偏差値帯:BF〜40.0(Tier A)
就職者割合:66.3%(卒業者ベース・Kei-Net)
藤原の一言:「不安に思う気持ちは痛いほどわかる。でもここから変えられる」
「和光大学 人生終わり」——検索した気持ち、痛いほどわかる。俺も偏差値37くらいの大学に通ってた。大学名を言うたびに空気が変わるあの感じ、何度も経験した。
でも、今更それを嘆いても仕方ない。ここから配られたカードで戦うしかない。だからまず、和光大学の現実をデータで確認していこう。
和光大学はFラン?誰でも受かる?偏差値と入試データで検証
まずは偏差値と入試の実態を見てみよう。和光大学は東京都町田市にある私立大学で、現代人間学部・表現学部・経済経営学部の3学部構成。河合塾の偏差値はBF〜40.0の範囲だ。
学部別偏差値
| 学部 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 表現学部 | BF〜40.0 |
| 現代人間学部 | 35.0〜37.5 |
| 経済経営学部 | BF〜37.5 |
出典:パスナビ(河合塾提供・2026年度入試予想)
経済経営学部の下限はBF(ボーダーフリー)。一方で表現学部の上限は40.0に達している。「Fランか?」と聞かれれば、BFを含む以上は偏差値だけ見ればそう見えてしまう帯にいるのは事実だ。ただし、BFは「合格者が少なすぎて偏差値が算出できない」という意味であって、「偏差値ゼロ」ではない。ベネッセの偏差値では42〜49の範囲で表示されるから、見る指標によって印象がかなり変わる。
「誰でも受かる」という声についても、入試データで確認しておこう。
倍率推移
| 学部 | 2025年度 | 2024年度 | 2023年度 |
|---|---|---|---|
| 現代人間学部 | 1.1倍 | 1.1倍 | 1.1倍 |
| 表現学部 | 1.1倍 | 1.2倍 | 1.2倍 |
| 経済経営学部 | 1.1倍 | 1.0倍 | 1.0倍 |
出典:パスナビ(全選抜合計・2023〜2025年度)
倍率は全学部で1倍台前半。経済経営学部は2023・2024年度に1.0倍だった。受験すればほぼ合格できる水準にあるのは事実だ。ただし、2025年度の公式データを学科別に見ると、心理教育学科1.3倍・芸術学科1.3倍と、学科によっては選抜が機能している。全体の志願者1,643名に対して合格者1,378名、全体倍率1.2倍。「全員合格」ではない。
ちなみに和光大学は1966年の開学以来、「自由な研究と学びの共同体」を掲げてきた大学だ。偏差値だけで測れない教育方針がある。特に表現学部は芸術・文化系に特化しており、一般的な偏差値比較がそもそも馴染みにくい学部構成になっている。
和光大学に入ったら人生終わり?就職実績を確認
偏差値だけ見ると不安になるのはわかる。でも「人生終わり」かどうかは、卒業後にどうなれるかで決まる。就職データを見てみよう。
就職データ(2024年度卒業者)
| 学部 | 卒業者数 | 就職者数 | 就職者割合 |
|---|---|---|---|
| 経済経営学部 | 237 | 174 | 73.4% |
| 現代人間学部 | 212 | 148 | 69.8% |
| 表現学部 | 181 | 96 | 53.0% |
| 全体 | 630 | 418 | 66.3% |
出典:Kei-Net(2024年度卒業者実績・卒業者ベース)
全体の就職者割合は66.3%。正直、数字だけ見ると不安に感じるかもしれない。でもこの数字には表現学部の特殊性が大きく影響している。表現学部はアート・映像・音楽・デザイン系の学部で、卒業後にフリーランスやクリエイターとして活動する学生が多い。「企業に就職しない=失敗」ではなく、そもそもキャリアの形が違う。
経済経営学部に限れば73.4%。これは卒業者全体に対する割合だから、就職を希望しなかった学生も母数に含まれている。就職希望者ベースの就職率は大学から非公開だが、就職を希望した学生に対する実質的な就職率はこの数字よりも高いはずだ。
主要就職先
| 学部 | 主な就職先 |
|---|---|
| 現代人間学部 | LITALICO / NTTデータMHIシステムズ / JR東日本ステーションサービス / ナイキジャパン / 東芝テック / 住友生命保険 / 川崎市教育委員会 |
| 表現学部 | 富士ソフト / JR東日本びゅうツーリズム&セールス / 明治安田生命保険 / 島村楽器 / 鳥羽水族館 |
| 経済経営学部 | 日産自動車 / 住友林業 / ユナイテッドアローズ / サントリービバレッジソリューション / かんぽ生命保険 / 日立プラントサービス |
出典:和光大学公式(2024年度卒業者実績)
日産自動車、住友林業、NTTデータMHIシステムズ、ナイキジャパン——知名度のある企業への就職実績がしっかりある。現代人間学部からは教育委員会への就職、経済経営学部からは金融・メーカーへの就職と、学部ごとに強みが分かれている。進学先にも早稲田大学大学院や東京藝術大学大学院、横浜国立大学大学院の名前がある。「人生終わり」と検索される大学の実態としては、思ったより選択肢が広いはずだ。
同偏差値帯の大学と比べると?
