偏差値帯:45.0〜50.0(Tier C)
就職率:99.7%(就職希望者ベース・マナビジョン)
藤原の一言:「俺から見ると正直うらやましいレベル」
「福井県立大学 やばい」——微妙なラインだよな。上を見れば旧帝や金沢大学がいるし、下を見ればギリセーフとも思える。そのモヤモヤ、わかる。
ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から見ると、正直うらやましいレベル。今いる場所の現実を、まずデータで確認してみよう。
福井県立大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値から確認しよう。福井県立大学は福井県が設置する公立大学で、河合塾の偏差値は45.0〜50.0。2025年には日本初の恐竜学部を新設したことでも話題になった大学だ。
学部別偏差値
| 学部 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 恐竜学部 | 50.0 |
| 経済学部 | 45.0〜50.0 |
| 海洋生物資源学部 | 47.5〜50.0 |
| 看護福祉学部 | 47.5〜50.0 |
| 生物資源学部 | 45.0〜50.0 |
| 地域政策学部 | 45.0〜47.5 |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
偏差値45.0〜50.0。これは全国の大学の中でど真ん中よりやや上の位置。少なくとも「Fラン」とは程遠い数字だ。Fランの定義がBF(ボーダーフリー)だとすれば、福井県立大学は全学部でそこから明確に離れている。俺の偏差値37の大学と比べたら、もう全然違うレベルにいる。
2025年に新設された恐竜学部は、福井県立恐竜博物館と連携した日本唯一の学部。偏差値50.0で、初年度の倍率も高水準だった。ユニークな学部があること自体、大学としての存在感の証明だ。
次に入試の倍率も見ておこう。「やばい」=「誰でも入れる」かどうかは、ここで判断できる。
倍率推移
| 学部 | 2025年度 | 2024年度 |
|---|---|---|
| 経済学部 | 1.8倍 | 2.0倍 |
| 生物資源学部 | 2.5倍 | 2.2倍 |
| 海洋生物資源学部 | 2.5倍 | 2.9倍 |
| 看護福祉学部 | 4.2倍 | 2.2倍 |
| 恐竜学部 | 8.0倍 | — |
出典:パスナビ(2025年度・2024年度入試結果)
恐竜学部は初年度で倍率8.0倍。看護福祉学部も2025年度は4.2倍と高い。経済学部は1.8倍で比較的入りやすいが、公立大学で共通テストも課される以上、「誰でも入れる」レベルでは全くない。
公立大学の入試は、共通テストの得点率が55%〜70%程度求められる。俺が受験生だった頃は、この得点率すら取れなかった。福井県立大学に受かっている時点で、基礎学力はしっかりある人たちだ。
福井県立大学の就職実績
偏差値と倍率で「Fラン」でないことは確認できた。次は就職の実態を見てみよう。大学の価値は、卒業後にどうなれるかで決まる。
就職率
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 全体就職率(2024年度・就職希望者ベース) | 99.7% |
| 県内就職率 | 55.0% |
出典:マナビジョン / 福井県立大学公式(2024年度卒業生実績)
就職率99.7%。就職を希望した学生のほぼ全員が就職している。全国平均(約97%前後)を大きく上回る数字だ。しかも、県内就職率55.0%ということは、残り45%は県外の企業にも就職している。「地方の公立大学=地元でしか就職できない」というイメージは、福井県立大学には当てはまらない。
主要就職先
| 学部 | 主な就職先 |
|---|---|
| 経済学部 | 福井村田製作所 / 福井銀行 / 北陸銀行 / 八十二銀行 / NTTデータ北陸 / セーレン / 福井県庁 / 福井県警察本部 |
| 生物資源学部 | 島津製作所 / AGC若狭化学 / スジャータめいらく / 農林水産省植物防疫所 / 福井県庁 |
| 海洋生物資源学部 | 森永乳業 / マルハニチロ / 水産庁 / 富山県庁 / 日本海洋生物研究所 |
| 看護福祉学部 | 福井県立病院 / 福井赤十字病院 / 金沢大学附属病院 / 京都大学医学部附属病院 / 日本年金機構 |
出典:マナビジョン / パスナビ(2024年3月卒業者実績)
村田製作所(京セラグループ)、島津製作所、森永乳業、マルハニチロ——全国区の大手企業への就職実績がしっかりある。水産庁や農林水産省植物防疫所といった国家公務員への就職もあり、看護福祉学部は京都大学医学部附属病院にまで人材を送り込んでいる。
経済学部は地方金融機関に強く、生物資源・海洋系の学部は食品・水産・化学分野で専門性を活かした就職が目立つ。学部の専門性がそのまま就職先に直結しているのが、福井県立大学の特徴だ。
同偏差値帯の大学と比べると?
福井県立大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ偏差値帯の北陸・甲信越エリアの公立大学と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 福井県立大学 | 45.0〜50.0 | 99.7% | 約243万円 |
| 新潟県立大学 | 47.0〜50.0 | 97.3% | 約243万円 |
| 富山県立大学 | 42.5〜47.5 | 97.7% | 約243万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ / マナビジョン(2024年度実績)
偏差値帯はほぼ同水準。学費は公立大学なのでほぼ横並びで、4年間約243万円(県外生の場合)。私立大学の4年間約400〜450万円と比べると、コスパは圧倒的に上だ。
就職率を見ると、3校とも97%以上と高水準だが、福井県立大学の99.7%は頭一つ抜けている。福井県は製造業が盛んで、県内企業との連携が強い土地柄。大学のキャリア支援と地域の産業構造がうまく噛み合っている結果だろう。
ちなみに、福井県は「幸福度ランキング」で長年上位に位置する県だ。学費を抑えつつ、就職率99.7%の環境で学べるのは、冷静に見てかなり恵まれている。
「福井県立大学 やばい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「やばい」と検索される理由がわからないと感じた人もいると思う。偏差値45〜50の公立大学で、就職率99.7%。数字だけ見れば何も問題がない。
中位以上の偏差値にもかかわらず検索されるのは、いくつかの構造的な理由がある。
まず、「県立」という響きの問題。同じ福井県には国立の福井大学がある。「国立>公立>私立」という序列意識が根強い受験生の中で、「県立=国立に行けなかった人が行く大学」という偏見が存在する。だが実際の偏差値帯は福井大学と重なる学部もあり、入試難易度に大きな差はない。
もう一つは、地方公立大学の知名度の低さだ。福井県立大学は6学部を持つ総合大学だが、全国的な知名度ではMARCHや関関同立に及ばない。知名度が低い=レベルが低い、と短絡的に結びつけてしまう人がいる。ただしこれは知名度の問題であって、大学の質の問題ではない。
逆に言えば、恐竜学部の新設によって福井県立大学の知名度は今後上がっていく可能性が高い。日本唯一の恐竜学部は、メディアでも頻繁に取り上げられている。数年後には「やばい」の検索意図そのものが変わっているかもしれない。
データを見ればわかる通り、福井県立大学の実態は「やばい」という検索イメージとはかなり異なる。偏差値も就職率も、不安に思う要素はほとんどない。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
データを見ればわかる通り、福井県立大学は不安に思うような大学じゃない。偏差値も就職実績もしっかりしてる。
俺のFランよりずっと恵まれた環境にいる。全然どん底なんかじゃない。ここからいくらでも変えられるから、その環境を活かしてほしい。
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