偏差値帯:47.5〜67.5(Tier C)
就職率:約98%(就職希望者ベース・医学部除く)
藤原の一言:「俺から見ると正直うらやましいレベル」
「藤田医科大学 恥ずかしい」——微妙なラインだよな。医学部は難関だけど、それ以外の学部はどうなんだ?と気になる気持ち、わかる。上を見れば国公立の医療系があるし、周りから「医学部じゃないの?」と聞かれるモヤモヤもあるだろう。
ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から見ると、正直うらやましいレベル。今いる場所の現実を、まずデータで確認してみよう。
藤田医科大学はFラン?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値から確認しよう。藤田医科大学は愛知県豊明市にある医療系の総合大学で、医学部・医療科学部・保健衛生学部の3学部構成。河合塾の偏差値は47.5〜67.5と、学部によって大きな差がある。
学部別偏差値
| 学部・学科 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 医学部 医学科 | 67.5 |
| 医療科学部 医療検査学科 | 50.0 |
| 医療科学部 放射線学科 | 47.5 |
| 保健衛生学部 看護学科 | 47.5 |
| 保健衛生学部 リハビリテーション学科 | 47.5 |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
医学部の67.5は私立医大の中でも上位クラスで、順天堂大学と同水準。一方、医療科学部・保健衛生学部は47.5〜50.0。この20ポイントの差が「Fラン?」という検索を生む原因の一つだと思う。ただし、47.5〜50.0は全国的に見れば中堅帯。俺の偏差値37の大学と比べたら、はっきり言って別世界だ。「Fラン」というのは明らかに的外れだと言っておく。
入試の実態も確認しておこう。
倍率推移
| 学部 | 2025年度 | 2024年度 | 2023年度 |
|---|---|---|---|
| 医学部 | 7.1倍 | 7.4倍 | 7.5倍 |
| 医療科学部 | 3.2倍 | 2.7倍 | 2.7倍 |
| 保健衛生学部 | 2.7倍 | 2.4倍 | 2.4倍 |
出典:パスナビ(2023〜2025年度・全選抜合計)
医学部は毎年7倍前後。これは言うまでもなく超難関だ。医療科学部・保健衛生学部も2〜3倍台を安定して維持しており、「誰でも入れる」とは程遠い水準にある。特に医療科学部は2025年度に3.2倍まで上昇しており、志願者は増加傾向だ。
藤田医科大学の就職実績
偏差値の次は就職データを見ていこう。医療系大学だから一般的な大学とは進路の構造が違う。国家資格を取って病院に就職するルートが主流だ。
就職率
| 学部 | 卒業者数 | 就職者数 | 進学者数 |
|---|---|---|---|
| 医療科学部 | 238 | 200 | 32 |
| 保健衛生学部 | 248 | 234 | 12 |
| 合計(医学部除く) | 486 | 434 | 44 |
出典:パスナビ(2024年度卒業生実績)
進学者を除いた就職希望者ベースで計算すると、就職率は約98%。保健衛生学部リハビリテーション学科に至っては、就職希望者107名全員が就職を決めている。医療系の資格職だけに、国家試験に受かればほぼ確実に就職できる構造がある。
その国家試験の合格率も注目に値する。2023年度は保健衛生学部の看護師・理学療法士・作業療法士が全員合格(合格率100%)。医学部の医師国家試験合格率も97.3%。教育体制の質が数字に直結している。
主要就職先
| 分野 | 主な就職先 |
|---|---|
| 自校関連病院 | 藤田医科大学病院(170名)/ ばんたね病院 / 七栗記念病院 / 岡崎医療センター |
| 他大学病院 | 名古屋大学医学部附属病院 / 名古屋市立大学病院 / 岐阜大学医学部附属病院 / 三重大学医学部附属病院 |
| 国立・公立機関 | 国立長寿医療研究センター |
出典:パスナビ / 藤田医科大学公式(2024年度卒業生実績)
最大の特徴は、卒業生の約35%が自校の藤田医科大学病院に就職している点だ。藤田医科大学病院は病床数1,376床、単一の大学病院として日本最大級の規模を誇る。高度救命救急センター・特定機能病院の指定も受けている、東海地方の中核病院だ。
それだけの規模の病院を自前で持っているからこそ、在学中の実習環境が充実し、卒業後の就職先も安定する。名古屋大学や岐阜大学など東海地方の主要大学病院にも毎年就職者を出しており、医療業界での評価は偏差値の数字とは全く別物だということがわかる。
同偏差値帯の大学と比べると?
藤田医科大学の医療科学部・保健衛生学部(偏差値47.5〜50.0)を、同じ愛知県内の医療系私大と並べてみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 藤田医科大学(保健衛生学部) | 47.5 | 約99% | 約658万円 |
| 中部大学(生命健康科学部) | 42.5〜52.5 | 100% | 約660万円 |
| 日本赤十字豊田看護大学 | 47.5 | 100% | 約640万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ(2024年度実績)
偏差値帯はほぼ横並び。就職率は3校とも98〜100%と極めて高く、医療系大学の強みが如実に表れている。学費も4年間で640〜660万円台と、私立の医療系としては標準的な水準だ。
ただし、藤田医科大学には他の2校にはない決定的な強みがある。1,376床の大学病院を自前で持ち、卒業生の35%がそこに就職できるという実習から就職までの一貫した環境だ。医療系を志すなら、この環境は他にはない武器になる。学費に対する投資対効果は十分に高いと言える。
「藤田医科大学 恥ずかしい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったより全然まともだ」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「恥ずかしい」と検索されるのか。いくつかの背景がある。
最大の要因は旧名称「藤田保健衛生大学」だ。2018年に現在の「藤田医科大学」に改称されるまで、50年間この名前だった。「保健衛生」という言葉が専門学校のようなイメージを持たれやすく、医療系大学としての実力が正当に伝わりにくかった。改称後もOB・OGの間では旧名称が残っており、知名度の分散が続いている。
もう一つは、医学部とそれ以外の偏差値差が20ポイントあること。「藤田医科大学」と聞いたとき、医学部(偏差値67.5)をイメージする人と、医療科学部・保健衛生学部(47.5)を想像する人で、評価が真っ二つに分かれる。「医科大学なのに偏差値47.5?」という反応は、この構造から生まれている。
さらに、医学部の学費が6年間で約2,152万円と高額なことから「金持ちの大学」というイメージもつきやすい。ただし、医療科学部・保健衛生学部の学費は4年間で約640〜660万円と、私立医療系の相場通りだ。
俺から見ると、これらはすべて大学の実力とは関係のない外的要因だ。就職率98%、国家試験合格率100%、日本最大級の大学病院——データを見れば、「恥ずかしい」とは程遠い大学だということがわかる。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
データを見ればわかる通り、藤田医科大学は不安に思うような大学じゃない。偏差値も就職実績も、そして何より1,376床の大学病院という教育環境も、しっかりしている。
俺のFランよりずっと恵まれた環境にいる。全然どん底なんかじゃない。ここからいくらでも変えられるから、その環境を活かしてほしい。
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