和光大学だけを見ていても相対的な位置がわからない。同じ偏差値帯の関東私大と比較してみよう。
| 大学名 | 偏差値帯 | 就職者割合(卒業者ベース) | 学費(4年概算) |
|---|---|---|---|
| 和光大学 | BF〜40.0 | 66.3% | 約465万円 |
| 東京国際大学 | BF〜37.5 | 68.2% | 約490万円 |
| 横浜商科大学 | 35.0〜37.5 | 89.8% | 約445万円 |
出典:各大学Kei-Net掲載データ(2024年度卒業者実績)/ 各大学公式学費情報
偏差値帯はほぼ同水準。東京国際大学との就職者割合はほぼ横並びだ。横浜商科大学が89.8%と高いのは、商学部のみの単科大学で全員がビジネス系就職を前提としているため。和光大学は表現学部(芸術・文化系)を抱えており、フリーランスや創作活動に進む学生が多い分、全体の数字は下がる。経済経営学部単体(73.4%)で比較すれば、東京国際大学とほぼ同等だ。
学費は4年間で約465万円。東京国際大学より約25万円安い。私大としては平均的な水準で、突出して高いわけではない。表現学部の芸術学科は実習費の関係で初年度140万円とやや高いが、4年間のトータルでは大きな差にならない。
「和光大学 人生終わり」と検索される背景
ここまでデータを見てきて、「思ったほど悪くない」と感じた人もいると思う。じゃあなぜ「人生終わり」と検索されるのか。
BF(ボーダーフリー)に近い偏差値帯は、それだけでネガティブに語られやすい。ネット上の大学序列ランキングや匿名掲示板では、偏差値の数字だけで「Fラン」とレッテルを貼られることがある。和光大学も経済経営学部の下限がBFという数字が一人歩きして、大学全体が低く見られがちな構造がある。
さらに、和光大学がある町田市は多摩地域の端に位置しており、都心の大学と比べてアクセス面で話題になりやすい。加えて、3学部構成の小規模大学であるため、マンモス大学と比較すると知名度で不利になる。「知らない大学=やばい大学」という短絡的な連想がされやすい環境だ。
でも、データを見ればわかる通り、和光大学の実態はその検索イメージとは異なる部分が多い。日産自動車や住友林業への就職実績、早稲田大学大学院や東京藝術大学大学院への進学実績——これは「人生終わり」では片づけられない成果だ。偏差値という1つの数字だけで、大学の全てが決まるわけじゃない。
まとめ ― 配られたカードで戦うために
偏差値だけ見れば、不安に思う気持ちはわかる。俺も同じだった。
でも、全然どん底なんかじゃない。日産自動車・住友林業・ナイキジャパン——和光大学からでも、行動次第でこれだけの選択肢がある。表現学部からはクリエイターとして独立する道もある。就職だけがゴールじゃない。
俺も偏差値37の大学から、今こうして普通に社会人として生きてる。ここからいくらでも変えられる。頑張ってほしい。
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