偏差値帯:50.0(Tier C)
就職率:99.4%(就職希望者ベース・大学公式)
藤原の一言:「俺から見ると正直うらやましいレベル」
「旭川市立大学 やばい」——微妙なラインだよな。上を見れば北大や旧帝大があるし、下を見ればギリセーフとも思える。そのモヤモヤ、わかる。
ただ、偏差値37くらいの大学に通ってた俺から見ると、正直うらやましいレベル。今いる場所の現実を、まずデータで確認してみよう。
旭川市立大学の偏差値と入試難易度
まずは偏差値を確認しよう。旭川市立大学は2023年に旧・旭川大学から公立化した大学で、経済学部と保健福祉学部の2学部体制(2026年4月に地域創造学部を新設予定)。河合塾の偏差値は経済学部で50.0だ。
学部別偏差値
| 学部 | 偏差値(河合塾) | 共テ得点率 |
|---|---|---|
| 経済学部(経営経済学科) | 50.0 | 57〜66% |
| 保健福祉学部(コミュニティ福祉学科) | — | 51〜58% |
| 保健福祉学部(保健看護学科) | — | 57〜63% |
| 地域創造学部(2026年新設) | 50.0 | 53〜58% |
出典:パスナビ / Kei-Net(河合塾提供・2026年度入試予想)
経済学部の偏差値50.0は全受験生のちょうど中央値。つまり受験生の上位半分に入らないと受からない水準だ。保健福祉学部は共テのみで二次試験がないため偏差値表記はないが、看護学科の共テ得点率63%は決して低くない。「やばい」と検索されるような大学ではないことは、数字を見れば明らかだ。
次に入試の倍率を見てみよう。公立化後のデータだ。
倍率推移
| 年度 | 経済学部(全選抜) | 保健福祉学部(全選抜) |
|---|---|---|
| 2025年度 | 1.8倍 | 1.8倍 |
| 2024年度 | 1.6倍 | 2.0倍 |
出典:パスナビ(2024〜2025年度入試実績)
公立化は2023年なので、データは直近2年分。一般選抜だけに絞ると経済学部で2.2倍、保健福祉学部で2.0倍(2025年度)とさらに高くなる。公立化によって全国から志願者が集まるようになり、倍率は着実に上昇傾向にある。私大時代のイメージとは完全に変わったと言っていい。
旭川市立大学の就職実績
偏差値の次に気になるのは就職だろう。ここも数字で確認していこう。
学部別就職率
| 学部 | 卒業者数 | 就職希望者数 | 就職者数 | 就職率 |
|---|---|---|---|---|
| 経済学部 | 96 | 85 | 85 | 100.0% |
| 保健福祉学部 | 88 | 81 | 80 | 98.8% |
| 全体 | 184 | 166 | 165 | 99.4% |
出典:パスナビ(2025年3月卒業者実績)
経済学部は就職希望者85名全員が就職。就職率100%だ。保健福祉学部も98.8%と高水準。全体で99.4%は全国平均(約97%前後)を大きく上回っている。小規模大学だからこそ、一人ひとりへの就職支援が行き届いている結果だろう。
主要就職先
| 学部 | 主な就職先 |
|---|---|
| 経済学部 | ANA新千歳空港(4名) / 旭川信用金庫(4名) / 日本郵便(3名) / 道北アークス / ツルハ / 旭川ケーブルテレビ |
| 保健福祉学部 | 旭川赤十字病院(11名) / 旭川医科大学病院(8名) / 旭川医療センター(4名) / 北海道大学病院 / 札幌医科大学附属病院 |
出典:旭川市立大学公式 / パスナビ(2025年3月卒業者実績)
経済学部からはANA系列や地元金融機関、日本郵便など堅実な就職先が並ぶ。保健福祉学部は旭川赤十字病院に11名を筆頭に、道内の主要病院にしっかり人材を送り込んでいる。北海道大学病院や札幌医科大学附属病院など、全国レベルの医療機関への就職実績もある。
大学では年8回の学内合同企業説明会を開催しており、地場企業を中心に約120社が参加。就活する学生の約7割がこの説明会に参加しているという。地域密着型のキャリア支援が、高い就職率を支えている。
同偏差���帯の大学と比べると?
旭川市立大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ北海道の公立大学と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職率 | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 旭川市立大学 | 50.0 | 99.4% | 約246万円 |
| 名寄市立大学 | 共テ40〜61% | 99.4% | 約243万円 |
| 釧��公立大学 | 42.5 | 98.6% | 約249万円 |
出典:各大学公式 / パスナビ(2024〜2025年度実績)
北海道の公立大学3校を並べると、就職率はいずれも98%以上と高水準。学費も公立大学として横並びで、4年間で約243〜249万円。私大が4年間で400万円を超えることを考えると、公立大学のコスパの良さは明らかだ。
旭川市立大学の強みは、経済系と医療・福祉系の両方を持つ総合力にある。釧路公立大学は経済学部のみ、名寄市立大学は保健福祉学部のみだが、旭川市立大学は両分野をカバーしている。2026年には地域創造学部も加わり、3学部体制になる。道北地域の公立総合大学として、選択肢の幅は北海道の公立大学の中でも広い方だ。
「旭川市立大学 ���ばい」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「やばい」と検索されるのか。
最大の原因は、公立化前の旧・旭川大学のイメージが残っていることだ。旭川大学は2023年に公立化するまで私立大学で、当時の偏差値はBF(ボーダーフリー)に近い水準だった。定員割れや経営面の課題が報じられた時期もあり、ネット上には「旭川大学 やばい」「旭川大学 Fラン」といった過去の情報がまだ多く残っている。
公立化後は学費が大幅に下がり、全国から志願者が増えたことで偏差値も上昇。今の偏差値50.0は旧・旭川大学時代とはまったく別の大学と言っていいレベルだ。ただ、ネット上の古い情報と現在の実態が混同されやすい構造があり、それが「やばい」という検索の温床になっている。
データを見ればわかる通り、旭川市立大学の実態はその検索イメージとは異なる部分が多い。就職率99.4%、ANA系列や道内主要病院への就職実績——これは「やばい」では片づけられない成果だ。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
データを見ればわかる通り、旭川市立大学は不安に思うような大学じゃない。偏差値も就職実績もしっかりしてる。
俺のFランよりずっと恵まれた環境にいる。全然どん底なんかじゃない。ここからいくらでも変えられるから、その環境を活かしてほしい。
同じ偏差値帯の大学を見る:偏差値45〜54の大学一覧|就職率・学費データ付き

