整復医療・トレーナー学科が40.0。3学科しかない小規模大学だが、整復医療・トレーナー学科は他の2学科より一段高い。偏差値だけ見れば低い帯にいるのは事実だ。ただ、医療系の大学は偏差値が低めに出やすい傾向がある。資格取得がゴールの大学は、入口の偏差値より出口の国家試験合格率で評価すべきだ。

次に、「誰でも受かるのか」を入試データで確認してみよう。

倍率推移

年度 倍率(全選抜合計)
2025年度 2.3倍
2024年度 2.0倍

出典:パスナビ(2025年度・2024年度入試結果)

2025年度は全選抜合計で2.3倍。学科別に見ると、整復医療・トレーナー学科の総合型選抜は3.9倍に達している。志願者786名に対して合格者328名——約6割は不合格になる計算だ。「誰でも受かる」とは言い切れない水準にある。

SBC東京医療大学への名称変更後、志願者数は増加傾向にある。SBCメディカルグループ(湘南美容クリニック等)との連携が注目を集めている結果だろう。

了徳寺大学の就職実績

偏差値だけ見ると不安になるのはわかる。でも医療系大学の真価は「卒業後にどうなれるか」で決まる。就職データと国家試験の合格率を見てみよう。

就職率

項目 数値
就職希望者数 238名
就職者数 231名
就職率 97.1%
理学療法士 国家試験合格率 100%(2020年度)
柔道整復師 国家試験合格率 96.3%(2020年度)

出典:スタディサプリ進路 / SBC東京医療大学公式

就職率97.1%。全国平均とほぼ同水準だが、注目すべきは国家試験の合格率だ。理学療法士は100%、柔道整復師は96.3%。医療系大学で国家試験に受かるかどうかは、就職の大前提になる。この合格率は大学の教育力が確かな証拠だ。

主要就職先

学科 主な就職先
理学療法学科 初台リハビリテーション病院 / 船橋市立リハビリテーション病院 / 千葉西総合病院 / 上尾中央総合病院 / 江東リハビリテーション病院
整復医療・トレーナー学科 セントラルスポーツ / 了徳寺大学附属新小岩整形外科 / 東京都公立学校 / 千葉県教育委員会 / 埼玉県教育局
看護学科 東京大学医学部附属病院 / 千葉大学医学部附属病院 / 杏林大学医学部付属病院 / 国立国際医療研究センター / 東京ベイ・浦安市川医療センター

出典:スタディサプリ進路(2021年3月卒業生実績)

看護学科の就職先を見てほしい。東京大学医学部附属病院、千葉大学医学部附属病院——日本を代表する大学病院への就職実績がある。整復医療・トレーナー学科は公立学校の教員やスポーツ施設への就職が目立つ。理学療法学科はリハビリ専門病院を中心に、首都圏の主要病院に就職している。

「やばい」と検索される大学から、東大病院に就職する人がいる。この事実は偏差値だけでは測れない価値がこの大学にあることを証明している。医療系大学の強みは、国家資格を取れば就職先の選択肢が偏差値に関係なく広がる点にある。

同偏差値帯の大学と比べると?

了徳寺大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ偏差値帯の関東圏の医療系私大と比較してみよう。

大学名 偏差値帯 就職率 学費(4年概算)
了徳寺大学 37.5〜40.0 97.1% 約600万円
帝京平成大学(健康メディカル学部) 35.0〜42.5 98.7% 約680万円
つくば国際大学(医療保健学部) BF〜37.5 99.1% 約700万円

出典:各大学公式 / パスナビ / スタディサプリ進路(2024年度実績)

偏差値帯はほぼ同水準。就職率は3校とも97%以上で、医療系大学としては標準的な高水準だ。注目すべきは学費。了徳寺大学の4年間約600万円は、同偏差値帯の医療系大学の中では比較的安い部類に入る。2024年度入学生から学費が年間20万円引き下げられており、4年間で80万円の差になる。

さらに特待生制度もあり、授業料70万円/年が免除される制度も用意されている。医療系大学は学費が高くなりがちだが、了徳寺大学はコスト面での競争力がある。浦安キャンパスはJR新浦安駅からバスでアクセスでき、都心にも近い立地だ。

「了徳寺大学 やばい」と検索される背景

ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。

最大の原因は理事長の脱税問題と名称変更だ。2022年12月、初代理事長の了徳寺健二氏が関連法人への約10億円の送金をめぐり、東京国税局から源泉所得税の徴収漏れを指摘された。この報道が「了徳寺大学 やばい」という検索を急増させた。

その後、2024年4月に「SBC東京医療大学」へ名称変更。SBCメディカルグループ(湘南美容クリニック等を運営)の傘下に入ったことで、「美容クリニックの会社が大学を運営するのか」という戸惑いも生まれた。医療業界では知名度の高いSBCグループだが、大学運営としては異例の展開であり、これも「やばい」検索の一因になっている。

もう一つは、BF(ボーダーフリー)に近い偏差値帯であること。偏差値37.5という数字は、ネット上の大学序列ランキングではネガティブに語られやすい帯だ。単科大学で知名度が低いことも、不安を増幅させる要因になっている。

ただ、データを見ればわかる通り、了徳寺大学の実態は「やばい」という検索イメージとは異なる部分が多い。国家試験合格率100%、東大病院への就職実績——これは教育の質が確保されている証拠だ。経営母体の変更は学生にとって不安材料かもしれないが、SBCグループとの連携で臨床実習先の選択肢が広がる可能性もある。

まとめ ― 配られたカードで戦うために

偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。

でも、全然どん底なんかじゃない。就職率97.1%、理学療法士国家試験合格率100%、東大病院への就職実績——了徳寺大学からでも、国家資格を武器にすればこれだけの選択肢がある。

俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。

藤原 大地 | 偏差値37前後の大学卒 → 社会人5年目

全然どん底なんかじゃない。配られたカードで戦うためのデータを発信中。

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