偏差値帯:35.0〜62.5(Tier B)
就職率:医師国家試験合格率91.7%(医学部)/看護学部就職率96.7%
藤原の一言:「悩んでる時間がもったいない。データを見よう」
「岩手医科大学 やばい」と検索してるってことは、自分の状況を冷静に見れてる証拠。俺も似たような偏差値帯の大学出身だから、この空気感はよくわかる。
でも、悩んでる時間がもったいない。今更変えられないことより、ここからどうするか。まずは岩手医科大学の現実をデータで確認していこう。
岩手医科大学の偏差値と入試難易度
岩手医科大学は医学部・歯学部・薬学部・看護学部の4学部を持つ医療系総合大学だ。1897年創立で、東北では最も歴史のある私立医科大学でもある。偏差値は学部によって大きな開きがあるのが最大の特徴。
学部別偏差値
| 学部 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 医学部 | 62.5 |
| 歯学部 | 37.5 |
| 薬学部 | 37.5 |
| 看護学部 | 35.0 |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
医学部は偏差値62.5。これはMARCH上位〜早慶下位に匹敵するレベルで、私立医学部としても中堅以上の難易度だ。一方、歯学部・薬学部は37.5、看護学部は35.0と、医学部と他学部の偏差値差は最大27.5にもなる。
この偏差値差が「やばい」という検索の温床になっている。医学部のイメージで入学した人と、歯学部・薬学部の実態を見た人では、同じ大学に対する印象がまるで違う。ただ、偏差値が低い=卒業後の価値が低いかというと、それは別の話。医療系大学は国家資格を取得できるかどうかが全てだ。この先の就職データで確認しよう。
学部別倍率(2025年度)
| 学部 | 募集人数 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率(全選抜) |
|---|---|---|---|---|
| 医学部 | 130名 | 2,526名 | 272名 | 9.1倍 |
| 歯学部 | 57名 | 148名 | 93名 | 1.2倍 |
| 薬学部 | 50名 | 117名 | 86名 | 1.2倍 |
| 看護学部 | 90名 | 149名 | 129名 | 1.1倍 |
出典:パスナビ(2025年度入試結果)
医学部は9.1倍。一般選抜に限れば10.2倍と10倍超の激戦だ。2024年度は8.5倍、2023年度は9.4倍で、毎年高い競争率を維持している。一方、歯学部・薬学部・看護学部は1倍台。受験すればほぼ合格できる水準にある。
ただし、医療系大学は「入ってからが本番」。歯学部では留年率が高いことでも知られており、入試の倍率が低い=楽に卒業できるではない。国家試験に合格しなければ資格が取れず、大学に通った意味が薄れてしまう。入口より出口を見るべき大学だ。
岩手医科大学の就職実績
医療系大学の「就職」は一般大学と少し違う。医学部・歯学部は卒業後に臨床研修(研修医)へ進むのが基本で、薬学部は薬剤師として、看護学部は看護師として病院や企業に就職する。共通して重要なのは国家試験の合格率だ。
国家試験合格率・就職率
| 学部 | 指標 | 数値 |
|---|---|---|
| 医学部 | 医師国家試験合格率(第119回・2025年) | 91.7% |
| 医学部 | 医師国家試験合格率(第118回・2024年) | 90.0% |
| 医学部 | 医師国家試験合格率(第117回・2023年) | 85.9% |
| 看護学部 | 就職率(2024年度卒) | 96.7%(87名/90名) |
| 薬学部 | 就職者数(2024年度卒) | 36名/50名(就職希望者ベース) |
出典:パスナビ / 岩手医科大学キャリア支援センター(2024年度卒業生実績)
医師国家試験の合格率は91.7%。全国平均92.3%とほぼ同水準で、私立医学部として標準的な実績を維持している。2023年の85.9%からは大きく改善しており、上昇傾向にある。看護学部は就職率96.7%と堅実だ。
薬学部の就職者数が少なく見えるのは、国家試験に不合格だった卒業生が「就職者」にカウントされないため。これは岩手医科大学に限らず、薬学部全般に共通する統計上の特徴だ。国家試験に合格すれば、薬剤師としての就職先はほぼ確実にある。
主要就職先
| 学部 | 主な就職・研修先 |
|---|---|
| 医学部 | 岩手医科大学附属病院(臨床研修) / 東北大学病院 / 各地域基幹病院 |
