偏差値帯:BF〜37.5(Tier A)
就職率:100%(就職希望者ベース・大学公式・2025年3月卒)
藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」
「広島文教大学 Fラン」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。
でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、広島文教大学の現実をデータで確認していこう。
広島文教大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。広島文教大学の偏差値帯は河合塾の数値でBF〜37.5。学部・学科によって幅がある。
学部別偏差値
| 学部・学科 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 教育学部 初等教育専攻 | BF〜35.0 |
| 教育学部 中等教育専攻 | BF〜35.0 |
| 人間科学部 人間福祉学科 | BF〜35.0 |
| 人間科学部 心理学科 | BF〜37.5 |
| 人間科学部 人間栄養学科 | BF〜35.0 |
| 人間科学部 グローバルコミュニケーション学科 | BF〜37.5 |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
教育学部はBF〜35.0、人間科学部も多くの学科がBF〜35.0。心理学科とグローバルコミュニケーション学科の上限が37.5で、全体としてはBF帯に近い水準にある。「Fランか?」と聞かれたら、偏差値の数字だけ見れば否定は難しい。
ただし、広島文教大学は教員養成に強い大学として中国地方では知られた存在だ。偏差値はあくまで入試難易度の指標であって、大学の教育内容や就職力とイコールではない。これは覚えておいてほしい。
「誰でも受かる」という声についても、入試データで確認しておこう。
倍率推移
| 学部 | 2025年度 | 2024年度 |
|---|---|---|
| 教育学部 | 1.1倍 | 1.2倍 |
| 人間科学部 | 1.0倍 | 1.1倍 |
出典:パスナビ(全選抜合計・2025年度/2024年度入試結果)
倍率は1倍台前半。人間科学部は2025年度に1.0倍で、受験すればほぼ全員が合格できる水準だ。ただ、倍率が低い=価値がないではない。定員割れの大学は全国に多くあるが、その中で就職率に大きな差が出る。広島文教大学がどちら側にいるかは、この先の就職データを見れば一目瞭然だ。
ちなみに、キャンパスは広島市安佐北区可部東にあり、JR可部線の中島駅から徒歩圏内。広島市内にありながら落ち着いた環境で学べる点は、この大学の見逃せないポイントだ。
広島文教大学の就職実績
偏差値だけ見ると不安になるのはわかる。でも大事なのは卒業後にどうなれるかだ。広島文教大学の就職データを確認してみよう。
就職率
| 年度(卒業月) | 卒業者数 | 就職希望者数 | 就職者数 | 就職率 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年3月卒 | 357 | 339 | 339 | 100% |
| 2024年3月卒 | — | — | — | 99.2% |
| 2023年3月卒 | — | — | — | 99.4% |
出典:広島文教大学公式(就職実績ページ)
2025年3月卒の就職希望者339名が全員就職。就職率100%だ。過去5年間も常に98%以上を維持しており、全国平均(約97%前後)を大きく上回っている。「Fラン」と検索される大学で就職率100%——この数字は素直に驚く。
3・4年次には就職課のスタッフが学生全員と個人面談を実施し、一人ひとりの志望や就職活動の状況を把握してサポートしている。就職活動支援に対する卒業生アンケートでは「満足・やや満足」が80%以上。この手厚さが100%という数字に直結している。
主要就職先
| 分野 | 主な就職先 |
|---|---|
| 教育委員会 | 広島県教育委員会34名 / 広島市教育委員会21名 / 島根県教育委員会15名 / 愛媛県教育委員会7名 / 山口県教育委員会5名 |
| 製造業 | マツダ / アイリスオーヤマ / 山崎製パン / チチヤス / 田中食品 / 八天堂 |
| 金融・保険 | 広島銀行 / 山陰合同銀行 / 住友生命保険 / 第一生命保険 / 明治安田生命保険 |
| 医療・福祉 | 済生会広島病院 / 広島県同胞援護財団 / IGL学園福祉会 / 広島県福祉事業団 |
| 公務員・その他 | 広島市役所 / 広島県警察 / 防衛省陸上自衛隊 / ホテルグランヴィア広島 |
出典:広島文教大学公式 / パスナビ(2024年3月卒業者実績)
最大の特徴は教員就職の強さだ。広島県教育委員会34名、広島市教育委員会21名、島根県教育委員会15名——教育学部からの教員採用実績は中国地方でもトップクラスの水準にある。教員を目指す学生にとって、この実績は大きな安心材料だ。
一般企業を見ても、マツダ・アイリスオーヤマ・広島銀行・住友生命保険と、地元大手・全国企業への就職実績がしっかりある。人間栄養学科からは日清医療食品、心理学科からは医療・福祉系と、学科ごとに専門性を活かした就職先に分かれているのも特徴だ。
同偏差値帯の大学と比べると?
広島文教大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ偏差値帯の広島近郊の私大と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 広島文教大学 | BF〜37.5 | 100% | 約465万円 |
| 広島経済大学 | 35.0〜42.5 | 99.1% | 約430万円 |
| 福山大学 | 35.0〜40.0 | 99.7% | 約370万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ(2024〜2025年度実績)
3校とも就職率は99%以上と高水準だが、広島文教大学の100%はその中でも頭一つ抜けている。学費は4年間で約465万円と、比較校よりやや高い。ただし教育学部を持つ大学は教育実習や資格取得のサポートにコストがかかるため、単純比較は難しい。
「高い学費を払ってFランに行く意味があるのか」と思う人もいるかもしれない。でも就職率100%と教育委員会への就職実績を見れば、投資対効果は決して悪くないことがわかる。特に教員志望なら、この大学の環境はかなり恵まれている。
「広島文教大学 Fラン」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「Fラン」と検索されるのか。
BF(ボーダーフリー)に近い偏差値帯は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の大学序列ランキングや匿名掲示板では、偏差値の数字だけで「Fラン」とレッテルを貼られることがある。広島文教大学も教育学部のBF〜35.0という数字が一人歩きして、大学全体が低く見られがちな構造がある。
さらに、広島には広島大学という圧倒的な存在がある。「広島の大学」と聞いたときに真っ先に名前が挙がるのはそちら側で、広島文教大学はどうしても比較対象にされやすい。教育学部で教員を目指すにしても「広大の教育学部に行けなかった」という見え方をされがちだ。その中で「Fラン」と検索されてしまう心理は、俺にも痛いほどわかる。
でも、データを見ればわかる通り、実態はその検索イメージとは異なる部分が多い。就職率100%、広島県教育委員会34名——これは「Fラン」では片づけられない成果だ。偏差値という1つの数字だけで、大学の全てが決まるわけじゃない。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。
でも、全然どん底なんかじゃない。就職率100%。広島県教育委員会34名、マツダ、広島銀行——広島文教大学からでも、行動次第でこれだけの選択肢がある。
俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。
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