| 歯学部 | 岩手医科大学附属病院(臨床研修) / 各歯科医院・病院 |
| 薬学部 | 日本調剤(3名) / 岩手医科大学附属病院 / 総合メディカル / サンドラッグ / スギ薬局 |
| 看護学部 | 岩手医科大学附属病院(37名) / 杏林大学医学部付属病院(5名) / 昭和大学病院(3名) / 東北大学病院 / 日本医科大学付属病院 |
出典:パスナビ / 岩手医科大学キャリア支援センター(2024年度卒業生実績)
看護学部の就職先で目を引くのは、岩手医科大学附属病院に37名が就職している点。卒業生91名のうち約4割が自大学の附属病院に進んでいる。附属病院を持つ医療系大学の強みがここに表れている。杏林大学病院や昭和大学病院など、首都圏の大学病院への就職実績もある。
薬学部も日本調剤や総合メディカルなど大手調剤薬局チェーンへの就職が並ぶ。医療系資格を持っていれば就職先に困ることはまずない。「やばい」と検索される大学の就職実態としては、かなり堅実な部類だ。
同偏差値帯の大学と比べると?
岩手医科大学だけ見ていても相対的な位置がわからない。同じ東北・北海道エリアの医療系私大と比較してみよう。薬学部の学費で揃えて比較する。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率(代表値) | 学費(薬学部6年概算) |
|---|---|---|---|
| 岩手医科大学 | 35.0〜62.5 | 医師国試91.7% / 看護96.7% | 約1,162万円 |
| 東北医科薬科大学 | 35.0〜67.5 | 薬学部94.2% | 約1,170万円 |
| 北海道医療大学 | 35.0〜50.0 | 全体96.9% | 約1,145万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度実績)
薬学部の6年間学費はほぼ横並びの1,100〜1,200万円台。医療系大学としては標準的な水準だ。就職率も各校90%台後半を確保しており、医療系資格を取れる大学は出口が強いという共通の特徴が見える。
岩手医科大学の特徴は、医学部を持っていること。東北医科薬科大学も医学部を持つが、2016年設置と歴史が浅い。岩手医科大学は130年近い歴史を持つ東北最古の私立医科大学であり、地域医療への貢献度は高い。ただし、医学部の学費は6年間で3,400万円。薬学部や看護学部とは桁が違うため、学部ごとに費用対効果を見極める必要がある。
「岩手医科��学 やばい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。
岩手医科大学が「やばい」と検索される背景には、偏差値の数字が一人歩きしている面がある。中堅帯に位置するため、上を見れば国公立医学部があり、下を見ればFランと呼ばれる帯がある。その”はざま”にいること自体が不安を生みやすい。
加えて、この大学には固有の事情がいくつかある。
まず学費の高さ。医学部6年間で3,400万円、歯学部でも2,390万円。私立医学部としては平均的だが、金額だけ見れば「やばい」と感じる人がいるのは当然だ。
次に過去の不祥事。2023年には医学部1年生の死亡事案が報じられ、教員によるアカデミックハラスメントの疑いも取り沙汰された。2017年には歯学部の論文改ざん問題も発覚している。こうした報道がネット上で拡散され、「岩手医科大学=やばい」というイメージが定着した面がある。
さらに、歯学部の留年率の高さ。入試倍率1.2倍で入学できる一方、進級基準は厳しく、約6〜7割が留年を経験するとも言われている。入口が広い分、出口で絞る構造だ。
ただし、データを見ればわかる通り、岩手医科大学の実態は「やばい」の一言では片づけられない部分が多い。医師国家試験合格率91.7%、看護学部就職率96.7%、附属病院への就職パイプ——これらは医療人を育てる大学として機能している証拠だ。不祥事は許されるものではないが、大学の教育成果とは分けて考える必要がある。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値の数字だけ見て不安になる気持ちはわかる。でも国家試験合格率や就職先を見ると、「使い方次第」の大学だとわかる。
全然どん底なんかじゃない。医療系の国家資格を取得できれば、就職先には困らない。俺も同じような大学から社会人になれた。ここからいくらでも変えられる。
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